Todos os capítulos de しおさいの街で、人狼と天使は恋をした: Capítulo 31 - Capítulo 40

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第3章・第2話:ガードレールの外側で、世界からこぼれ落ちそうな少女

 トンネルの入口が見えたとき、もう一つ――想定外のものが見えた。 ガードレールの外側に、影。 細い。    折れそうなくらい、細い。 少女が、夜風にさらされるように、ガードレールの向こうに立っていた。 肩までの髪が、月明かりを吸い込んで、灰色に見える。    制服のスカートが風に揺れて、膝のあたりでかすかに震えている。 こんな時間に女子高生。    こんな場所で女子高生。「……はぁ」 ため息が、勝手に出た。    よりによって、今夜か。 とはいえ、見なかったふりをするほど、俺は人間嫌いでもない。    そういうふうに生きようとした時期も、昔はあったが、結局――目の前に「落ちるもの」があれば、手を伸ばさずにはいられない。 どれだけ、めんどうでも。 原付のスピードを落としながら、視線を少女に向ける。 その横顔は、月光に削り出されたみたいに白かった。    頬に血の気がまるでない。    目は、遠くの何かを見るように、焦点があやふやだ。 あの目を、俺は知ってる。 何百年も前から、いろんな顔で、いろんな時代の人間たちがしてきた目だ。 諦めと、疲れと、期待されることへの恐怖。    そして――かすかな、解放への憧れ。 原付を彼女の少し手前で停めると、エンジン音が、静寂を切り裂いた。 少女が、ゆっくりとこちらを振り向く。 その瞳は、思ったよりも若かった。    若いくせに、老けていた。    十六、七。    なのに、三十年は生きてきたみたいな沈んだ色をしている。 ガードレールの外側。足元は、すぐ下りの斜面だ。    踏み外せば、夜の山にそのまま飲まれていくだろう。 俺はハンドルから手を離し、ヘルメットを脱いだ。  
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第3章・第3話:噛み合わない死にたい心と、生きようとする身体の震え

 少女の足先が、ぎりぎりのところで地面を探す。   靴の底が、小石を蹴った。   からん、と、頼りない音が闇に吸い込まれていく。 落ちる。   このままだと、落ちる。 分かっていたのに、俺の体は、その一瞬、動かなかった。 殺し合いには慣れているくせに。   人間を、死から引き戻す距離感は、いまだに掴めない。 ほんのわずかな間。   それでも、崖縁にいる人間には致命的になり得る間。 少女は、ふっと目を閉じた。 まぶたの裏側に、何が浮かんでいたのか。   俺には見えない。   けれど、その表情は、あまりにも静かだった。「――ここでなら、誰にも見つからずに消えられるかな……」 自分に言い聞かせるような声。   祈りとも、呪いともつかない響きが、夜気の中に溶けていく。 その静けさが――逆に、何かを刺激したのかもしれない。 人間の本能か。   それとも、俺の中にいまだ残っている獣の本能か。 脳裏のどこかが、甲高い警鐘を鳴らした。 ――ダメだ。 言葉にならない警告が、背骨を走る。   足が、勝手に前へ出た。 伸ばした手が、宙を切る。   あと一歩、遅い。 その時だった。 静まり返った山道を、別の音が切り裂いた。 ドオオオオオオッ!! 爆音。   耳が痛くなるほどの、エンジンの咆哮。   直管マフラーの、品のない暴力的な音。 トンネルの向こう側から、光が飛び出してくる。 いくつも。   ばらばらに揺れながら、こちらへ近づいてくるヘッドライト。 その眩しさに、少女のまぶたがびくりと震えた。   
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第3章・第4話:影の狼が吠える夜と、ボロ原付の面倒くさい正義

