髪をドライヤーで乾かしてから、あたしは寝室に戻った。 「――正樹さん、お待たせしました。上がりましたよ」 自分でワンピースの裾をまくり上げてチラリと下着を見せると、彼がゴクリと唾を飲み込むのが見えた。 「……じ、じゃあ俺も入ってくる……」 彼はバツが悪そうに慌てて視線を逸らし、バスタオルと着替えを持ってバスルームへ行こうとしたけれど、あたしにはチラッと見えた。彼の股間がちょっとモッコリ膨らんでいるのを。 別にあんな人を誘惑するのに成功したからって嬉しくはないけれど、ちょっとした手応えは感じた。 夫は三十分もしないうちにお風呂から上がってきて、熱を帯びた目で見つめながらベッドの上に座って待っていたあたしをせかせかと押し倒した。 「……服、脱がせていいかな」 「ええ、どうぞ」 性急な手つきであたしのワンピースを脱がせた正樹さんは、初めて見るあたしの色っぽいランジェリー姿にもう一度喉を鳴らした。 「……里桜、その下着は」 「今日、新しく買ったんです。この時のために。……どうですか? あたし、変じゃないですか……?」 あたしは正樹さんを誘惑しながら、こんなことを言う自分に少し酔っていた。明日、大智にも同じようにしてみよう……。 「いや、変じゃないよ。むしろ、たまらなくそそられる……」 彼の目に宿る熱が、少し強くなった気がする。それだけ、あたしに欲情しているということだ。&
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