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111.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑭

「あたしは……嫌です」「えっ?」「契約は……嫌です。社長と、ちゃんと恋愛したいです」「逢沢……」だから、あたしは、最初から可能性を狭めるのは嫌だ。「契約じゃなく、お試しでもいいです。とにかく、一度二人で始めてみませんか?」「え?」「あたしは、社長に本気で好きになってもらいたいです。っていうか、絶対好きにさせます!」「ハハ。なんでそんな男前なんだよ、お前」「だって、社長がどういう好きかわからないなら、あたしが頑張るしかないじゃないですか」「まぁ確かに。お前そういうの得意だもんな? 推し?だっけ。そういうの普段から慣れてるだろうし」社長は、推しじゃないんだけどな。もうちゃんと好きな人なんだけどな。「なら。いいですか? あたし頑張っちゃって。絶対、社長に本気で好きになってもらいたいんで」「……わかった。じゃあ、とりあえず始めてみるか」「ホントですか!?」「あぁ。オレもお前と、本気で恋愛してみたくなった」「社長……!」「ならオレもそういう感じでいくから」「そういう感じって!?」「今までは、まだなんとなく社員で預かってるカタチだし、恋愛じゃないって思い込んで割り切ってたけど、ちゃんと恋愛として始めんなら、お前との接し方もそれなりのもんに変わってくるだろ」「それなりのもん……とは……?」「は? それ言わす? んなの、男と女の関係に説明なんていらねぇだろ」「えっ!? そういうことですか!?」「それならそれで遠慮しねぇからな」「へっ!?」「何? 覚悟ねぇならやめる?」「いや、やめないです! 大丈夫です!」「フハッ。冗談だよ。んな、顔こわばらせなくても大丈夫だから」「えっ、冗談……ですか?」「ってことに今はしとくわ(笑)」「えっ、どっち……!?」「まぁ、徐々にオレに慣れてけよ(笑)」「はい。了解です……」えっ、じゃあ、これは社長とおつき合いを始めるってことでいいんだよ……ね?「あの……。一応確認させてもらっていいですか?」「何?」「これは、これから社長とおつき合いを始めさせていただける、ということでよろしいでしょうか……?」「え? 何、仕事の確認?(笑)」「いや、まぁあたしにはそれくらい重要な確認事項でありまして……」「ん~。じゃあ、それは一度持ち帰って考えさせてもらっていいかな?」「はい!?」「ハ
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112.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑮

「あの。これからあたしは全力で社長に好きなこと伝えていってもいいのでしょうか?」「そうしてくれるんじゃなかった?」「はい! それはそうなんですけど。あの……。なんで……そこまで契約にこだわろうとしてたんですか……?」「……その方が、全部お前が自由になれんだろ」え……? どういう意味……?「ほら……契約ならさ。お互い好きになれなくても傷つかずに済むだろ」「……それは、うまくいかない前提だったってことですか……?」「そういう訳じゃないけど……。でも……。本気になるかもしれないからこそ、オレは契約という形にこだわりたかったっていうか」歯切れの悪い社長の返答。だけど、なんとなく少しずつ見え隠れする社長の感情。多分きっと。社長が契約にこだわろうとしてた理由というのが何かあって。それは多分、本気になる可能性があるからこそ、こだわっていて。なんとなく、それは社長の過去に何か関係していそうな、そんな気がして。「だから……。一つお願いがあるんだけど」「え? なんですか?」「もし。お前がやっぱりオレを好きになれなくて、本物の相手だと思えなかった時は、ちゃんと遠慮なく伝えてほしい」「え……?」「ただし。もしオレから離れていくときは、ちゃんとオレにそれを伝えてからいなくなってほしい」……どうして……離れていく前提で、この人は話しているのだろう。「あたしは。絶対変わらないです。社長といれば、もっと好きになっていく自信しかないです」「……だと、いいけどな」「なんで、もっと先の終わる時のこと考えちゃうんですか? あたしたちこれから始まるんですよね?」「だけど。人の気持ちなんて、いつどうなるかわかんないだろ……」やっぱり、社長は、何か抱えている……?