「……うるせぇな」 俺は、わざとらしく耳をほじる仕草をした。 トンネルの出入口。    バイクのエンジン音と、暴走族の笑い声と、少女の悲鳴。    全部まとめて、耳障りだった。「夜中に騒ぐんじゃねぇよ。耳に響くだろうが」 低い声でそう言うと、五つの視線が一斉にこちらを向いた。「は? なんだお前」「調子乗ってんじゃねぇぞ、ボロ原付」 鉄パイプが一本、がしゃりと音を立てて持ち上げられる。    龍二の取り巻きの一人が、威嚇するように振り回した。 俺は、ため息をついた。「……おまえらってさ。数がちょっと集まると、すぐ群れの力でイキり出すよな」 誰に言うでもなく呟くと、龍二が眉をひそめた。「あ? 聞こえねぇよ。もっとデカい声で――」「聞かなくていい」 俺は、手を軽く振った。    その動きに合わせるみたいに、足元の影が、月光から逃れるように濃く沈む。 トンネルの入口。    ヘッドライトの白い光と、月の青白い光が、地面に複雑な陰影を落としている。 その陰が、ぐにゃり、と――不自然な形に歪んだ。「おいおい、なんだよ、兄ちゃん。マジで死にてぇのか?」 龍二が、ニヤニヤと笑う。    詩乃の腕を離さないまま、俺の方に鉄パイプを向けた。 ああ、もう。    面倒くせぇ。「クロ」 小さく呼ぶ。    名前は、ほとんど息だけで吐き出した。 応えるように、俺の足元の影が、音もなく膨らんだ。 黒い水たまりが、逆再生の映像みたいに、地面から立ち上がっていく。    輪郭がぶれながら延び、四つの脚を形作り、尾を生やし、耳を尖らせる。 漆黒の狼。 光を一切、反射しない黒。    そこにぽつり、と赤い燐光みたいな目だけ
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第3章・第5話:灰色の世界を抜けて、熱い背中と冷たい夜風のあいだで

 足が、もう上手く動かなかった。 朽縁トンネルの入口。   さっきまで暴走族たちが占拠していた場所は、嘘みたいに静まり返っている。 ヘッドライトだけが、白く路面を照らしていた。   その光の端で、私はアスファルトの上にへたり込んで、膝を抱えて震えていた。 さっきまでのことが、全部悪い夢だったみたいに感じる。   でも、腕に残る痛みが、あれが現実だったことを主張していた。 乱暴に掴まれたところが、じんじんと熱い。   制服の布の感触が、やけに鮮明で気持ち悪かった。 耳の奥にはまだ、あの男たちの笑い声が残っている。  「ピチピチの女子高生じゃねぇか」   「後で回すか?」「極楽見せてやる」  吐き気がした。   喉の奥まで込み上げてきて、でも何も出てこない。 呼吸の仕方が分からない。   肺がきゅうっと縮んで、空気が、うまく出入りしてくれない。 そのとき。「……怪我は」 低い声が、頭のすぐ上から降ってきた。 顔を上げると、逆光の中に人影があった。   さっき、私を助けた人――。 ヘッドライトの光で輪郭は眩しくてよく見えないのに、   琥珀色の瞳だけが、不思議なくらいはっきりと見えた。 夜の獣みたいな、光。   でも、そこにはさっきの暴走族たちが向けてきたような、いやらしさも、舐めるような視線も、一つもなかった。「……な、ない、です……」 自分の声が、情けないくらい震えていた。 本当は「分からない」が正解かもしれない。   心も体も、どこがどれくらい傷ついているのか、まだうまく感じられない。 でも、「怪我は」と聞かれて「あ
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第3章・第6話:「死にたい」の裏側で、「汚されたくない」と叫んだ本音

 山を下りると、空気の匂いが変わった。 塩の匂い。    湿った潮風。    遠くから聞こえてくる、波のぶつかる音。 原付はいつの間にか、海沿いの県道に出ていた。    道路の脇に、ガードレールの向こうの黒い海が、ところどころ顔を覗かせている。 街灯が等間隔に立っていて、その明かりの下を通るたび、    彼の髪がオレンジ色に、またすぐ暗い色に戻っていく。 原付のエンジン音だけが、一定のリズムで鳴っていた。    他には、何も聞こえない。 背中から伝わる体温は、さっきと変わらない。    夜風にあてられているはずなのに、全然冷めない。 私は、無意識に指に力を込めていた。    黒いジャケットの布を、爪が食い込むほど握りしめている。 もし、この手を離したら。    また、あのトンネルの前みたいな場所に戻ってしまう気がした。「……死のうとしてたんだろ」 急に、彼が言った。 前を向いたまま。    速度も変えず、視線も逸らさず。    ただ、少しだけ声のトーンを落として。「あのトンネルで」 心臓が、どくん、と跳ねた。 やっぱり、見透かされている。    さっき、ガードレールの外側に立っていた私の足元。    あの一歩。 あの闇の向こうに「救い」を見てしまった、自分の弱さ。 言い訳なんて、何もできない。 否定すれば、みっともない嘘になる。    肯定すれば、惨めな本音になる。 どっちを選んでも、私の見苦しさは変わらない気がした。 何も言えずにいると、彼は続けた。「なのに、どうしてあの時、助けてって言った」 ――あの時。 トンネルの中。    腕を掴まれて、制服に手を
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第3章・第7話:汐風ステーションの夜、肉まんとコーンスープと名前の話

