Share

第1話 「ボクとエッチしてください!」 ②

Author: もふねこ
last update Petsa ng paglalathala: 2026-07-10 12:07:05

そんなくだらない事を考えてたら、何だかちょっとムラムラしてきた。

ダンボールに入れた『おひとり様ソロ活セット』をベッドの下から出す。

ローション、ゴム、厳選した大人のオモチャが色々と入っている…。

今日はこの、スイッチオンで中を掻き混ぜてくれる太めのにする。もう後ろを使わないとイケ無い身体になってしまっている。

ゲイビの言葉責めが得意なちょいSな、好きな攻め様をセット、こんなオレを可愛いネコ化にしてくれるお気に入りの攻めサマだ。ヘッドホンを、付けて準備完了!

後ろに入れたウインウインと奥を掻き混ぜ小さなフックが前立腺を刺激する。没頭し、喘ぎ声を死ぬほどガマンしながら、乳首を弄り、攻めサマの腰付きを見ながら合わせて腰をカクカクして前を扱く。最後は攻めサマの『イケッ!』というお許しが出たら出す。

これがオレのルーティンみたいなものだ。

「……マジで、誰かオレに突っ込め〜〜っっ!!」

心では大きく叫んだが、壁の薄さを考慮して、小声の叫びだったりする。

出した白い物をティッシュで拭いていると、何となく視線を感じた。一瞬ドキッとして、気配のした玄関の方を見たが特に誰も覗いている風は無かった。

***

オレは引っ越してきて、この一週間、この見られている気配を何度か感じた。特に、2日に1回のソロ活中は顕著だった。

ちょっと気持ち悪い気もしたが、今日も今日とて、貯金は貯まらずとも仕事のストレスは溜まり、オレの若いリビドーは下半身に溜まる。

また独りソロ活に励もうと、下を脱ぎローションをまとわせた時だった……───。

***

「……あの、ボクとエッチしてください…」

──はい!

ここでオレの大ピンチの冒頭へ戻る───!

オレは下半身裸ローション付きでイケメンに迫られていたのである!!

『返り討ちにしてくれる!!』何て気概は何処へやらだった…。

恐怖と緊張と、あ、普通に気温も高いことで汗が止まらない。

「…キ、キミ、どこの誰…?オ、オレなんて襲ったって、金目の物も無きゃ何も出ないぜ。…あ、えと、『何か』は出るかも…白い何か…、あ〜、何言ってんだオレ⁉」

激しく混乱している。

「…あの、ボク、智也さんみたいな男らしくカッコイイ人を組み敷いて抱くのが夢なんです。……智也さんが引っ越してきてからずっと気になって見てました!この前『誰かオレに突っ込め〜』って仰ってて、思い切って出てきました。…ボクの童貞を貰ってください!よろしくお願いします!」

深く頭を下げた。たまたま四つん這いで迫って来ていたため、頭をベッドに擦り付けた形になり、深々と土下座で懇願している。

コイツは何を言い放ったと思ったが『イケメンがオレを組み敷きたい』だとぉ〜!!え?そこ『組み敷きたい』って表現、Sな香り漂うよねえ?

処女なオレと童貞のカレ。

処女×童貞ってシチュ、オレ大好物やねんけどっ♡♡

いやはや、良く考えたら願ったり叶ったりなのではと思えてきた…!

…いや、待てオレ!!

Patuloy na basahin ang aklat na ito nang libre
I-scan ang code upang i-download ang App

