部屋に入れられ、乱暴に膝裏を蹴られて跪かされた。床には分厚い絨毯が敷きつめられていたから傷みは少ない。でも、その分思い切り擦られて熱さで火傷をしそうな勢いだった。「やめて!」抵抗しようとする者は、躊躇なく押さえつけられた。そうしてしばらく屈辱に耐えていると、やがて静かにドアが開いて男たちが入って来た。「お父さん!」准を筆頭に本田と、それから比奈とあと2人の令嬢の父親たちだった。彼らは跪く娘たちを見て一様に痛ましそうな顔をしたが、すぐにそこから視線を逸らした。ボディーガードの一人が運んできた椅子に腰かけた准はゆったりと脚を組み、そして言った。「自分たちの罪が分かるか?」それは静かな口調だったけれど、視線と相まってとても威圧的だった。彼らの横に立っていた陸は、その底冷えするような声音に、思わずぶるりと震えた。「私たちが何をしたっていうのよ!ちょっと叩いただけでしょ!?」強気の比奈が喚くと、彼女の父親がサッと青ざめた。「なるほど…。その程度の認識か」眇めた瞳で連中を見渡す准に、彼女たちの父親は最早絶望的な思いを抱いた。「真田様…この件はー」「黙れ」彼の一言に、皆が縮こまった。その中で陸だけが、その瞳を見開いて高揚していた。彼は、育った環境で人はこんなにも周りを従わせるだけの人物になれるのだと、憧れの気持ちすら抱いた。だが准はそんな彼に見向きもせず、部屋に立つボディーガードたちに命令した。「コイツらを思い切り引っ叩け。片頬につき、50発だ」「ー!」その無情な言葉に、全ての人間が目を剥いた。だがこの場でその命令に逆らえる者など誰一人としておらず、黒服のボディーガードに無理やり顔を上げさせられ、部屋には重い音が響き渡った。バシッ!ビシッ!バシッ!「キャッ!」「やめて!」「嫌!!」始め、音がする度に彼女たちの悲鳴が口を突いて出た。崩れそうな身体は他のボディーガードに掴まれて、倒れることすら許されなかった。「お願い…もう、やめ…て……お願いしますっ…!」一人の令嬢が涙を流しながら、腫れ上がった顔で懇願した。それをきっかけに、後の者も皆、額ずくようにして准に頭を下げた。ボディーガードたちはどうするのかと振り返り、彼の冷酷な表情を目にした。「誰が手を止めろと言った?」その言葉を合図に、再び頬を打つ音が響き渡る。そ
Read more