「あなたは彼女を尊敬しているのね!」モロー夫人は短く、乾いた、喜びのない笑みを浮かべた。「あなたは彼女を尊敬している。でも、尊敬は愛ではないのよ、息子。たとえそうだったとしても、愛ですべてが解決するわけではないわ。あなたには安定と、尊敬される立場が必要なの。この女はあなたの人生に、そして私たちの人生に、混乱をもたらすのよ。」ジュリアンは立ち上がり、窓辺へ数歩歩いた。手入れの行き届いた庭、完璧に刈り込まれたバラの茂み、熊手で均された砂利道を見渡した。エリーズのことを思い出した。彼女の手の温かさ、笑顔、そしてどんな困難にも負けずに毎朝起きる彼女の勇気。そして、母親が何を言っても、自分の気持ちは変わらないことを彼は知っていた。「母さん、許可を求めに来たのではありません。あなたに知らせに来たのです。あなたへの敬意を表して。」モロー夫人は立ち上がり、息子に向けた視線には冷たく、ほとんど軽蔑にも近い悲しみが宿っていた。「あなたはやるべきことをやったのね。でも、私がこの女を家に迎え入れるなんて思わないで。彼女を私たちの一員として認めるなんて思わないで。彼女は私たちの一員じゃないのよ、ジュリアン。これからも決してそうなることはないわ。」ジュリアンはひるむことなくその言葉を受け入れた。「お母さんの選択です。でも、僕の決断は決まっています。僕はエリーゼを愛しています。そして、彼女を置いていくつもりはありません。」モロー夫人は何も答えなかった。彼女は再び椅子に座り、ティーカップを手に取って一口飲んだ。表情は無表情で、まるで会話が既に終わったかのように、まるで息子が存在しなくなったかのように見えた。ジュリアンはしばらくの間、じっと動かずにいた。おそらく、何か言葉や仕草、心変わりを期待していたのだろう。しかし、何も起こらなかった。そこで彼は踵を返し、重い心を抱えながらも良心の呵責を感じることなく、その場を去った。
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