Pinakabagong kabanata

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第13話 幽体離脱!?ボクたち入れ替わってるぅ!? ⑤

    「出れるどころか、何か一体感を持ってきてる気がする…」 「そうかぁ、それはヤバくなってきたな…。うーん…」 そのまま何も浮かばないまま沈黙が過ぎた。 「あのさトラ、どうにか出来るのかは知らんが、これは影山くんに相談してみるのがいいんじゃないか?」 「ああ、確かに!影山さんだったら良い方法知ってるかもしれないね」 藁にもすがる思いで影山さんに連絡を取ることにした。 智也くんはスマホも上手く触ることが出来ず、ボクが智也くんのスマホからLINEを入れた。すると、直ぐに返事がきた。 「何処まで力になれるかわからないけど、すぐに来てもらって構わないって」 「おしゃ、善は急げだ。行くぞトラ!」 ボクたちは満月に照らされた夜道を、影山さんの自宅へ急いだ。 *** 「あら、性懲りも無くまた来たのね」 涼《すず》くんからの第一声だった。 「ど、どうも、こんばんは」 「よっ!影山くん、涼《すず》ちゃん遅くに申し訳ない」 「同じ顔の男が二人いるって何?涼《すず》ちゃんとか馴れ馴れしいっ」 フンと鼻を鳴らしてそっぽを向いた。 「涼《すず》、言い方。来るって説明しておいたろう。すみません、気にしないで下さい。悪い子ではないんです」 涼《すず》くんは相変わらず妖艶で美しく横柄だった。けれど、嫌いだとは思えなかった。彼の表現は露骨だけれど、ただ想い人だけがいてくれたらいいという、そんな素直な気持ちはボクにも

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第13話 幽体離脱!?ボクたち入れ替わってるぅ!? ④

    智也くんは悲鳴とともに、トイレのドアにまるで挟まるかのように下半身だけ引っ掛かった。 「かぁーっ!ダメだった!いや、半分成功か!」 「智也くんホント、何やってんのっ!」 「下半身だけハマってエッチな展開になるとかあるよな?幽霊なわけだし、準備いらなくね?あら便利!わはははっ!」 ボクはバカなことばかり言ってる智也くんの尻をバチンと叩いた。 「…してあげてもいいけど!ボクが智也くんの童貞を智也くんで捨てることになるけど!?」 「ケツ叩くなって、いてぇよっ!それにな、オレの童貞捨てんな!それはダメなヤツだ!早くオレを引き抜け!」 「全くもうっ!」 智也くんの腰をがっしりと掴んで引っ張った。 思った以上にしっかりハマっている。 「抜けないっ。ちゃんと、通り抜けれるって心から思って!」 「思い込みの問題か!?」 「そこ意外と大事だから!ほら、いくよ!せーーのっ!!」 力いっぱい引っ張ると、思いの外簡単にスポンと抜け、抱き留めた。 「ふあっ!良かった、智也くん抜けた〜!」 「マジサンキューな。体から抜けるどころか、ドアに挟まって永遠の時を過ごすとか、地獄すぎるよな。まったく危なかったぜっ」 「本当に…。こんな筋肉ガチガチの智也くんの腕を持ってしても、抜けないなんて怖かったよ」 「力だけの問題じゃないんだなー」 「ホント、こんなに筋肉質でさ…」 「トラ、オレの体すげぇまさぐるじゃん!」 「あ、ごめんつい、カッコ良くて、へへへ。ボクとはまた違う筋肉だなって」 細くてもしっかり溝の入った智也くんの腹筋を撫でながら話した。そのまま手を上へ忍ばせる──。 「こら、手を胸に持っていくな!エロいエロい!その手つき!自分のその姿見るのは複雑だからな〜」 「ちょっとだけでも、智也くんの体の感覚知りたいかも」 「明らかにオマエが知らない感覚はケツの中だけだろ。そこの体感は知らんでいい。そこトラが癖になったらオレが困る。突っ込んでやることはオレは出来んからな!」 「…ボクそこまで言ってないんだけど。ボクもバリタチでいきたいと思ってるので…、ふふふ」 「オレも今後ともバリネコでいく所存、ふははっ!」 二人して笑いが込み上げてしまった。 「バリタチもバリネコも、先ずは元に戻らないことにはど