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113.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑯

「それ……やめませんか?」「え?」「あたしが最後には離れていく前提で考えるの」「でも……。わかんないだろ」社長が契約にこだわろうとしていたこと、恋愛に前向きじゃないこと。きっとここは、何か意味あることで繋がっているような気がして。社長はまだきっと全部の心を開いてくれていない。何かをまだ隠しているような……。何かまだ一歩踏み出せていないような、そんな感覚。多分、社長の中に何かがあって、多分それが社長を邪魔している。何か少し引っかかる。だけど……。きっと社長はあたしに対しても少しずつ心を開いてくれていて、そして新たな関係を進めようとしてくれている。恋愛に関して、社長は何かしら構えてて、慎重で、誰に対しても、表立って口にする言葉と、どこか心に秘めて言わない言葉があって。それがお酒を飲んだタイミングで、少し見え隠れする。普段は、決して女性と必要以上に近づこうとせずに警戒するほど慎重なのに、お酒を飲むと、なぜか結婚の話が出たり、相手がその気になる関係にまでなってしまう。最初その話を聞いた時は、ただ単に酒癖が悪い、女性にもだらしない人なのかと思ったけど。だけど、普段の社長は、女性からの露骨なアプローチも受け入れないような人。そんな人が、お酒を飲んでしまった時見せる姿や口にする言葉は、ホントは一体どんな意味が隠されているのか。ホントは、そこに何か意味があるのか。そして、好意を持っていると自分で意識しても、そこからは慎重に契約という形を取ろうとする。だけど。なんとか、あたしのプッシュの強さで、付き合うカタチまでにはこじつけたことで、ここから始めようとしてくれている。そして、なぜか社長のその言葉に、仕事ではこんなに成功している人なのに、何か自信のないようなそんな感情をどこか感じて。それはあたしに対して……という訳ではなく、社長自身が何かそう感じているような……。だから。なぜだか、そんな社長をあたしが守ってあげたい、と思ってしまった。あたしごときが、なんでそんな感情になったのかもわかんないけど。ましてや、恋愛経験もないあたしが、社長に何も出来るはずもないんだけど。だけど。今こうやって少しずつ、あたしに対して心を開いてくれている社長に、あたしが出来ることをなんでもしたいと思った。それは身の回りの世話とかそういうのだけじゃなく、社長
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114.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑰

「あたしは大丈夫ですよ」「え……?」「あたしは、絶対。社長……、慧さんの元から、いなくなったりしないですから。あたしは、ずっとそばにいます」「逢沢……」「だから。安心して、あたしを好きになってください」あたしが今伝えられること。あたしは社長に笑顔を向けながら、一番伝えたい言葉を伝える。あたしは、この人にちゃんと好きになってもらいたい。いつかあたしに社長のすべてを見せてもらいたい。あたしは社長のすべてを受け止める存在になりたい。「ん……。わかった……」そして、社長も微笑みながら、そう言葉を返してくれた。「だから。社長も遠慮しないでくださいね」「え?」「社長も、あたしに気を遣わず、伝えたいこと伝えてください。全部受け止めますから」「フッ。何……急に。そんな頼もしい言葉」「あたしは、社長とそういう関係になるのなら、遠慮なく伝えていきますんで」「ん」「あたしは。もっと社長のこと知っていきたいです」「うん……」「なんでもいいです。社長がどんなこと考えてるのか、どんな時間を過ごしてきたのか、何が好きなのか、なんでもいいから知りたいです」「なんでも……?」