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第363話

Auteur: 小春日和
翌日、真奈は帳簿上から1000億円をそれぞれ株式を手放した取締役たちの口座に送金した。

そして、瀬川グループは正式に破産を発表した。

そのニュースは瞬く間に世間を駆け巡り、各メディアが競って報道。真奈本人のコメントを求めて、連日取材合戦が繰り広げられた。

その日、真奈は専用車から降り、Mグループへの出勤のためエントランスへと歩いていた。メディアの記者たちは彼女の周囲に群がり、マイクが今にも顔に届きそうな勢いで突き出される。

「瀬川さん、瀬川グループの破産について、何かコメントはありますか?」

「瀬川会長が数十億円を横領し、200億円の公金流用があったと報道されています。長期刑は免れないとのことですが、これについてどうお考えでしょうか?」

「瀬川さん、冬城総裁との復縁が噂されていますが、事実でしょうか?」

……

記者たちの質問が次々と飛び交うが、真奈は一切立ち止まらず、静かにMグループの社屋に向かって歩みを進めた。

「申し訳ありません、社長は現在、取材対応はしておりません!」

大塚がすぐさま記者たちを制止に入る。

その中の一人の記者が言った。「今、瀬川家は破産しまし
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