■嵐除けの祈祷について 【準備する道具】 1.紫のストラ(Stola): 悔い改めを象徴する司祭の帯。 2.聖水(Aqua Benedicta): 悪魔を追い払うためのもの。 3.福音書(Evangelium): 特に「ヨハネによる福音書」を使用。 4.聖骨箱または聖体: 教会が持つ最も神聖なもの。 【手順1:開式(祭壇の前で)】 アーサーは祭壇の前に跪き、自身と村人の罪を赦し、嵐を鎮めてもらうよう祈ります。 ・動作: 跪いて十字を切り、「主よ、憐れんでください(キリエ・エレイソン)」を唱える。 ・唱え文: 「主よ、あなたの民を顧み、この嵐からお守りください。我らの罪にふさわしい罰を与えず、慈しみをもって応えてください。主、キリストによって。アーメン」 【手順2:福音書の朗読(嵐の方角へ向かって)】 当時、嵐を鎮める最大の武器は**「ヨハネによる福音書 第1章1節〜14節」**の朗読でした。 ・動作: アーサーは立ち上がり、嵐が迫る方角(扉や窓)を向いて、福音書を高く掲げ、朗読します。 ・唱え文: 「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。……(中略)……光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光に勝たなかった」 ラテン語冒頭: "In principio erat Verbum, et Verbum erat apud Deum, et Deus erat Verbum..." 【手順3:四方への十字の祝福と排斥】 教会の入り口や、広場に出て行います。 ・動作: 聖水撒き(アスペルギラム)を使い、東・西・南・北の順に聖水を撒き、十字を切ります。 ・唱え文: 「主の十字架を見よ、敵対する者よ、逃げ去れ(Ecce Crucem Domini, fugite partes adversae)。ユダの族の獅子、ダビデのひこばえは勝利した。ハレルヤ」 ※これが「サタンよ退け」に代わる、当時正当とされていた排斥の祈りです。 【手順4:結び(教会の鐘とともに)】 ・動作: 侍者(この教会だとアリスターやピーター等)に命じて鐘を鳴らし続けさせ、最後にも
Last Updated : 2026-07-31 Read more