「はい。あたしは、まだまだ社長のこと全然知らないことのが多いですから」「確かに。オレもそうだな。お前のこと、まだ全然知らないわ」「ですよね」「だけどさ。なんだろな。お前はさ、一緒にいて落ち着くんだよね。そんなお互いのこと知らないのにさ。なんかお前はわかってくれてるような、なんかそんな変な感覚」「じゃあ。社長ももっとあたしのこと知ってほしいです」「うん」「あたしの好きなこと、社長の好きなとこ。これからたくさん伝えていきます」「ん。お前のこと、これからもっと教えて」「はい。もっとあたしのこと知ってもらって、そして、あたしのことホントに好きになってほしいです」「ん。そうなればいいな。ってか、そうさせてよ」「はい。頑張ります!」「じゃあ。これからもそういうことでよろしく」「はい。よろしくお願いします」ここから始まった、また社長との新たな関係。きっと、あたしも社長も手探りで探すような感じかもしれない。あたしは推しじゃない現実の男性に初めて恋をして、初めての恋愛を始めようとしている。そして社長は、きっと多分まだあたしの知らない何かしらのことを抱えていて、恋愛に前向
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115.恋人の始まり①

次の日。仕事が終わって帰ろうと会社内を歩いていると、携帯の呼び出し音が鳴って確認してみると。えっ? 社長!?なぜか社長からの着信。えっ! なんで!?こんな時間に社長から電話なんて、どうしたんだろう。「もしもし」『あっ……もしもし。オレ』「あっ、はい。どうしました? なんか急用でもありましたか!?」『いや。急用って訳でもないんだけど……』「はい……?」『今日。夜、メシいらないっていってたんだけど。急に予定がなくなったから、家で作ってもらえるかなと思って』「あっ、そうなんですね! わかりました。じゃあ、一緒に用意しておきますね」『あぁ。助かる』「他はなんかありましたか?」『いや。それだけ……』「それだけで電話くれたんですね。でも、それならわざわざ電話もらわなくても、これからはメッセージ送ってもらったら大丈夫ですよ?」『あ、あぁ。……と、思ったんだけど。文字じゃなく、ちゃんと声聴いて自分の言葉で伝えろって、柾弥が』「え!?」『いや。だからって訳じゃないんだけど。オレ的にもこれからは、今まで以上に、ちゃんとお前と向き合っていこうかなと思って』「……嬉しいです」社長のその言葉に、嬉しくて思わず笑みが零れてしまう。『……そっ?』「あっ。社……慧さん。今日大体何時くらいに帰ってきますか?」『あぁ。19時くらいには』「わかりました。じゃあ、ご飯作って待ってますね」『うん。よろしく』嬉しい。社長がちゃんとあたしと向き合おうとしてくれてる。しかも、こんな帰るコールみたいなの、ホント恋人って感じする……!「依那~」すると、その時、後ろの方から桜子が声をかけてきた。「駅まで一緒に帰ろ~」「あれ? 結局仕事終わったの?」「もう必死で終わらせたよ~!」「よかったね。じゃあ、今日時間通り待ち合わせに間に合いそうだね」「うん、よかった~! さすがに今日は大ちゃんとの記念日だし、遅れたくなかったんだよね~」「桜子んとこは、毎回そういう記念日大事にしてるもんね」「そだね~。あたしと大ちゃんって小さい頃からの幼馴染じゃん」「うん」「なんかうちらってずっと一緒にいて当たり前だったっていうのもあったからさ。なかなかお互いの気持ち気付くこと出来なくてさ」「うん」「だけど。そこまで一緒にいると、その当たり前のことにも気付けなく
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116.恋人の始まり②

