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第948話

Penulis: 桜夏
これほどの悪影響をもたらすゴシップだ。橘家が自ら動いたとしか考えられない。

橘家側も当然、この件に真っ先に気づいているだろう。そう思うと、大輔はわけもなく後ろめたい気持ちに襲われた。

暗黙のうちに『便乗』させてもらってはいるが、心は少しも休まらない。

……

蓮司と美月のゴシップが広まり始めた途端、国内外のプラットフォームは、驚くべき速さで完全に封じ込められた。

悠斗はすぐにその知らせを受け、奥歯が砕けんばかりに拳を握りしめる。

これほどの神速ぶり、特に海外サイトの動きは、間違いなく橘家が動いた証拠だ。

やはり、橘家は公にはしていないだけで、事実上、この『縁談』を認めている。

部下が、まだアカウントを買って投稿を続けるべきか尋ねてくる。悠斗は、怒りを押し殺した声で吐き捨てた。

「無駄だ。今さら火に油を注いでも、橘家をさらに本気にさせるだけだ。後始末は完璧にやれ。尻尾は掴ませるな」

部下が承知したのを確認し、通話を叩き切る。

悠斗は立ち上がり、行き場のない怒りに任せて、そばにあった椅子を蹴り飛ばした。

蓮司には橘家という後ろ盾があり、あの美月は蓮司に心底惚れ込んでい
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