جميع فصول : الفصل -الفصل 200

218 فصول

160. 愛の姉 Dearest Sister,

「アイちゃん……手を握って……?」 エゴおねえさまは|偶《たま》に甘えん坊になることがあった。 持病がひどい時に、眠りにつきたい時に……アイを必要としてくれる。あいの掌を。……何の病気かは決して教えてくれなかったけど。 病床に伏すエゴおねえさまの手を握ると、安心したような顔になり、この世の何処にも不安など|存《ぞん》しないというような無垢で幼い笑顔になってくれる。そして、|暫《しばら》くすると寝息が聞こえる。 わたくしはその寝顔を眺めるのが好きだった。 穏やかな寝息を立て、安らかに眠るエゴおねえさまの顔が――。 エゴおねえさまはいつでも|ア《・》|イ《・》|に《・》|与《・》|え《・》|て《・》|く《・》|れ《・》|る《・》。 ◇◆◇ 「骨の|心《ヘルツ》?ですか?」 「そうよ〜私の一番得意な|心《ヘルツ》よ〜。……っていうか、病気のせいでそれしか使えないんだけどね〜。」 エゴおねえさまと中庭寝転びながらお話する。 抱きしめられてポカポカ気持ちいい。 「アイちゃんはまだ習ってないかもしれないけど、|心《ヘルツ》っていうのは基本的に自分の一番得意な心を磨いていくのが強いのよ〜。」 「……得意な|心《ヘルツ》?」 「ええ、アイちゃんはこれまでどんな|心《ヘルツ》を使ったことがある?」 「んん〜っと……。」 指を折りながら数え上げる。 「悲しみの水の|心《ヘルツ》、慈しみの雨の|心《ヘルツ》、怒りの雷の|心《ヘルツ》……などですかね?」 ――それと、|憎惡《あい》の黒い雨、黒い太陽の|心《ヘルツ》……。 「うんうん。」 「……あれ?それと。」
last updateآخر تحديث : 2026-06-19
اقرأ المزيد

152. 花人局 Flowering-Badgering

「何故……今かげろうの話が出るのでしょうか? 今はわたくしたち“二人の”関係について話をしているはずです。」 自分の顔を力任せに掴みながら答えを返してくる。 「だからっ……!関係あるんだって……!!もう……アンタは!どれだけ自分が無意識にアイツに依存してるか考えて!!」 依存?わたくしがかげろうに? 「確かにわたくしはかげろうのことが|幼《・》|馴《・》|染《・》|と《・》|し《・》|て《・》“好き”ですが、その“好き”は依存心からくるものではありません。」 はるひちゃんが両手をちゃぶ台の上について膝立ちになる。 「へぇー!?アタシが近づくとすぐにアイツに隠れるのに?何かあるとすぐにアイツに伝えに行くのに?アイツを学校で見つけたら|仔犬《こいぬ》みたいに駆け寄っていくのに?」 「それは……わたくしはラアルさまが相手でも同じ事をしますし……お友達にはみんな……平等に……好意を抱いています。アルちゃんにだって同じ事をするでしょう。」 「“ラアルさま”……?」 ピクッと彼女の顔が苛立たちに引きつる。 「ほんっと、ファンタジア王女殿下と親しいよね?この前までいがみ合ってたと思ったら急にさ! あぁ〜アイツも優秀な|獣神体《アニムス》だもんね?アイくんは相手が優秀な|獣神体《アニムス》だったら誰にでも尻尾を振るビッチなんだ?|人間体《アニマ》……それもアニマ・アニマだもんね?弱っちくて力もないから、強い|獣神体《アニムス》に媚びて生きていかないとね? ――ほんとビッチな男の子なんだから……アタシっていう|番《つがい》がいるのにさ!!」 はるひちゃんが自分の胸に力強く手を当てて叫ぶ。 「……わたくしの事は何と侮辱して頂いても構いません。しかしラアルさまを|貶《おとし》めるようなことを言うのは|看過《かんか》できま
last updateآخر تحديث : 2026-06-19
اقرأ المزيد

153. 親に自分より泣かれたら、子供はもう二度と親に悩みを打ち明けない。 Toxic Parents who Cry More Than their Children.