「依那。明日の夜空いてる? 久々ゆっくりご飯行こうよ」「いいね。今日の話も聞きたい」「ハハッ。うちらの話なんてとくに大した話ないよ~?(笑)」「え~。いつも大ちゃん桜子に記念日ならではのプレゼントしてくれるじゃ~ん。いつもそれ聞くの楽しみにしてるんだよね~」「まぁあいつ案外ロマンチストだからね~(笑)」「確かに。桜子よりもロマンチストかも(笑)」「そうなんだよ(笑)」「でも桜子も悪い気してないんでしょ?」「まぁね。それで、あたしのこと、そこまで好きでいてくれてるんだなぁって愛情感じるからさ。あれだけ好きになってくれるの大ちゃんしかいないし、大ちゃんだから、こんなあたし受け止めてくれるんだなって思うしね」「うん。二人はさ、お互いを大切に想ってるの伝わってきて、ホント素敵だなって思う」「ありがと。依那」大ちゃんとは、桜子に紹介してもらって、何度か顔を合わせたことがあって。その時から、大ちゃんは、ホントに桜子が大切で桜子が大好きで、その気持ちが溢れまくってる人だった。誰より自分より桜子のことを考えて優先していて、昔からの幼馴染でもあって、お互いを分かり合ってる。ホントお似合いの理想のカップル。「あっ。そうだ依那。引っ越しどうなった?」そんな風に二人のことでほっこりしていたら、急に桜子にあたしの話を振られる。「え!?」「もし引っ越し作業大変なら、あたし手伝いに行くよ? 大ちゃんも引っ越しの荷物運ぶの手伝ってくれるって言ってたし」あぁ~、そうだ!桜子には、近々お姉ちゃんとこから出ていかなきゃいけないってこと話してたんだった!だけど、まさかすでに引っ越しも完了してて、なおかつ社長の家に住まわせてもらってるだなんて、桜子絶対ビックリしちゃうよな~。でも、なんて言おう。二人で手伝いにまで来てくれるって言ってるのに。それに今まで桜子には、なんでも話してたからなぁ~。ホントは桜子には隠しごととかしたくないんだよな。だけど、相手社長だから勝手なこと言えないし。そもそも、説明するにしてもなんて言うよ。どう話したところで意味わかんないよね。「あ~。ありがと。桜子……」「まぁそこら辺も明日相談しよっ」「あ、うん……」困った。明日これ何かしら言わなきゃいけないやつだよな。でも。引っ越しだけじゃなく、社長好きになって付き合うこと
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117.恋人の始まり③

そんなことを考えながら、家に帰って食事の準備を始める。そして準備をし終えた頃、ちょうどいいタイミングで社長が家に帰ってきた。「あっ、おかえりなさい」「ただいま」「ちょうどご飯の準備出来るとこです。もう、すぐに食べられますけど、もう用意しちゃっても大丈夫ですか?」「あぁ。大丈夫。ありがとう。先に着替えてくるわ」「はい!」社長と一緒にご飯食べられるってわかって、ちょっといっぱい作りすぎちゃった。でも忙しい人だから、案外こういう時間も当たり前じゃないんだよな。だからこそ、一緒に食べれる時はたくさん食べてほしい。そして部屋着に着替え、社長がリビングに戻ってくる。社長は家帰ってきたらすぐに着替えてラフな姿に戻る。きっと社長はそれがいつものスタイルで当たり前のことなんだろうけど、あたしにしたら、そういう姿を見れるのが、見せてくれるのがなんだか嬉しくて。会社では絶対こういう姿を見せることはないから、余計にこの家でこういう姿を見れることもまた一人占めしてるような気がして、またより一層嬉しかったり。だから、この家では、社長が落ち着ける空間を出来るだけ作りたい。あたしの作る料理で、せめてほっこりしたり温かい気分になってほしい。「お待たせ」「ちょうど準備出来ました!」「お~またすごい量だな」テーブルに並んだ料理を見て、社長が驚いて反応する。「社長にたくさん食べてほしくて、張り切っていっぱい作りすぎちゃいました」「そっか。ありがと」「あっ、でもかなりの量作っちゃったんで多ければ全然残してもらって大丈夫なんで」「いや。全部食う」「え? 全部?(笑)」「だって全部オレの為に作ってくれたんだろ」「まぁ、そうですけど」「なら、余計に食いたい」いや、ただ普通に答えただけなんだろうけど、なぜにこんなシンプルな言葉だけで、意味深に聞こえてドキッとしちゃうんだろう。この人はこういう何気ないことも幸せな気持ちにさせてくれるんだよな。そして、その言葉通り、社長はどんどんテーブルの上に並べたたくさんの料理をたいらげていってくれる。「フフ。ホントにちゃんと食べてくれるんですね」「どれもホント、ウマいから」「ありがとうございます」こういう姿を見ると、またすぐに作りたくなる。もっとその気持ちが高まる。今度はどんな料理を作ろうかなとか、こんな料理