 どれくらい走ったのかよく分からない。 時計なんて見る余裕はなかったし、   時間の感覚自体が、さっきからどこかへ行ってしまっていた。 ふいに、原付の速度が落ちた。 顔を上げると、前方に光の帯が見えた。   大きな駐車場と、暗い中でぽつんと明かりを灯している建物。 道の駅――。 ネオンの看板に「汐風ステーション」と書いてあるのが、ヘッドライトに照らされて浮かび上がった。 駐車場には、トラックが数台、アイドリング音を響かせて停まっている。   人気はほとんどない。自販機の明かりだけが、夜の中に白く浮かんでいた。 原付が建物の前に停まる。   エンジンが切れて、さっきまで耳の奥に鳴っていた振動が、ふっと消えた。 急に訪れた静けさに、身体が少しだけ揺さぶられる。「降りろ」 前から声がして、私は慌てて彼の腰から腕を離した。   名残惜しさと、気まずさが、一緒くたになって胸の奥でもつれる。「……ありが、とうございます」 どうにか搾り出した言葉は、それくらいだった。 彼は「ん」とだけ返し、さっさと原付から降りる。 建物の入口へ向かう途中、ジャケットのポケットに手を突っ込んで、何かを確かめている様子だった。 自動ドアの前で、彼が一瞬だけ立ち止まる。   何かを計算しているような顔。 それから、ふっと小さく息を吐いて、店内へ入っていった。 私は少し遅れて、その背中を追いかける。 中は、コンビニみたいな明るさだった。 地元の野菜やお土産コーナーは、すでにビニールシートがかけられていて、   レジの横だけが夜間営業モードになっていた。 自販機コーナー。      軽食の棚。   電子レンジの前に、ひとつだけテーブルと椅子。
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第3章・第8話:面倒くさくて、放っておけない夜風のベンチ

 柊木詩乃が、肩にもたれかかってきたとき、    カミヤの背筋は、ごく小さく跳ねた。 女に寄りかかられること自体は、初めてじゃない。 酔っ払いに絡まれることもあれば、    助けた相手にしがみつかれることもある。 だが、今、肩に乗っている重みは――    それらとは、まるで違っていた。 軽い。    折れそうなくらい軽い。 けれど、その軽さが、逆に重かった。「死にたい」と言っていた少女の体重だ。 コーンスープの紙カップは、彼女の手から滑り落ちそうになっていた。    カミヤは何気なくそれを受け取り、ベンチの脇に置く。「……寝やがった」 小さく呟く。    返事はない。 彼女の呼吸は、さっきまでと違って、落ち着いていた。    肩越しに伝わる胸の上下が、ゆっくり、一定のリズムを刻んでいる。 人間の眠りは、脆い。    けれど同時に、それは最大限の「無防備」でもある。 こんなふうに誰かに身体を預けて眠るなんて、    今の彼女からすれば、本来あり得ないはずだ。 それでも、眠った。 それが何より、雄弁だった。 このガキは、今この瞬間だけは――   「死ぬ」よりも、「眠る」方を選んだ。 三百年も生きていれば、人間の死に方も、生き方も、山ほど見てきた。 酒に溺れるやつ。    博打に溶けるやつ。    刃物に自分から向かっていくやつ。 どの「終わり方」も、結局は同じ場所に行き着く。 だが、「眠り」を選ぶやつは、まだ戻ってこられる余地がある。 カミヤは、空になった自分の紙カップを指で弄びながら、    目の前の駐車場をぼんやりと眺めた。 薄い霧が、海の方からうっすらと流れてきている。 &
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第3章・第9話:汐風高校の校門前で、いじめの声に原付を止める三百年目の狼