「……この、糞|性差別主義者《セクシスト》が。」 そのまま居間を出ていく。 歩いて身体に流れる空気すら|鬱陶《うっとお》しい。 手をかけた|襖《ふすま》が異常に冷たく感じられる。 部屋を出ると解放されたような心地よさと、頭に黒い|靄《もや》のような罪悪感の|鉛《なまり》が|纏《まと》わりつく。 頭が重い。けど身体は軽い。 あぁ……冬は寒いんだった。 雪は冷たいんだった。 息は白いんだった。 足裏に縁側の冷たさを感じる。 つるつると滑ってしまいそうなほど滑らかだ。 両手をポケットに突っ込んで右足を出して、今度は左足を出して歩く。 少し猫背で歩く。歩く。歩く。 |先刻《さっき》からどうでもいいことを考えている。 冬の冷たさとか、居間の暖かさとか。 考え事をしていれば、後悔と罪悪感が襲ってくるのを引き伸ばせると思ったからだ。 足が冷たい。頬が濡れる。今日の朝はこんなことになると思ってたっけ?頬を伝う小川はあたたかい。母親にあんな事を言ってしまった。もし鼻水がでたら気持ち悪いだろうな。おかーさんを傷つけてしまった。自分の部屋まであと五歩ぐらいだろうか。わたしは人一倍おかーさんの哀しみを知っているのに。五、四、三……一歩ずつ数えてみよう。なんでアタシはあんな事を言った?そう言えば明日の学校の一限は校庭で教練だったな。なんで親を傷つけてあんなに気分が良かった?あぁ、そうだ……教練用の服用意しないと、いやおかーさんがいつもみたいに勝手にやってくれてるか。 おかーさんが、わたしのために。 ……おかーさん、泣きそうな顔だったな。 今、泣いてるのかな……。 あぁ……冬はほんとうに、|厭《いや》になるほど、寒い
last updateآخر تحديث : 2026-06-20
اقرأ المزيد

161. 四人きょうだいで和気あいあい Four Siblings in Perfect Harmony

「……ザミールが……。」 「アイ、今は俺の前だからいいが、あの|ザミール《やろう》と少しでも親しいような発言をするのは止めておけよ。 ただでさえ今お前の立場は危うい。 辺境伯派からしたらあの悪名高き“|砂漠の黒死病《デシエルト・ペスト》”を殺した英雄。 公王派としてみれば、“王女”を命がけで救い……神聖ロイヤル帝国を退けた。しかもエレクトラ辺境伯から|親性《しんせい》を剥奪されて政治的に対立してるように見えるとくらぁ、奴らは|躍起《やっき》になってお前を自陣営に引き込みたがるだろう。 どちらにせよ、こっちの派閥からしてもあっちの派閥からしてもお前は分かりやすい|偶像《アイドル》だ。しかもまだ成人もしてないガキで|担《・》|ぎ《・》|や《・》|す《・》|い《・》軽い神輿だ。 アイ……お前は|お《・》|母《・》|様《・》|の《・》|息《・》|子《・》だ。 ……その事を|努々《ゆめゆめ》忘れるなよ。」 ……なんだかおにいさまがこわい。 ――“家族”じゃなくて、“辺境伯派の政治家”と話してるみたいだ。 ◇◆◇ 「こら!ゲアーター?アイちゃんが怖がってるでしょ?顔怖いわよ。」 「む?……あ、あぁ悪かった。まだアイには早い話だが。しかし、政治家や敵はアイが成長するのを待ってはくれない。ミルヒシュトラーセの一員としての振る舞いをまだ幼いお前に要求してくる。その事が心配だったんだ。怖がらせたなら悪かったよ。 ――ごめんな、アイ。」 エゴおねえさまがおにいさまをいつもの優しいおにいさまに戻してくれる。 ――|ア《・》|イ《・》|と《・》|居《・》|て《・》|く《・》|れ《・》|る《・》ゲアーターおにいさまに。 「いえ……そう言えば最近ツエールカフィー公王様に王宮に召喚命令
last updateآخر تحديث : 2026-06-20
اقرأ المزيد

