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第458話

作者: 小春日和
まずは、彼女のお腹の中の子供から手をつけることだ。

「浅井さん、こちらへどうぞ」

メイドが自ら浅井を二階へ案内した。

浅井は拒むこともできず、やむなく二階へ上がった。

二階に着くと、浅井はすぐに逃げ出そうとしたが、すでにメイドがドアに鍵をかけていた。鍵は外側から差し込まれていて、内側からはどうしても開けられない。

「開けて!開けて!」

浅井がどれだけ必死にドアを叩いても、メイドは外から静かに言った。「総裁のご指示です。浅井さんはゆっくり休んでください。すぐに医者を呼びますので、それまでお休みになってください」

遠ざかる足音を聞き、浅井みなみ心底から恐怖を感じた。

医者……

出雲はいったい何をしようとしているのか……?

浅井は慌ててスマートフォンを取り出し、冬城に電話をかけようとした。しかし、何度かけても繋がらない。

浅井の顔が真っ青になった。

冬城は彼女をブロックしていた!

浅井は次に中井に電話をかけた。だが、中井までもが彼女をブロックしていた。

警察に助けを求めようにも、出雲の力を前にしてはどうにもならない……

浅井がどうすればいいのかと頭を抱えていたそのとき、突然、部屋のドアが開いた。

出雲が部屋に入ってきた。どうやら田沼会長を早々に帰らせたらしく、ゆっくりと浅井に歩み寄ってきた。「まさか……お前がまだ俺を裏切るつもりでいたとはな」

出雲は浅井の髪をつかみ、そのまま床に押し倒した。

「あっ!」

浅井は恐怖で全身を震わせながら叫んだ。「出雲総裁、私が悪かったです!お願いです、許してください!」

「冬城のところに行ったのが、お前の最大の過ちだ」

出雲は浅井を床に押さえつけ、そのまま荒々しく地面に擦りつけた。

浅井は無惨に押さえ込まれ、そこには一片の尊厳すら残っていなかった。

「わかりました……出雲総裁……もう二度としません……」

必死に懇願しながらも、浅井の体は恐怖に震えていた。出雲の手がそっと彼女の腹に触れる。瞬間、浅井は言い知れぬ恐怖にとらわれた。

「この子さえいれば、瀬川真奈に代わって冬城夫人になれると思ったのか。寝言は寝て言え」

「あっ!」

出雲は浅井を強く床に叩きつけた。浅井は恐怖でソファの隅へと身を縮めた。

出雲は冷たく言い放った。「浅井、自分の立場をよく覚えておけ。お前は田沼夕夏の名を騙ったただの
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