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第13話 幽体離脱!?ボクたち入れ替わってるぅ!? ③

    *** はてさてどうしたものか…。 どうにも智也くんの体の中から出ることが出来なかった。 横では智也くんが「水を飲めるかチャレンジ!」なんて言ってコップを持つところから苦戦している。 「トラ、いつもあんなにはっきり存在感があって、当たり前に触れることが出来て、飲み食いまで出来るって相当すごいってことがわかったぞ」 「確かに、今霊体になってる智也くんは透明感があって、軽そうで、いつものボクとは随分違う感じだよね…。幽霊らしさのある涼《すず》くん寄りというか…」 「だよなー。何なら涼《すず》くんの方が存在感しっかりあったよな。あの子は別の意味でも存在感あり過ぎだったけどな」 「ふふふ、それもあるね。……それにしてもボク智也くんから出れない…」 ボクは頭も体もをブンブンと振ってみたが、やっぱり駄目だった。 腕を掴んでみたり首を掴んでみたり、何の手応えも感じない。 そろそろ本当に危機感を覚えてきた。 「智也くん、どうしよう」 「…トラだったら、オレの身体をやってもいいけどな」 「そういう問題じゃないでしょ!?ボク智也くんになって生きたいわけじゃないし、そんなことになったら智也くんどうなっちゃうのっ」 「トラ、ごめんごめん。落ち着けって。…半分本気だけど、このままが正解じゃないのはわかってるよ」 「ボクは智也くんと一緒にいたいんだ」 「トラ、それはオレも同じだから。うーーん……。ま、一先ずオマエは何か食え」 そう言うと、買ってきた夜食の入ったコンビニのビニール袋を指さした。 「こんな時に、そんなの後で──」 と思ったら、ぐーーっとお腹が鳴った。 「めっちゃ腹空いてたんだよね、オレ!アメリカンドッグ冷める前に、オレの胃袋を満たしてやってくれ」 「ふははははっ。本当に智也くん緊張感なさ過ぎ!でも、確かにお腹すいてる。ふふふ」 「な、腹が減っては戦はできぬってな!」 「ふふふ、智也くんオーバーだな。でも、何かこんな風にお腹が空いた感覚久しぶり!」 ボクはアメリカンドッグにケチャップとマスタードをかけてパクリと食べた。 「っっ!!美味しい!こんなに美味しかったっけ!?」 「アメリカンドッグ一つでオマエもいい加減オーバーだな!」 「幽霊で食べてた時とは違うんだよ。生きてるって違

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第13話 幽体離脱!?ボクたち入れ替わってるぅ!? ②

    「ああっ!ボク智也くんの体から抜け出さないと智也くん戻れないよね!?」 「そうだけど、これはこれでちょっと面白いな!何かオレ、浮けちゃうんだが!やっほ〜い!」 フワフワとボクの上を一周して見せた。 一方ボクは、智也くんの体から上手く抜け出せなかった。 「智也くん、きっと長い時間このままは不味いと思うんだ。とにかく一旦家に帰ろう」 「確かに戻れないのも困るな。自分の身体相手にエッチするとかムリだな!」 「智也くん、そこ!?」 「そこ重要!オレの生きる糧だからな!ふははっ!」 「呆れると言いたいところだけど、ボクも一理あると言わざるを得ない…。とりあえず、家に」 そう言ってボクは、フワフワと頼り無く浮いてる智也くんの腕を掴んで歩き出した。 少し落ち着きを取り戻すと、智也くんの力強い鼓動、体の温かさが、生きていた頃の自分を思い出させた。 歩く度に足の裏に感じるずっしりとした体の重みや、頬を撫でる風の温度も全てが懐かしいものだった…。 幽霊になってから感じていた全ての感覚は、フィルターが掛かったように曖昧な中で存在していたことをまざまざと感じた。 本物の命の重みが少し辛く感じた。 「なんかオレずっと掴まれてフワフワしてて風船みたいじゃね?そして移動が楽すぎる!わはははっ!」 「智也くん、こんな状態になって心配にならないの?」 「心配しないワケじゃないけどな。いつもその時その時を楽しもうと心に決めてんだ」 「ポジティブにも程があるよ!ふふ」 「まあな。ばぁちゃんが死ぬ前に言ってたんだ。『どんな時でも楽しんだもん勝ちだぞ』ってな!程があるポジティブはばぁちゃん譲りってこと!ふははは!」 「…素敵なおばぁちゃんだね…」 ボクは笑顔で、思わず滲んだ涙を指で拭った。 「トラはすぐ泣くな」 智也くんはボクの頭を優しく撫でた。 「これ、オレがオレの頭撫でてる変な感じだな。ふふふ」 「中のボクにはちゃんと伝わってるよ。それにしても、生きてる頃のボクは滅多に泣いたりなんてしなかったんだけどな…」 「頼りになるオレに出逢ったからなんじゃねぇ?」 「ふふふ、そうかもね」 そんな話をしてるうちに、ボクたちのボロアパート、基《もとい》、愛の巣に着いた。

