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24.白蝶草 - 3

last update Last Updated: 2025-11-14 11:00:56

「潤さん。今日お会い出来るとは。

 アイテールの一件、俺の監督不行届大変申し訳ございませんでした」

「はぁぁあ !? てめぇ ! 本気で言ってんのか !? 」

「本気です。ダウンロード、売上一位のジャンク ダックの音楽が欠けるという点では、アイテールの企画、もしかしたらコケるかもしれませんし」

「知らねぇよ。こっちはもう出禁になってんだから」

「ですが………才能は別だと思いませんか ? 」

 意味深な彩の言葉に潤も一度矛先を納め椅子に座る。

「てめぇ。心にもねぇ事よく言うな」

「さすがにMANAMIをどうこうするのはもう無理でしょう。

 ですが、プレイヤーは必ずゲーム内で『ジャンク ダック』を求めてくる日が来る。確実です」

「な、なんか気味悪ぃ……。どういうことだよ」

「ジャンク ダックさんは曲も飛び抜けて売れてる上に、トークが鋭く頭の回転が早く会話の切り返しが上手いですよね」

「お前、俺をアイテールから出禁にさせといてマジでよく言えるな」

「出禁にさせたのはMINAMIですよ。

 ですがまだ可能性が。

 ミミさんの楽曲提供です。これを潤さんがやればいい」

「無理だろ ! 」

「いいえ。出禁になったのはあくまで、ジャンクダックでしょう ?

 ……俺が言うのも癪ですが、ジャンクダックはかなり高レベルですが、ぶっちゃけ作詞も作曲も潤さんです。

 ソロ活動すればいいんですよ。

 そしてミミさんの曲を担当すれば、まだアイテールの介入に可能性があるかもしれません。

 提供相手が恋人なら問題もないでしょうし」

「それで南川が許可出すと思うか ? 」

 こればかりは賭けだが、キリを潰しに掛かられるより余程、目先のタスクで行動を縛れるはずだ。

「俺の方から、MINAMIとうちの仲介人に話をしてみます。上手くいく保証はありませんが、潤さんの才能は勿体ない。それはアイテールだって分かってるはずですよね」

「じゃあ
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