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118.恋人の始まり④

「あ~もう、好きです」すると、思いが溢れて、口からそのままの気持ちが零れてしまう。「……は!?!?」「えっ!?」そして、すぐに自分の呟いた言葉に気付いて、驚いた社長と共に自分も反応してしまう。「ゴホッ! ゴホッ! ちょっ、なんだよ。いきなり」すると社長もわかりやすいほどに、むせながらあたしに尋ねてくる。「あっ! すいません! つい!」「いや、ついって」「社長があまりにも美味しそうにいっぱい食べてくれるから嬉しくなって、つい気持ちが漏れちゃいました……」「いや……あぁ……うん」あたしがストレートにそう言うと、社長は少し照れくさそうに返事をする。社長って案外こうやってあたしが素直に伝えると、少し照れくさそうに反応するんだよな。「ダメでした?」「え?」「こんな感じで素直に伝えていくの、社長的には抵抗あったりしますか?」「いや……。まぁ慣れてる訳じゃないけど、でもちゃんとそういうの伝えてほしいってオレが言ったし。それに、なんかお前からそうやって伝えられるの、最初はビックリするけど、でも全然嫌じゃない」「よかった……! じゃあ、もっとそれが嬉しいって思ってもらえるように頑張りますね!」「あぁ……そっか。そう言わなきゃだよな」「え?」「ちゃんと嬉しいから」「え……?」「だから。オレもお前に伝えられるように頑張るわ」「頑張るって……?」「自然にそうやって伝えられるように。お前も嬉しいって思えるように、お前のこと好きだと思ったとこあったら、ちゃんと伝える」「社長……」「正直、今まではそういうのあんま口にしないタイプだったから」「そうなんですね。まぁ、あたしは、こういうのは、琉偉っていう推しの存在がいるから、そこは抵抗ないかもしれないです」「あぁ、なるほど」「普通にカッコいいとか、好きだとか思ったら、すぐ口にしちゃいますし。だけど、それでよりそれを確かめられて強く実感するというか」「そんな感じなんだ」「でも。逆はあたしも今まではなかったので」「逆?」「自分みたいにそういうの伝えてもらうとか、そういう経験ないんで。正直社長がそういうのもし伝えてくれるようになったら、あたしは自分でどんな風になっちゃうのかわかりません」「ハハ。なら、余計伝えたくなってくんじゃん(笑) 」「えっ!?」「いいじゃん。見せてよ。そんなお前
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119.恋人の始まり⑤

「あっ。そうだ。ちょっと、ご相談があるんですけど……」「ん? どした?」「あたしの一番の親友が同じ職場にいるんですね」「うん」「最初に社長と会った時一緒にいた子で、河野桜子っていうんですけど」「あぁ。最初にいた子ね。覚えてる。お前と違って、いやに冷静に状況見てるなぁって思ってたから」「あぁ、確かに。桜子っていつも冷静で、あたしと違ってちゃんと判断出来るしっかりした女性で」「へ~」「それで。その桜子には、あたし今まで全部自分のこと話してて。いろいろ相談したり力になってもらったりしてたんですね」「そこまでの仲なんだ」「はい。で。その桜子が、あたしの引っ越し、彼氏と手伝いに来てあげるよって言ってくれて」「引っ越し?」「はい。社長とこうやって一緒に暮らす前に、近々お姉ちゃんとこから出ていくことになってるって話してたんで。