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第791話

Author: 小春日和
真奈の言葉が終わると同時に、桜井の体が硬直した。

真奈は言った。「あなた、私と年が近いでしょ。立花があなたを側に置いているのは、あなたの思慮深さのせいじゃなくて、他に利用価値があるからよ。だって、私が楠木達朗の話をした瞬間、あなたの表情が明らかにおかしくなった。自分の感情すらコントロールできない小娘が、立花家でそんな高い地位にいるわけないでしょ?」

「そんなこと……」

桜井は唇を噛んだ。反論の余地がないことは明白だった。

真奈は桜井の前に歩み寄り、言った。「楠木静香は楠木家のお嬢様だけど、実際は私生児に過ぎないのよ。ずっと体を使って楠木家と立花のために利益を得てきた。でも、立花は、楠木静香が将来コントロールできなくなるのを恐れて、あなたを側に置いた。私の言ってること、合ってるでしょ?」

桜井の顔色が険しくなり、真奈は自分の予想が当たっていたことを確信した。

「聞いてもいい?立花家にいる本当の理由、何なの?」

桜井は歯を食いしばりながら、真奈を見つめて言った。「私の母は、立花家が洛城の上流階級に仕えていた遊女でした。その後、楠木達朗が金を出して母を買い取り、外室として養って
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