結果が目に見えている状況で、誰も二人の後始末を引き受けようとはしなかった。青音もそのことに気づいていた。今の自分が頼れる相手は、もう晴南しか残っていない。もし晴南まで何かあって、しばらくの間、留置場に入ることになったら、自分は一体どうすればいいのか。一人で全てを背負う未来など、考えることすらできなかった。何があっても、青音は晴南を助け出し、自分のそばにいてもらわなければならなかった。咲夜は彼女の言葉を聞いただけで分かった。青音が自分のところに来た目的は、晴南を助けるためだったのだ。だが、彼女は相手を間違えている。目の前にいる自分こそ、晴南に死んでほしいと願っている人間なのだから。青音は本当に追い詰められて、なりふり構わず助けを求めている。……いや、違う。むしろ彼女は状況をわきまえているのだ。自分がこの件を握っていることを理解しているからこそ、ここに来たのだ。だが、なぜ青音は、こんな時になって自分が晴南という男を許すと思ったのだろうか。結局のところ、青音は自分のことを何も理解していなかった。咲夜が黙ったままなのを見て、青音は焦った表情を浮かべた。「咲夜、お願いだから少しだけ手を緩めてくれない?私の弟だって、昔はあなたのことを本気で想っていた。昔の縁もあるんだから、少しくらいは考えてあげてもいいでしょう?これから先、また顔を合わせることだってあるんだから」青音は、咲夜が過去の晴南との関係を思い出し、今回だけは彼を許してくれることを期待していた。しかし、その言葉は咲夜の耳にはただ不快なだけだった。咲夜は目を細め、呆れたように笑った。「でも、私はもう森崎家の誰とも二度と会うつもりはない。特に晴南には、もう二度と私の目の前をうろついて、私の気分を害してほしくないわ」咲夜の意思ははっきりしていた。晴南が自分の前に現れなければ、まだ話は別だった。しかし今回、晴南はあと少しで自分を殺すところだったのだ。自分は恨みがある相手にでも、簡単に許しを与えるような愚かな人間だとでも思われているのだろうか。ましてや、自分の命を奪おうとしたクズに対して、過去の情だけで許すほど甘くはない。当然のことながら、そんなことはあり得なかった。青音はまだわずかな希望を抱いていた。咲夜なら晴南のために、
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