転生伯爵令嬢ですがどうやら乙ゲーの世界でした のすべてのチャプター: チャプター 11 - チャプター 20

21 チャプター

冒険者登録

ギムレットが領地につきスクロールを設置した次の日。キリアがテレポートでやってきた。 長閑な田舎で何もない。 辺境に近い為住人も疎らだ。 アマリリス伯爵家の収入は王家からの維持費とたまにある回復魔法の依頼費だ。 去年からキリアの莫大な給金が入ってきてるが、長年の質素倹約を貫きキリアの給金には殆ど手をつけてない。 馬鹿な男の慰謝料も半分は残っている。 新しい領地も人は少ないく農業地で王家の兵士達が護ってきた。 新しい騎士団を作る事と、辺境伯に騎士団が出来るまで護ってもらうように交渉すること。 こちらからはポーションや回復魔法と食料を交渉材料にする。 ギムレットは部下に作らせた契約書を確認し深い溜息を吐いた。 回復魔法を使える者は元々大人しく優しい性格の者が多い。 攻撃魔法使いや騎士や兵士達はどちらかというと激しく、攻撃的な性格が多い。 その当主なら真反対の性格であり、現辺境伯はギムレットと同じ年で学園でも関わりのない関係だった。 現辺境伯の息子夫婦は他界してギルバートと同じ年の息子が1人いると言う。 辺境伯とギムレットはまさに陰と陽。 辺境地を護る兵士達が怪我したり亡くなったりと目の当たりにしてきた現辺境伯は学園時代にギムレットに「役立たず」と言い放った。 魔法は使えば魔力を使う。 辺境地の兵士の治療は人数が多すぎて、傷も深い。 30年前のスタンピートで当時学園生だったギムレットも呼ばれた。 辺境地の兵士や王家の兵士達達が大勢スタンピートにあたり、怪我人も死者も大勢いた。 まだ若く言っても仕方ないとわかっていても、もっと魔力量があれば。 上級魔法を使えればとギムレットもギムレットの両親も悔しい思いをしていた。 それは現辺境伯も同じだった。 ただその思いのほかに、もっといい武器やいい防具そして自分が強ければと・・・・。 勿論スタンピートにあたった兵士やその家族も。 現辺境伯の当時の言葉は八つ当たりであり、やるせない気持ちだったりで抑えきれずに出た言葉だった。 今でもあの言葉はギムレットの深い傷だ。 幸い言われたのはギムレットだけだった。 回復魔術師として呼ばれた両親や親戚達には聞かれず、言われずにすんだ。 学園を卒業すると王都に留まり、領地に戻ったがイリスや
last update最終更新日 : 2026-10-06
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辺境地で家を借りる

スタッフからランクの説明を受け、ポイントによってランクが上がること。 ランクの1番上はSランクで次がAで1番下がGランク。 壁に張ってある依頼書を受ける。 依頼書に書いてあるランクはそのランク一つ下から受けられる。 依頼は失敗すれば違約金がかかること。 素材等の買い取りができること。 魔物の解体を安くできること。 大体こんな感じよ。 「私はロギーって言うのよろしくね」 ロギーに案内されながら別の場所に連れて行かれる。 「ここで渡したプレートに本人情報を入れるわ」 キリアの首からネックレスをとり、水晶の前に置く。 「魔力か血が必要なんだけど、どっちがいい?」 「魔力で」キリアが答えると、ロギーはキリアを後ろから抱っこした。 棚に置かれた水晶はキリアには届かず、ロギーが手伝ってくれた。 水晶に手を置き魔力を流すとプレートが光り、手を離すと光りは消えた。 「これで証明書ができたわ。国や領に入る為の身分証明書になるし、お金もかからないから、門番に見せてね」 ゆっくり下ろされたキリアは頷いた。 「何か依頼見る?」 壁に張られた依頼書のGランクの依頼書が張られたスペースを見る。 以外と多い依頼書の大半は薬草や、ポーション作りで使う材料集めだった。 「ロギーさん、この素材は持ってるのを渡したらダメ?とりに行ったの限定?」 「持ってるのでも大丈夫よ!」 キリアはGランクの素材集めの依頼書を全てとり、 「どこに出せばいい?」と聞いた。 ロギーは首を傾げながらカウンターを指さした。 キリアは依頼書にある素材の個数分全てカウンターにマジックボックスから出した。 大きく目を見開きキリアと素材を何度か視線で往復した。 口をパクパクさせるが、経験豊富なギルドの受付嬢は我に返り素材をチェックしはじめた。 依頼書を確認し、問題無いことを確かめて依頼達成の印鑑を押していく。 「ちょっと待てて」ロギーがカウンターに戻り依頼達成の依頼書をカウンターにあった小さい水晶でスキャンしていく。 スキャンが終わると、首にかけてたプレートが光り、ランクがFランクに上げっていた。 「状態も良く数も合ってるわ。マジックボックス持ちなのね。冒険者向きだわ」 ロギーはキリアに微笑み 「お金は
last update最終更新日 : 2026-10-06
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辺境伯