 朝四時。   空はまだ夜の名残を引きずって、群青色のままだった。 汐風町の漁港には、もう人の気配がある。   網を引きずる音、トラックのエンジン音、怒鳴り合う声。   魚と潮と、ディーゼルの匂いがぐちゃぐちゃに混ざって、鼻腔にまとわりつく。 狼谷――この町では「カミヤ」と名乗っている男は、そんな港の隅っこで、無造作に煙草を踏み消した。 金が、尽きかけていた。 道の駅で肉まんとコーンスープに千円を溶かし、   その後も二日ほど、安いカップ麺と缶コーヒーで誤魔化してきたが、   財布の中身は、もう笑えない薄さになっていた。 放浪者にとって、金がないというのは致命傷になり得る。   宿にも泊まれず、飯も食えず、   結果、余計なトラブルを招き寄せる。 だから、彼は仕事を探した。 港近くの古びたスナックの裏口。   錆びたドアと、油じみたコンクリート。   そこに、汐風町の「手配師」がいると、さる情報筋が教えてくれたのだ。 待つこと数分。 裏口のドアが、ギイ、と音を立てて開いた。「おう、若いの。誰かと思や、前にかっさんとこで見た顔じゃねぇか」 白髪混じりの短髪に無精髭。   ヨレたジャンパーから煙草の煙をくゆらせている中年男――勝田だった。「仕事、探してんだろ?」「まぁな。数日食えるくらいでいい」 カミヤは肩をすくめる。   勝田は、じろりと彼を値踏みするように見た。 遠慮のない目線。   人を「商品」としても見られるプロの目だ。「腕っぷしは?」「……まぁ、それなり」 控えめに答える。 十階建てのビルから落ちても無傷で、   マグロのトロ箱くらいなら片手で山積
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第3章・第10話:汚れた制服とひどい顔、それでも手を伸ばしてくれる背中に掴まる朝

 体育館の裏の土は、いつも湿っている。 朝露が残っているからなのか、日当たりが悪いからなのか、    理由はよく知らない。 でも、靴の裏にまとわりつくこの重さが、私は嫌いだった。「ねぇ、詩乃。まだ学校来てんの? 空気読めないの?」 耳慣れた声が、頭の上から降ってくる。 水沢 彩音。    この学校で一番「普通」で、一番「人気者」な女の子。 そして私を、地獄に落とした人。「消えろって言ったよね。日本語わかんないの?」 彼女の隣で、取り巻きの二人がくすくす笑う。    一人は背が高くてモデルみたいで、    もう一人は小柄で、いつも彩音の真似をしている。 私は、俯いたまま黙っていた。 何を言っても、どうせ「面白いおもちゃ」にしかならない。    それは、一年間で嫌というほど学んだ。「ねぇ、聞いてる?」 彩音の指が、私の顎に触れた。    ぐい、と無理矢理顔を上げさせられる。「あっは。相変わらず、ゾンビみたいな顔」 笑い声。    スマホのシャッター音。 あの日、SNSに晒された、制服を汚された写真と同じ音。 胃の奥が、きゅっと縮んだ。「ねぇ、詩乃。あんたさぁ、この前さ――」 その時、    彩音の指が、私の髪を鷲掴みにした。「きゃっ――」 頭皮が引きちぎられるみたいに痛い。    視界がぶれる。「まだ学校来てんの? マジでウケる。    あんたがいるだけで、クラスの雰囲気悪くなるんだけど」「つか、さっさと転校すれば? てか消えれば?」「そうそう。あたしたち、ちゃんと『消えろ』って言ってあげてるのに、無視とかマジありえなくない?」 取り巻きの一人が、私の肩をトンと突いた。  
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第3章・第11話:嫌なことがちっぽけに見える岬で交わす、「今この瞬間だけ」の約束

 海が、すぐそこにあった。 県立汐風高校から少し走ると、    町並みはすぐに低くなって、    両側の建物の隙間から、青い水平線が顔を覗かせる。 原付のエンジン音が、風の音に混じって耳に届く。    潮の匂い。    アスファルトの熱。 空は、抜けるように青かった。 あの夜の夜空とは全然違う。    月も星も隠れた、重たい闇じゃない。 眩しすぎて、少し目が痛いくらいの青。 私は、思わず目を細めた。 カミヤさんの背中に、そっと額を押し当てる。    彼の体温は、夜だけじゃなくて、昼もやっぱりあたたかい。 でも、今日は――。 そこに顔を埋める理由が、   「泣いているのを隠すため」じゃない。 ただ、    風が強くて、前を向きにくいから。 それだけ。 私の腕の中で、彼の肩がかすかに揺れる。    笑っているのか、ため息なのか判別しづらい微妙な動き。「どこ行く?」 風に紛れる声が、背中越しに届く。 行き先を聞かれているのだと気づくのに、    数秒かかった。「……えっと」 どこ、だろう。 カラオケでも、ファミレスでも、映画館でもない。    そういう「普通の高校生の遊び場」は、たぶん今の私にはまだ似合わない。 でも、一つだけ、また行きたい場所が頭に浮かんだ。「……岬の、灯台。分かりますか?」「あぁ。地図で見た。町外れの古いやつだろ」 即答だった。「行ったこと、あるんですか?」「いや。ない。仕事の合間に、暇つぶしで地図見ただけだ」 そんなことしてるんだ、この人。    意外と几帳面というか、真面目というか。「……昔から、好
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