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第 110 話

Author: スイカのキノコ
尚吾は微笑んだだけで、それ以上は何も言わなかった。

昼食を終えたあと、尚吾は家を後にした。

真依はおばあさんの足首に丁寧に薬を塗っていた。

本当は、そのまますぐ番組の現場に戻るつもりだった。ところが、思いがけず瀬名祖母から電話が入り、「ある薬局で待っていて」と言われたのだ。

真依は尚吾にメッセージを送ったあと、指定された場所へ向かった。

薬局の前に到着すると、真依はすぐに、入り口のあたりを行ったり来たりしている瀬名祖母の姿を見つけた。

瀬名祖母は真依を見つけるや否や、すぐに駆け寄ってきて、その手首をつかみ、薬局の中へとぐいっと引っ張っていった。「この間ずっと、あなたのために腕のいい漢方医を探し
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