「それなら起こしてくれればよかったのに……。一人で気持ちよくなってたなんて絢乃さん、ズルいですよ! どうせなら一人でオナニーしてるところ、見てみたかったなぁ」 「……………………」 貢がとんでもなくおかしなことを言いだした。二人でしたかったんじゃないんかい。というか論点ズレてるし。妻の自慰を見てみたいとか、やっぱりこの人にはおかしな性癖でもあるんじゃないだろうか。 「……えぇと? そういう話は寝室へ行ってから、二人きりでしてくれるかしら? こっちがいたたまれないわ」 「「…………はーい」」 わたしたちは頭を抱える母に、二人そろって返事をした。少なくとも、親(彼にとっても義母になったわけだし)に聞かせる話じゃなかったかも。 「――じゃあ貢、寝室に行こっか。疲れたし、お風呂に入っての~んびりしよう」 のんびりしようとは言ったけれど、本当はのんびりじゃなくて早くマイホームのベッドで甘~い時間を過ごしたいのだ。しなきゃいけないこともまだあるし。 「はい。じゃあお義母さん、おやすみなさい。失礼します」 「ママ、おやすみ~♪」 「おやすみなさい」 * * * * ――わたしたち夫婦の寝室は、元はゲストルームだったお部屋だ。もちろんこの部屋にも専用のトイレ、洗面スペースと脱衣スペース付きの広いバスルームが完備されている。 キングサイズのダブルベッドが入っていて、寝具の肌触りも寝
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