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第13話 幽体離脱!?ボクたち入れ替わってるぅ!? ①

    ある満月の綺麗な夜だった。 今夜は智也くんとお散歩がてらコンビニへ行き、夜食になりそうなホットスナックに、お菓子を買い込んだ。 帰りの裏道には人はほとんどおらず、車も滅多に通らなかった。ボクは歩道からはみ出し、悠々と智也くんと手を繋いで歩いていた。 「帰ったらゲームする?映画観る?」 「両方って手もあるよな〜」 「それは贅沢な!…ボクとしては折角の週末だし、どちらかにしても智也くんとイチャイチャしたいんだけどな…」 「そこはオレの中では入れ込み済み。ゲームは長く出来ないかもな」 「入れ込み済みなんだ!ふはは」 笑った途端、ボクは眩しくて目を凝らした。車のヘッドライトがボクを照らし歩道側に膨らむように向かってきた。タイヤの鳴る大きな音が間近に響いた。 その瞬間智也くんはボクを歩道側に強く引き込みながら体勢を崩し二人の体は縺《もつ》れるように倒れた。ボクを庇った智也くんが電柱に頭をぶつけた──。 気付くと、痛みと同時に意識が朦朧としていた。 「……いっつうっっ…」 ボクと智也くんの声が重なった。 車は方向を立て直したのか、何処にもぶつかることなく走り去っていた。 「トラ、大丈夫だったか?」 「智也くんの方がだよ。ボクは幽霊なんだから、車が体をすり抜けていくだけだよ」 「うわっ、そうだよな。あの瞬間もうトラが轢かれる!危ない!ってなって反射的に動いてた」 「ボクを庇ってくれたんだね、その気持ちが嬉しいよ。…それにしても、何でこんなに痛いんだ…?」

  • 「ボクとエッチしてください!」〜オレがイケメン童貞に迫られた件〜   第12話 DomになりたいドM猫♡智也 ⑤

    *** 2人でシャワーを浴び、シーツも取り替え、ほっとしてベッドに入った。智也くんの居場所はいつも通りボクの腕の中だ。 「智也くん、今日は一段とエッチで可愛かったね」 「オマエ、冷静になってから感想を述べるな!」 智也くんの顔が一気に赤くなった。 その可愛さにわざと意地悪に並べ立てた。 「だって、下からのアングルも初めてだったのに、挿入《は》いった瞬間に出しちゃうし、ビシャビシャに吹いちゃったり。トコロテンに潮吹きなんて、彼氏冥利に尽きるなって。ずっと中イキしてたみたいだし、沢山気持ちよくなってくれて嬉しい」 「オマエ、いちいち説明すんなっ!恥ずっ」 智也くんは、顔をボクの脇の下に隠すように潜った。 「Dom失敗な智也くんも可愛かったね、ふふふ」 ボクが笑ったら、横っ腹をギュッとつねられた。 「痛たっ!」 「調子に乗ってんな!それに、オマエな、キスマ付け過ぎ!」 「そんなの、調子に乗るよ。ボクの仔猫ちゃんが何でも言う事を聞いて、エッチな姿を晒してくれるなんて夢みたいでしょ?…あ、ヤバイ。さっきの智也くん思い出したら勃ってきちゃった」 「さすが体力性欲無尽蔵オバケ」 「オバケってひどい!智也くんなんてさっき何回も痙攣して中イキしてたクセにぃ!ボクは今日1回しかイッてませんからっ」 「うっ、確かに…。そしたら、今度こそオレがDomになりきってオマエを掌の上で転がしてやる!」 「ふはははっ!智也くんまだ諦めてないの?ふふふ」

Higit pang Kabanata
Galugarin at basahin ang magagandang nobela
Libreng basahin ang magagandang nobela sa GoodNovel app. I-download ang mga librong gusto mo at basahin kahit saan at anumang oras.
Libreng basahin ang mga aklat sa app
I-scan ang code para mabasa sa App
DMCA.com Protection Status