All Chapters of 白月光は妹?私が死んでから元夫は泣いて後悔しました: Chapter 101 - Chapter 102

102 Chapters

101話 おじいさんの愛人?

改めて真剣に考えた優希は、以前呼んだ小説を思い出した。 君の居場所は愛の力ですぐに分かる、とストーカー行為をする元交際相手に限界を迎えた主人公が、それなら死者の国に行ってもわかるのかと事故死を装った話だった。 「…死んだことにするのはどうでしょうか。車、暴漢、火事、水難、病気。死の原因は沢山あります。死んだと思わせれば、探そうとすら思いません。」 優希は真剣に提案していた。 死は絶対的な消滅であるから、一度認識させればいつ見つかるのかと心配する必要が無くなるのだ。 「方法としては効果的です。しかし現実的ではないと思います。一般人がどこまで完璧に騙せるか…。」 和珠の指摘は優希も理解している。 優希は和珠に頷いてみせると、険しい表情の老夫人のベッド横に膝をつく。 「なので、おばあさんとおじいさんの力を貸して欲しいです。」 本当は優希も自分自身の力で何とかしたかったが、相手が暁春では格闘家と赤子ほど全てに差があり、気持ちだけではどうにもできないことを知っている。 だから厚かましいことを承知で協力を仰ぐしか無かった。 老夫人は険しい表情を緩めると「もちろんよ。」と優しい声で言った。 すると和珠が遠慮がちに口を開く。 「…おじいさんは協力してくれるでしょうか。」 一見変わらないポーカーフェイスの中で目が僅かに泳いでいる。 「おじいさんには私から言うわ。…聞きたいこともあるから。」 そう言った老夫人の声が、いつもより固く思い詰めているようにも感じ、優希は心配から眉を寄せた。 そういえば都が得意げに老人との食事
last updateLast Updated : 2026-04-27
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102話 おもらし野郎

「計画の準備もあるし、ゆうちゃんは荷物の整理もあるだろうから、決行は1ヶ月後にしましょう。」 優希は老夫人の言葉に頷く。 「そうですね。それまでにおば様のお見舞いに行きたいのですが…。」 暁春は悟に連絡させると言っていたが、それがいつになるのか分からず、優希はそれが心残りだった。 「あの男には任せておけないわね。いいわ、お婆さんと一緒に行きましょう。」 すぐに和珠がパソコンを見ながら、明日の検査結果が問題なければ明後日に退院できると伝えると、老夫人は嬉しそうに手を叩いた。 「3日以内に連絡するわね。あの子のことはもう気にしないで。何か言われたら、昔のお漏らしして泣いてた姿を思い出して、お漏らし野郎とでも呼ぶと良いわ。」 ウインクしながら言った老夫人の言葉に、優希と和珠は吹き出した。 優希の方が年上な分、暁春が3歳くらいまではよくお世話をしており、オムツ交換もしたこともあった。 オムツを卒業しした後も、お漏らしすれば片付けをしてあげたこともある。 その時の暁春は顔を真っ赤にして泣き、しばらく優希の前に姿を見せようとしなかったのだ。 「ありましたね、そんなこと。」 それを思い出した優希は、思わずオムツを履いた大人の暁春を想像してしまい、また吹き出す。
last updateLast Updated : 2026-04-29
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