162. 姉妹?恋人?城下町デート Let's walk hand in hand

「しかし私としらぬいと……お前とファンタジア王女では決定的に違う点がある……。 分かるな……?」 膝をついて目線を合わせてくれる。 そしてやさしく頭を撫でてくださる。 おねえさまはいつもやさしい。 「お二人は味方ですが……わたくしたちは対立派閥にいる。ツエールカフィー公王派とエレクトラ辺境伯派に……。」 「あぁ……だから、|ラアル《やつ》には気をつけろ。何を企んでいるかわからん。」 おねえさまはいつもやさしい。 おねえさまはいつもやさしい。 おねえさまはいつもやさしい……だから。 ――だから、おねえさまはいつでも正しい……? ◇◆◇ 「アイ!楽しみね!」 「はい!」 ラアルさまと手をつないで歩いている。 本当は馬車が迎えに来てくれる予定だったけど、ラアルさまが一緒に街を歩きたいと仰ってくれたので、連れ立って王宮へ歩いていく。 「お母様はきっとアイを気に入るわ! だってお母様とアイは二人とも美しくて優しいんだもの!」 「あはは……少し緊張してしまいます。 まさかいきなり女王様と|謁見《えっけん》する機会を頂くとは……。」 「大丈夫よ!アイ。“パンドラ公国の女王”じゃなくて、“私のお母様”に会うと思えばいいのよ! お母様も私を助けてくれたお礼がしたいだけって仰ってたし!」 「そうですね……そう思えば少し気が楽です。」 とはいいつつ手は震えてしまう。 それがラアルさまに伝わってしまったみたいだ。 「不思議ねぇ……アイ。貴女はこれまでミルヒシュトラーセ家の者として、偉い人と会うことも多かったでしょう
last updateآخر تحديث : 2026-06-21
اقرأ المزيد

163. 美しい日本のわたくし Japan, the Beautiful and Myself

それにしても……。 「何かすごく見られてませんか?」 「まぁ、美しい私と美しいアイが一緒に歩いていたらね!」 公王派の本拠地、パンドラ公国の王宮は……|宗主国《そうしゅこく》であるファンタジア王国の国境近くにある。 逆にミルヒシュトラーセ家邸宅は反対側にある|蛮族《ばんぞく》との戦争地帯の近くにある。近くと言っても一日二日で行き来できる距離ではないが。 公王派の領域に近づくにつれラアルさまにお辞儀をしたり、|敬《うやま》った態度をする人が増えていく。 「やっぱり……ラアルさまは大人気なんですねぇ……。」 「……?……当たり前じゃない!だって私は“この国の王女”だからよ!!」 反して辺境伯派のわたくしを見る民の目は――。 ◇◆◇ 王宮についたわたくしを待ち受けていたのは……王女を危険に晒したという厳しい追求……ではなくて、とても好意的な|歓待《かんたい》だった。 人々が口々に王女様を助けてくれてありがとうという声をかけてくれる。それと仲良くしたい、これから|懇意《こんい》にしてほしいという公王派の貴族の方も多かった。 正直彼らの笑顔が本当なのか、その口が本心を発しているのかはわたくしにはわからなかった。取り敢えず笑顔で、こちらこそと返したが……余りにも数が多すぎて疲れてしまった。 それに人々の視線が少し怖い、値踏みをするような視線。身体に絡みつくような視線。ラアルさまの|袖《そで》を掴んでしまう。そうるすと彼女はわたくしを庇うように立って皆を制してくれた。 |暫《しばら》くすると王座の方へ呼ばれる。 ラアルさまの服の|裾《すそ》を掴みながら、連れ立って入っていく。王座には大きなステンドグラスからの後光を受けた、美しい女性が座っていた。 公王様と顔を合わせた時、彼女の瞳が何か|奇異《きい
last updateآخر تحديث : 2026-06-22
اقرأ المزيد

