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第 113 話

Penulis: スイカのキノコ
瀬名祖母は、どこか投げやりな口調で答えた。「はいはい、わかったわよ。ふじさきっていう苗字しか知らないの。どの漢字かまではわからないけど、真依が持って帰った薬のパッケージに連絡先が書いてあるはずよ。見てごらんなさい」

「姓すらはっきりしない相手に、鍼を打たせたのか?」尚吾の血が一気に頭に上り、その言葉を吐き捨てるように言うと、すぐに電話を切った。

そして振り返ると、ホテルの客室に戻り、真依のバッグを探った。

バッグの中には、タブレットと身分証、鍵などが入っていたが——薬のパッケージと呼べるものは、どこにも見当たらなかった。

尚吾の表情は、すっかり凍りついたように冷たくなっていた。

彼は静かにソフ
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