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第772話

作者: 桜夏
「たとえ高解像度のカメラに顔が映っていたとしても、本人特定は困難です。地道にナンバープレートを一つずつ調べるほかありません」

執事が報告を続けた。しかし、それだけの数の車を一つ一つ調べるのは大掛かりな作業だ。犯人がその場に潜伏したのか、すぐに走り去ったのかも分からない。

防犯カメラに映った顔は、精巧なマスクを被っていたため、本人確認のしようがなかった。

「人間の目なら見破れるかもしれませんが、防犯カメラではフレームレートに限界があり、専門的な技術で分析比較する必要がございます」

執事がそう報告すると、お爺さんの顔が険しくなった。

まったく、見事な手口だ。プロの殺し屋と何ら変わらない。事前に地形を調査し、乗り換える車まで用意していたとは。

前回の犯人もまだ捕まっていないというのに、またしても現れてまんまと事を成し遂げるとは。警察と新井家、双方の面目を丸潰れにされたようなものだ。

あれだけの人員を投入した結果が、何一つ成果なし。すべてが無駄骨に終わった。

しかし、彼もこれが捜査員の能力の問題ではないと分かっている。唯一の可能性は、相手が極めて狡猾で、偽装に長けているというこ
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ロックされたチャプター
コメント (4)
goodnovel comment avatar
タチコマ
同じ懸念してテンション下がります!
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eg dogoo
これ記憶喪失するパターンかな〜だったらイヤだな〜
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kotakeimama
雅人ーーーーーー...︎ どうする! ちゃんと、美月を細かく 調べなよ!Σ(-᷅_-᷄๑)
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