164. 藍と女王の出会い Indigo meets the Queen

「……して、わたくしが他人の認知を歪ませる条件とは……?」 「……あぁ?……あぁ、その話だったな。 まず視界でお前を|捉《とら》えることだ。 お前を見たものは立ちどころに雷に打たれ、馬から投げ出されたようになって目から鱗が落ちる。聖書の“パウロの|回心《かいしん》”みてぇにな。 そして次はフェロモンと体臭だ。お前は花のように|狡猾《こうかつ》にその“美しい”見た目で相手を誘惑したあと……引き寄せて自分の匂いとフェロモンを浴びせる。そうすれば相手はもう終わりだ。」 ……嘘だ……。 ……だって……じゃあ……あの日、あの時……かげろうは……かげろうは……。初めて|逢《あ》った日あの時から?わたくしを好いてくれたのは、真実じゃない?……わたくしが、わたくしがそう仕向けていた……? 嘘だ……だって、いやありえない、だって。 かげろうはわたくしの――。 ◆◆◆ 「だから俺はテメェに|洗《・》|脳《・》されねぇように、俺と会う時は仮面で顔を隠させて、フェロモンと匂いは外套で抑え込ませた。」 ……|洗《・》|脳《・》……? “母の愛”で洗脳されていると思っていたわたくしが……周りの皆を洗脳していた? じゃあかげろうがわたくしを好いてくれているのも……。ラアルさまが初めてわたくしに|逢《あ》ったときに心配してくださったのも……? じゃあじゃあ……おにいさまやおねえさま達がアイにやさしいのは? 全部全部……ぜんぶ……彼らの本心……じゃない……? 嘘だ……じゃあわたくしは……何を信じればいい……?誰か本心からわたくしを好いてくれている人は……この世に一人でもいるのか……? 「だから|其《そ》れを使え、そのクソみてぇな能力を……あの|愚《おろ》かなツエールカフィー公王
last updateآخر تحديث : 2026-06-23
اقرأ المزيد

165. プリンセス・プリンシパル Princess Principle

今わたくしは|惧《おそ》れ多くも公王様の膝の上に座っている。それにしても長い“もうちょっと”だったなぁ……。やっぱりわたくしの身体が放つ“呪い”のせいだろうか……?クンクンと自分の匂いを嗅ぐが分からない。 「もう〜ラアルちゃんったらなかなか帰って来てくれないんだから〜。」 「お母様……マンソンジュ軍学校は西側の辺境近くで、ここは真反対の西のファンタジア国境近くですよ?」 「でもでも〜ラアルちゃんに会えないとお母さん|淋《さみ》しいのよ〜?」 「まぁ……私も淋しいですが。」 「それにラアルちゃんがお熱なアイちゃんにもやっと会えたわ〜。」 「お母様!お熱とか言わないでください!」 「でも〜帰ってきたらアイちゃんの話しかしないじゃない?お母さんちょっと嫉妬しちゃうわ。」 ……まるで姉妹のような母娘だな……と思った。 ――ウチとは大違いだ。 ……こんな所まで正反対じゃなくてもいいのに。 ◇◆◇ 「……それにしても……アイちゃん。」 「は……はいっ!」 「ラアルちゃんが急に『すきすき〜!』って言い出す子ができたからどんな子かと思ったけど……。」 「……はい……!」 抱きしめられているので顔は見えないが、高王様の声が少し低くなった気がした。 「……|不《・》|思《・》|議《・》|な《・》魅力がある子ね〜……いや|魔《・》|力《・》というべきかしら?」 ……認識操作の呪いのことがバレている……? 「あ
last updateآخر تحديث : 2026-06-24
اقرأ المزيد

