ミサキの言葉を聞いたマサトは、静かにミサキの頭を撫でた。「だったら……仕方ないだろ……。無理やりだったんだし……脅されてたんだから。それに……俺だって無理やり触られたら気持ち良くなっちゃうと思うぞ? それに射精もすると思うぞ」 マサトは、淡々と、どこか自分を卑下するような口調で言った。その言葉は、ミサキを責めるどころか、彼女の心を癒すかのように、優しく響いた。 マサトの言葉に、ミサキは驚きながらも、思わず笑みがこぼれた。「え?……マサトくん? あはは……優しすぎるよ。そんなことがあったら、わたしなら……嫉妬して怒っちゃうかもだよ」「でも……マサトくんに悪いって思っちゃう……他の男の人とエッチしてたんだよ?」「ってか……あの先輩は、嫌がってるミサキを無理やりエッチしてきて、ミサキを物と同じ扱いをしてきたんだろ? 普通、嫌がってたら止めるだろ。だったら……あいつも物と同じだろ」 マサトは少し考え込むように言葉を探し、ゆっくりと続けた。「えっと……なんていうか……あいつをオナニーをする道具だって思えばいいんじゃないか? それで気持ち良くなってイッちゃったって思えば、気が楽だろ。俺は、そう思うことにした」 え? あ……そうだね……。物扱いされてたね……。エッチが終わったら放置されてたし、エッチされる道具だった。ミサキはそう考えると、少し気持ちが楽になった。「うんっ。そうだね……ありがとう……」 ミサキは涙を拭い、マサトに微笑んだ。彼の言葉は、ミサキの心を縛っていた鎖を、一つずつ解いてくれるようだった
最終更新日 : 2025-08-12 続きを読む