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ハマるな、溺れるな

Author: るな
last update publish date: 2026-04-19 15:34:54

「どうぞ」

俺は部屋のドアを開け、涼を招き入れた。

「すごいっ、スイートルームってこうなんだ!」

 

「このホテルは夜景が一望できるんだよ」   

「夜景を見ながらするのもいいですね」

そう来たか。想像したら身体が火照ってしまった。でもまだその時ではない。

「涼、先にシャワー浴びておいで?」

「だから、俺、そんなこと気にしないって言ったでしょ?」

涼はニヤッと笑うと、俺をソファーに座らせた。

「焦らしプレイですか?」

「いや、そんなつもりは……」

「なら早くズボン脱げよ」

俺を見下ろす涼の視線が堪らない。俺は言われた通り、ベルトを外しズボンを脱いだ。

「ははっ、パンツ越しでも分かるくらい大きくなってる」

「それは……涼が……//」

「俺が?なに?」

涼はかなりのドSだ。その事実が俺を更に興奮させた。

「触って欲しい……//」 

「仕方ないなぁ」

そういうと、涼は床に膝をつき、俺のモノを口に咥えた。

「あぁぁぁっ……んぁぁっ//」

俺は盛大に喘ぎ声を漏らした。両足もだらしなく開いてしまう。

「司さんのこんな姿、他の人が見たらどう思うでしょうね?」

「え、なに?/」

動揺している俺を他所に、涼は俺にスマートフォンのカメラを向けた。

「撮ってあげました。自分の姿ちゃんとみてください」

涼のスマートフォンの画面には、ヨダレを垂らしながら快楽に浸る俺がうつっていた。

「可愛いですね。司さん」

涼は耳元で囁いた。

「自分のいやらしい姿をみて興奮してるんですか?やっぱり、司さんって変態ですね」

そういうと、涼は俺のモノを掴んで、扱き始めた。

「んぁぁっ……/だめぇっ///」

「ならやめます?」

「いやだぁ……/」

涼が俺の入口に指を入れた。何度も奥を掻き回される度、甘い声が漏れる。

「こんなに濡らして、今まで攻めのフリなんてよくできましたね」

「言えなかったから……抱かれたいって/」

「俺には言えたのに?」

「それは……んぁっ/」

「んはっ、ここ弱いですね」

まさか、この俺が年下の学生に翻弄される日が来るとは思いもよらなかった。だけど、涼の前なら無理に虚勢を張る必要も無い。たまには、とことん溺れてみるのもわるくないかもしれないと思い始めた俺が居た。

「涼……あぁぁっ……//」

「まだ入口しか弄ってないですよ?」

  

涼の指が俺の中を掻き回した。その度に、もっと奥が欲しくなってもどかしくなる。 

「んぁぁっ……もっと//」

「こうですか?」

涼は一気に自分のモノを奥まで突っ込んだ。

「あぁぁぁぁぁっ///ひぃッ……/」

俺は喘ぎまくった。

「はぁ、気持ちいいです、司さん」

「んんっ……ぁぁっ/」

涼のモノが俺の中で大きくなる。俺は締めつけを強くした。

「司さん……んんっ、」

涼は狂ったように腰を振りまくった。

「あっ、あぁん……んんっ、いくっ///」

「俺も、んっ」

俺と涼は同時に絶頂を迎えた。涼の出したものが、俺の腹の上にべっとりと付いている。俺はそれを指で触った。

「司さん、何してるんですか?」

「涼の触ってる。濃い」

「舐めてるじゃないですか」

「んはっ、涼だって俺の舐めるだろ?」

「まぁ、そうですけど……」

「だからおあいこ。シャワー先に借りるぞ?」

「どうぞ」

俺は余韻に浸る間もなく、ひとりで風呂場へと向かった。俺は全てを洗い流すかのように、頭からシャワーをかぶった。

涼に溺れてみるのもいいかもしれないと、俺らしくない考えが、一瞬、脳裏を過ぎった。だが、それは俺自身が許さない。俺は誰にも執着しない。愛だの、恋だのという曖昧な感情は俺には必要ない。

だから、今日で最後だ。涼とは二度と会わない。俺は何も変わらない。いつもの日常に戻るだけだ。風呂から出た俺は、決心が揺るがないうちにスーツに着替えた。

「先に帰るけど、涼は朝までゆっくりしていくといい」

俺はそれだけ告げ、部屋を出ようとした。そんな俺の腕を涼が掴んだ。

「同じ失敗はしない主義なので」

「なんの事だ?」

「俺とはもう会わないつもりでしょ?」

相変わらず涼は鋭い。

「その方がお互いの為にいいだろう?」

「そんなに怖いですか?本当の自分をさらけだすのが」

「怖いよ」 

俺は即答した。

「俺はそんな司さんも人間らしくて素敵だと思いました。だから、俺とちゃんと恋愛してみませんか?」

「俺が?」

予想外の展開に俺は戸惑った。

「俺と愛のあるセックスをしましょう。」

「涼、あの、それは……」

「ダメですか?」

「あの、ダメとかではなく……」

「じゃあ、なんです?」

「俺、かなり年上だぞ」

「何か問題でも?」

「俺、こんななりしてるけど受けだぞ?」

「とっくに知ってます。それに俺が攻めなので問題ないです」

涼は全く引く気配がない。

「俺が、司さんごと愛します」

そう言われて、胸が熱くなっている時点で俺の負けだ。だが、もう少しだけ抗おうと思う。

「いつも言ってるのか?」

「まさか。司さんにだけです」

「へぇ」

「信じてないですよね? 」

「そんな事はない」

「どうだか」

すると、涼はベッドから起き上がり、俺を後ろから抱き締めた。

「こんなにも誰かを欲しいと思ったことは司さんが初めてなんです。だから、俺の恋人になってください」

背中越しに涼の声が響いた。また涼に抱かれたい。俺は欲望に負けた。

「……分かった」

「ありがとう、司さん」

涼にハマるな、溺れるな。頭では分かっているのに、すでに時遅し。俺は涼の沼へ堕ちていく。

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