――だってこんなに態度で、ことばで……こころで伝えてくれているのだから。 じゃあお返しをしないといけない。だって貰ったことがないものは渡せないから“誰にも愛されたことがない人は誰も愛せない”。だけど、“ラアルさまに愛されている私はラアルさまに愛を渡すことができる”。 いや、できるからじゃない。そうしたいんだ。わたくしが、そうしたくてたまらないから、そうするのだ。 ほんとうに、“太陽”のような人だ。 ◇◆◇ 「ラアルさま……。」 今までは塞ぎ込んで、黙り込んでいたアイが、突如声を上げる。 「……ん?」 自分でも信じられないぐらいやさしい声がでてしまう。 ……|オ《・》|ル《・》|レ《・》|が《・》|今《・》|の《・》|私《・》|を《・》|み《・》|た《・》|ら《・》どう思うでしょうね。彼女に誇れる自分になれてるといいな。 ――そんなことを考えていると、突然にその衝撃は来た。 「……わたくしも、ラアルさまがだいすきっ!!です!」 「アヒュッ……。」 雪のようにかがやく白い肌、さらさらの黒髪、ちいちゃくてかわいいお鼻と、瑞々しい小ぶりなくちびる。そして何より―― ――太陽の残光を移した ……月の光のようなサファイアの瞳。 きらきらと輝いて……あぁ―― 「愛しているわ、アイ。」 「ふふっ、そんなのもうと〜っくに知ってますよ、ラアルさま!」 おどけて、からかってくる。そんなところもかわいいと思ってしまう。 あぁ、かわいい……かわいいかわいい、かわいい……。 頭がかわいいに支配されてなんにも考えられなくなる。 ――あぁ、|惚《ほ》れ
آخر تحديث : 2026-04-05 اقرأ المزيد