LOGIN「ボクとエッチしてください!」 見知らぬイケメン童貞に迫られる!? おひとり様人生を謳歌していた23歳・智也。引っ越した先のボロアパートで、ある晩突然“童貞でイケメン”の青年・トラに遭遇。 見知らぬ相手の大胆すぎるお願いに、猛然と戸惑う智也だったが──。 "初めまして"から始まる予想外の恋と欲望の幕開け! そして一夜の熱い出逢いが、思いがけない切ない“余韻”に…?
View More*** 「智也、Strip & Present」 ボクの一言でTシャツを脱ぎ、ボクサーパンツも脱いだ。 ラグの上で仰向けになり全てが露《あらわ》になるように開いてボクに見せた。 「Good Boy。もうそんなにちんちん 勃《た》たせちゃって可愛いね」 こういう時、少し恥ずかしそうに顔を背けるのがまた可愛い。 少し扱いてあげるだけで先端からは透明な液が漏れ出る。 「うぁっ…、トラの手気持ちいっ…」 初めましてで智也のを握った時も、喜んでくれたのを思い出した。 「ねぇ、ボクも気持ちよくしてくれる?」 智也はコクコクと頷いた。 ボクは膝立ちで下着を下ろした。 「智也、Lick」 下半身を突き出すと、智也は座ってボクのモノを嬉しそうに舐めた。丁寧に隅々まで舐めると、口いっぱいに咥え、唇を窄め頭を上下させた。 「はぁ…、智也、気持ちいいよ、上手。Good Boy」 必死な智也が堪らなくなる。手を伸ばし、智也の胸の粒を指先で転がしては摘むと、顔を歪ませて動きが一瞬止まる。 「あっぅっ、…トラ、ちゃんと舐めれない…」 「感じちゃって可愛いね…。もう欲しそうに腰が揺れてるよ」 「言うなっ」 こういう時、ちゃんと恥ずかしそうになってるのが可愛い。 でも結局ボクの言うことも、することも全て受け入れる。
ホカホカになってお風呂から出てきた智也くんが神妙な面持ちでボクの前に正座をした。 「どうしたの?智也くん?」 「あのな…、オレ、…Domに目覚めたかもしれん!」 「ええ?DomってSMで言うSみたいなものだよ?この前だって、やっぱりSubはオレが!みたいに言ってたよね?」 「わかってる。でもな、影山くんに借りたマンガ読んでたら、オレの中にあるDom性がフツフツと湧いてきた気がしてるんだ」 「う〜ん…。でも、猫なの?」 「そうだな、そこは譲れないとこだからな」 何やら格好付けて返ってきた。 「Domで猫なんだ…?」 ボクは顎に手を当て目をパチクリさせた。 「そう、Domで猫」 「ふふふ、本当に?」 ボクは真面目そうな智也くんの顔を見て笑ってしまった。 「だからさ、試しにもう一度オレにDomをやらせてくれ!」 智也くんは正座し祈るように手を合わせボクに懇願した。 「ふふふ、しょうがないな。いいよ。この前ボクおすわり上手だったでしょ?Subやってあげる」 そんな話からいつもとは逆転のプレイが始まった。 「まずは、そこでStay」 この狭い部屋でわざわざボクは部屋の隅に追いやられ、コマンド通り大人しくそこに留《とど》まった。 智也くんは数歩先のベッドに座った。 「トラ、Come!」
するとその手を智也くんは掴んで止めた。 「ト、トラずりぃぞ!subはオレがやる!それにオマエ、Subのフリしてオレに命令してただろ!?目つきがもうDomだったからな!」 「ふふふ、バレたかぁ!智也『Good Boy』」 ボクは頭を撫でてあげた。 「え!?『Good Boy』って、トラ知ってたな!」 「へへへ、そのくらいの知識はねぇ〜」 「またオレが寝てる間にネットでかー?」 「この前智也くんもBL読んだことあるって言ってたから読んでみたよ。ハマりそう」 「そこは沼るだな」 「同じことでしょ?」 「同じであって同じじゃないみたいな…?」 「そうなんだ?」 「これは詳しくは影山くんだな」 「だね。涼《すず》くんのことも気になるし…」 「また会いに行ってみてもいいよな」 「うん、そうしようね。…さ、ご飯にしよ!」 ボクは立ち上がって、ガスコンロに火を点け、お玉で味噌汁をひと混ぜした──。 いつもの小さなテーブルを2人で囲んで夕飯を食べ、時々ぎゅうぎゅうになって一緒にお風呂に入る。 そしていつものように、2人には狭いベッドに、重なるように入り込む。ボクの腕の中には必ず智也くんがいる。 「智也くん、大好きだよ…」 「オレも大好きだぞ、トラ。どうした、改まって?」 「ううん、ただ幸せだなーって思っただけ」 「そうだな。オレも毎日幸せだ」 「ふふ、おやすみ智也くん」 「おやすみ、トラ」 ボクたちはおやすみのキスをして、また明日会える日を楽しみに目を瞑る。 そしていつか、「おはよう」を言える日がくることを、ボクは願ってる──。 「Domに
「う〜ん、いい匂い。…これは、きっと生姜焼きだな」 「え、すごい智也くん!3日連続で当たりだ!ワンコ級の鼻の持ち主だね!ド猫ちゃんなのに」 「犬ほどじゃねぇけど、猫も鼻がいいらしいぜ」 「そうなんだ!じゃぁ、『虎』はどうだろうね?」 「野生の猫科なんだから、相当いいだろうな。でもトラはワンコ系だよな。あー、でもすぐプイッとするところは猫系か!ふははっ」 「ふふふ、ボクたちの会話こんなのばっかだ」 「まぁ、後でふか〜〜いコミュニケーションとるからいいんじゃねぇの?」 「え?あーー!智也くんのエッチ!」 「トラ、ニヤついてんなよ!」 「に、ニヤついてなんかないよ!ほら、ご飯早く食べてお風呂お風呂!」 「急に急かすのな!」 「そんなことないしぃ〜」 ボクは口を尖らせ明後日の方を見た。 「お、そう言えば今日の影山くん、目の下にすごいクマ作って来てたぜ。影山くんの方こそ身体大事にしろよって言ってやったよ!」 「やっぱり涼《すず》くんが原因かね…。あの子生力吸い取っちゃいそうだよね」 「それも勿論あるらしいけど、昨日はBLマンガ読んで寝るの遅くなったらしい!」 「そうなんだ…、てっきり…」 「それでな、影山くんお勧めのBLマンガ借りたんだ。Dom/Subっていう設定があるらしい」 「ドムサブ?SとMみたいな?」 「まぁ、そうなんだけど、趣味や趣向じゃなくて、生まれながらにして持ってる第二の性らしい」 「何だか面白いね」 「その中に、コマンドっていう命令用語があるんだが…例えば『Kneel』」 ボクは犬のように座って見せた。 「あ!こら!トラがSubになってどうすんだよ!」 「智也、他にはどんな?」 「ど、どんなって…」 「ほら、言ってごらん、智也」 「え、あ…『Strip』」 「ちゃんと言えたね、智也、いい子」 ボクは言う通りにシャツのボタンに手をかけゆっくりとはずしだした。