プールの後は遅めの昼食を摂った。メニューは美羽が作ったきつねうどん。ダシも上手くとってあってうまい。それを全員で食べて冷えた身体を温めた。その後はふたりがかりで遊戯室のホールに布団を敷いて、全員を寝かせた。 普段はひとりかふたりは昼寝から抜け出すのに、今日はよほど疲れたのだろう。全員ぐっすり昼寝中だ。 俺と美羽は応接室でソファーに座り、向かい合っていた。今日はアイスハーブティーを淹れてくれた。施設で育てているハーブで作ったらしい。一口飲むとハーブの爽やかな香りが清々しく鼻を抜ける。味はうまかった。 「王雅、今日は本当にありがとう。用意してくれたプール、施設で使ってもいいの?」「ああ。また子供たちと遊んでくれたらいいよ」「そっか。水質のことまで考えてくれてるから、近くの子供たちも誘って、この夏はたくさん遊ぶことにするわ。ほんとうにありがとう!」 嬉しそうに微笑む美羽のその顔を見れただけで、俺は満足だ。指輪や花束渡したときよりも喜んでる。 やっぱりお前は自分のことよりも、子供たちの方が大切なんだな。その調子で俺も大切にして欲しい。 そういえばプロポーズ断られて、まだ1週間か。今日の反応がよかったからって、いい返事もらえるわけないよな。返事を急がせてもう1回玉砕とかいやだ。 「どうしたの、難しい顔して黙っちゃって」「あ、いや、別に」「珍しいね。王雅が無口になるなんて」「ああ。お前に見とれてた」 本音だった。今日の美羽は特にカワイイ。いつもより多く俺に笑顔を向けてくれているからだろう。 はー。それにしてもどうやったら美羽が手に入るんだろ。 「……またそんな冗談、やめてよ」ため息を吐かれた。 その言葉にカチンと来た。 「冗談じゃねーよ!!」
최신 업데이트 : 2026-01-29 더 보기