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第 46 話

Auteur: スイカのキノコ
翌日――

真依がゆっくりとベッドから目を覚ますと、隣にはもう誰もいなかった。

「真依、起きたのね」寝室のドアが開く音に気づいた氷川祖母が、ソファから立ち上がって声をかけてくる。そしてそのままキッチンへ向かい、孫娘のために朝ごはんを温めに行った。

「尚吾は?」真依はぼさぼさの髪をかき上げながら、玄関に並んでいたはずの革靴がなくなっているのに気づく。

「尚吾は朝早くに朝ごはんを買いに出て、そのまま出かけたのよ。起きたらちゃんと食べるようにって、言づけてたわ」

氷川祖母は、キッチンから手際よくサンドイッチと温めたミルクを運んできて、テーブルに並べた。そして、期待を込めたまなざしで真依をじっと見つめる
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