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第646話

作者: 桜夏
「もし過去に戻れるなら、わしは蓮司と美月の仲を裂いたりはせん。若い者たちのことは、好きにさせておくべきじゃった」

雅人はその言葉を聞き、それが新井のお爺さんの上辺だけの言葉だと分かっていた。

彼が美月を気に入っていなかったことは明白で、ましてや当時の仲違いを後悔しているはずがないからだ。

ここまで分かれば十分だった。事実の真相は雅人の予想を超えており、彼は自ら調査を進めることにした。

「新井のお爺様、お話しいただき感謝します。よく分かりました。どうかお体を大切になさってください。一日も早くご回復を願っております」

雅人はそう言って、通話を終えようとした。

新井のお爺さんが返事をする前に、蓮司がドアを押し開けて出てきた。雅人の声を聞くと、途端に足早になった。

「橘!」

蓮司はスマホをひったくるように奪い、大声で叫んだ。

「この馬鹿者が、何をしておる!失礼にもほどがあるぞ!」

新井のお爺さんは彼に怒り、罵った。

蓮司は聞く耳も持たず、スマホを持ったまま廊下へ出ると、問い詰めるように口を開いた。

「昨夜、なぜ警察に朝比奈を深く尋問させなかった?後ろめたいことがあるんだ
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コメント (2)
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タチコマ
美月を疑問に思い始めた雅人が密かに美月の髪の毛をゲットして再度DNA鑑定して早く真実に気付いほしいです。美月苛つく!
goodnovel comment avatar
child1028believe
雅人がちょっと美月を疑い始めたけど、妹だと言う前提は疑わないのね。 DNA鑑定用の髪の毛は事前に持ってきたものなんだからもう一度本人の髪から抜いて再鑑定して欲しい。 透子は血が薄そうだし輸血なんて事にならなきゃいいな。 病院関係者に殺人犯が紛れ込んでまた変な薬混入されて殺されるかも。 誰か真相に気付いて、美月の悪事を暴いて!
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