それで、あたしはお金も人手も足りないこと知ってるから、出来るだけ力になってくれようとしてるんだと思うんです」「あぁ~なるほど」「だけど。あの……もう、あたしここに引っ越してきちゃってるじゃないですか。だから、どうしようかなと……」「そういうことね」「別に、引っ越してしまったっていえばいい話なんですけど。桜子には実際何かやる前にあたし常に相談したり報告してるし、急にそのことだけ話さないで引っ越ししちゃってるとか、なんか不自然のような気がして……。それに今まではお互いの家に遊びに行くこともよくあったんで、新居はそれを出来ないっていうのも心苦しくて……。どう話せばいいかなってちょっと悩んでしまって……」「そっか……。そうだよな。確かにお前にもそういう事情もあるよな。悪い。そういうのまで全然オレも気が回らなかった」「いえ! 社長は全然! あたしが勝手に転がり込んでるだけなので」「それは違うだろ?」「え?」「転がり込んでるって言葉は違うと思うけど? お前はしっかりこの家のことやってくれてるし、この家ではお互いの役割果たして対等だとオレは思ってる。オレがここの場所を保証する分、お前はオレが出来ないお前が出来ることやってくれてるんだから。ちゃんとお前がこの家にいる意味あるの忘れんな」「社長……。ありがとうございます」
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120.恋人の始まり⑥

「それに。オレら付き合ってんだから、同棲ってことだろ?」「へっ!? 同棲!? ヤバッ! 夢ある響き! そんな同棲だなんて言っちゃっていいんですかね!?」「それ以外何あんだよ(笑) だから、別にお前は肩身狭いとか思わなくていいから。これからは恋人として一緒に住んでるってことで、自信持て」「はい! 」急に社長からそんな恋人っぽい感じ出してきてくれるとか……!社長がそんな風に言ってくれるってことは、ちゃんと前向きに恋人として考えてくれてるってことだよね?「あっ、じゃあ、もう契約解消ってことでいいですよね?」「ん?」「食事の用意や家のことでお金もらってたの。あれ、もうなしにしましょう」「ん? なんで?」「なんで……って」「変わらずお前家のことやってくれんだからそのままでよくない?」「ダメですよ!」「えっ、お前金いるんじゃないの?」「いや、そりゃいりますよ? 琉偉の推し活するにしてもお金はいくらあっても足りないですし」「だったら……」「でも、それが続いてたら、まだずっと契約だけの関係だって勘違いしちゃいそうで嫌なんです」「んなの気にしなくてもいいのに」「あたしは、社長と対等でいたいんです。いや、そりゃ社長と社員で対等じゃないのは当然ですし、年齢も全然あたしが下で違うのもわかってるんですけど。なんていうのかな。恋人同士……としては……気持ち的に……対等でいたいというか……」「あぁ……そっか」「お金そのまま発生してたら、あたしはずっと社長に雇われてるって感覚になっちゃいます。それだと言いたいことも言えなくなっちゃうっていうか……」「確かに。そっか。お前にとったらそう感じるかもだよな」「だって……これから、社長が女性関係でまた面倒なことがあったら、今度はあたしは本物の彼女として堂々と断りにいけるわけじゃないですか……。なら、そこにお金発生するのもおかしいですし」「そうだな。これからはお前がちゃんと彼女として来てくれんだもんな」「そうですよ」「でも。出来るだけ、そうならないようにはするから」「ん?」「今までは自分でも少し気抜いてることも正直あったし、そうなってもいいかなって気持ちもあったから、多分なんとなくあーいう面倒なことになってたと思うから。でも、お前の存在がちゃんとあるって自分でも意識したら、自分でも避けられるような気がす
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