「……だって……ボクは人呼んで、 ……“ナウチチェルカ・ジ・インビンシブル”――」 炎がパチパチと音を立てて|途絶《とだ》えていき……辺りに暗闇が帰ってきた。 地面から樹が生えてきて、アイをその中の|虚《うろ》に包み込む。|華奢《きゃしゃ》なアイがギリギリ入れるくらい、その木は小さかったがおばあちゃんとナウチチェルカが話していたあの大樹の広い穴によく似ていた。 ……アイは自分を包むそれが愛情の|心《ヘルツ》でできていることにをすぐに感じ取った。 「――“マンソンジュ最強のチェル先生”……だからね。」 ◇◆◇ 爆炎がやみ、チラチラと燃える大地だけが闇の中に浮かび上がる。 そしてその光は、焼けただれた生徒たちの身体を照らし出していた。 クレジェンテが|呆然《ぼうぜん》として言う。それは自分への問いかけなのか……“彼ら”への質問なのか、クレジェンテ自身にも分からなかった。 「……なんで――」 収まりつつある炎は5人の教官がナウチチェルカに向けていた|心《ヘルツ》を倒れた生徒たちに向けている姿を、|宵闇《よいやみ》に映し出した。 「――教官方!!なんで僕たちを!!なんで!?助けにきてくれたんじゃ――」 ◇◆◇ 「――あーぁ……全員一気にぶっ殺すのは無理だったなぁ……。」 教官の一人が|呟《つぶや》く。 「まぁ、こんだけの人数焼け焦げさしたんだ……御の字としましょうやぁ……。」 彼らの顔は暗闇の中に隠れている。 「あと……残った
آخر تحديث : 2026-04-24 اقرأ المزيد