166. 私は貴女しか知らない 우리는 당신밖에 모른다

「……そうよ。だから言ってみて?」 「……ええと、その……チグ神学校で、問題を起こして……転校に追いやられたと……。」 「……ええ、|概《おおむ》ねその通りよ。でも私は自分の意思で転校したの。そして起こした問題というのは……友達との関係よ。 ――“親友”、とのね。」 「……親友……。」 「ええ、アイ。聴いてくれる? ――私と親友……“ラアル・ファンタジア”と“オトメアンのオルレ”の話を――」 ◆◆◆ 「でも……宝石も取れて、ページもボロボロになってる……。」 「えへへ……ねっ!……|お《・》|そ《・》|ろ《・》|い《・》……!」 ◆◆◆ 「ラアル王女殿下……私と|友《・》|達《・》になってくださいませんか……?」 ラアルは少しその切れ長のルビーの眼を見開いたあと、とても嬉しそうに、言った。 「ラアルでいいわよ!私たち|も《・》|う《・》お友達でしょ!……よろしくね、オルレ!」 ◆◆◆ ――|女《・》|を《・》|捨《・》|て《・》|て《・》勉強|だ《・》|け《・》を頑張ってる私に!|オ《・》|シ《・》|ャ《・》|レ《・》|し《・》|て《・》|る《・》|片《・》|手《・》|間《・》で勉強してるアンタに!そんなこと言われたくない!! ◆◆◆ 「この期に及んで許して|あ《・》|げ《・》|る《・》?常に上から目線じゃないと死んじゃう病気なの?|ず《・》|っ《・》|と《・》|自《・》|分《・》|の《・》|人《・》|生《・》|を《・》|つ《・》|い《・》|て《・》|回《・》|っ《・》|て《・》|い《・》|つ《・》|で《・》|も《・》|そ《・》|れ《・》|に《・》|苦《・》|し《・》|め《・》|ら《・》|れ《・》|続《・》|け《・》|て《・》|き《・》|
last updateآخر تحديث : 2026-06-25
اقرأ المزيد

167. 貴女が好きな、貴女のわたくし You Love Me; I am yours

「私は今、王女として話しているのではないわ。貴女を愛するただ一人の|獣神体《アニムス》として、貴女が愛しくてたまらない、ただ一人の“人間”として――。」 女王様が聴いている。黙って聴いている。 ラアルさまが次に何というか分かった。止めるべきだと分かっていた。“|其《そ》れ”を言うのを止めないと。止めないと辺境伯派の弱みを公王様に晒す事になる。|だ《・》|か《・》|ら《・》、ミルヒシュトラーセ家の者として止めるべきだと思った……|だ《・》|け《・》|ど《・》、止めなかった。 だってわたくしは今ただのアイなのだから。 ラアルさま|が《・》大好きな、アイなのだから。 「――|人《・》|間《・》|体《・》|で《・》|あ《・》|る《・》|貴《・》|女《・》|の《・》、貴女の|番《・》として……貴女を愛しているわ。」 ◇◆◇ 「“|番《つがい》”……?“|人間体《アニマ》”……?」 頭の上で公王様の困惑した声が聞こえる。 ラアルさまの|明瞭《めいりょう》な宣言と対照的だ。 「え……えぇっと……ラアルちゃん……?何を言っているの?アイちゃんは……|獣神体《アニムス》……それもアニムス・アニムスのはずよ。……絶対に。」 「……お母様、それは……“|何処《どこ》からの”情報ですか?」 「それは……辺境伯派の……。まさか……!」 「そうなんです。アイをアニムス・アニムスだと主張しているのはエレクトラ辺境伯をはじめとする軍部の人間たちです。……アイはアニマ・アニマです。」 「そんな……でもじゃあどうやって……最弱の性別であるアニマ・アニマが、|砂漠の黒死病《デシエルト・ペスト》を殺せたの?|人間体《アニマ》が|獣神体《アニムス》に勝つなんて、ありえないわ。起こりうべからざることよ。」 ……最弱の性別。
last updateآخر تحديث : 2026-06-26
اقرأ المزيد
السابق
1
...
171819202122
امسح الكود للقراءة على التطبيق
DMCA.com Protection Status