2日後ギムレットとキリアは辺境伯に会いに行った。 辺境伯は辺境地の中央にある屋敷に住んでいる。 馬車で1日の距離だが町以外の場所は魔物が出る為2日かけて移動する。 馬車に魔物避けの魔道具を使い辺境地に入った。 今日泊まるホテルは昨日冒険者登録を行った場所で、門番は昨日と同じ人達が立っていた。 難無く門を潜りホテルに到着した。 魔道具を取り外しホテルに入った。 辺境地に来るものは冒険者や商人ぐらいで貴族が来る場所ではない為綺麗なホテルはない。 キリアは思い出したくはないが離れで暮らした事があり、綺麗な場所じゃなくても気にならない。 ギムレットも回復魔術師で色々な場所に呼ばれることもあり、ボロボロのホテルでも慣れていた。 アマリリス領を出たのは昼過ぎだった為丁度いい時間にホテルに入れた。 ホテルには風呂がついていないのでスタッフが桶にお湯を入れ持ってきてくれた。 連れてきた使用人がキリアの身体を拭いてくれた。 「ありがとう」キリアは使用人のララにお礼を言った。 ララは男爵令嬢なのだが、小さい時に父親が亡くなったり男爵家は父親の弟が継いだ。母親の実家に戻ったが母親の実家は貧乏男爵で家族皆働いている。ララは12歳の頃からアマリリス領の屋敷でメイドとして働いている。現在22歳だ。 「お嬢様、使用人にお礼を言ってはいけません」とキリアの教育係でもある。 「言うよ!何度も」キリアは悪びれず「だって貴族の前に人だし。バーレさんから教わってることだもん」 「バーレさん?」 「魔術師の塔のバーレさん。勉強や魔法を教えてくれる人」 「ま、魔術師の塔?」ララが驚き声が裏返る。 「色々あって教わる事になったの」 ララが驚きから我に返り 「お嬢様はもう魔法を使えるのですか?」 「うん、使えるよ!」キリアはララを見て笑う。 半信半疑でキリアを見ると、キリアは空中に樽に入った水を浮かべた。 その水でウサギを作ったり、犬を作ったり、ぐるぐる回してみたりした。 「す、凄い!」細いララの目が開き驚いていた。 ララは魔力量が少なく、使える魔法は水を出すだけで自由に水の形を変えることもできない。 「魔法は使えば魔力量が増えるから毎日使っていけば使える魔法が増えるかもよ」キリアがララに教えた。
last update最終更新日 : 2026-10-06
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話合い

「屋敷を案内させるか?子供にはわからんだろう」使用人を呼ぼうとするアルフォンスをとめ 「私も交渉します!」 ギムレットが頷き、宰相からの話しをアルフォンスに聞かせた。 「つまり、領地を護る兵士を貸せ!って事か?!そっちからはポーションと回復魔法、食料を出すと」 足を大きく開き腕を組み考えてる。 「断る」はっきり拒絶した。 「魅力的な申し出だが、回復魔術師はこっちにもいる。癒しのアマリリス家でも同じくらいの治療しかできんだろ。役に立たない!」 アルフォンスがギムレットを侮辱する。 「話しが終わったなら帰ってくれ」 追い払うようにアルフォンスがシッシと手を振る。 「お祖父様大丈夫ですよ!森の近くに結界を張りましょう」 キリアがギムレットの手をポンポンと叩き励ます。 「宰相様の好意を無にしたのだから今まで通りでいいんですよ!」キリアがギムレットの手を引き出ていく。 お祖父様を侮辱され、キリアは怒っている。 ドスドスと淑女にあるまじき行いだ。 ギムレットは昔のトラウマを思いだして顔色が悪い。 馬車で待っていたララとサンチェが2人を出迎える。 「皆馬車に乗って!」 キリアはギムレットと馬車に乗り込み 「ララとサンチェも馬車に乗ってる?」 2人から乗ってますと声がかかると、テレポートで領地の玄関先に移動した。 「はぁ?え?なに?」 サンチェが見慣れた屋敷を目に慌てた。 ララはあんぐりと口を開いた。 「お祖父様屋敷に着きました」 「ああ・・・。」 トラウマのせいでキリアの言葉に生返事をしたギムレットは、馬車から降りると領地の屋敷の前で落ち込んでいた気持ちが晴れた。 「あ〜これがテレポートか!凄いな」キリアの頭を撫で、テレポートを初めて体験した感動と驚きで胸がワクワクした。 「王都の屋敷にも魔力をスクロールに流せばいけます。お祖父様の魔力量なら往復出来ると思います」キリアが笑顔で伝えた。 ギムレットが元気を取り戻した事でほっとしたが心でアルフォンスに文句を言う。 (イケオジって思って損したわ!ただの能無しじゃない!) ギムレットやイリスもキリアが作った魔道具の眼鏡をつけるとキリアのように治療できるようになった。 そのおかげで魔力をあまり使わず、大怪我でさ
last update最終更新日 : 2026-10-06
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狩りに出てみた

次の日辺境地の冒険者ギルドに向かう事にした。 キリアはマジックバッグを持ちテレポートで門の近くの森に転移した。 門で若い門番がキリアによってきてくれ手続きをしてくれた。 冒険者のネームプレートを見せた。 若い門番が「気をつけてな!」と声をかけ手を振った。 キリアも若い門番に手を振って頷く。 借りた家に入り、マジックバッグに入れたテーブルや椅子などの家具を設定し、キッチンに鍋やフライパン皿などを棚に納めていく。 キリアが作った魔道具の移動風呂を部屋の隅に置く。 長方形のドアがついたもので、ドアを開けると空間魔法で作った広いお風呂場がある。 キリアは今日異世界飯を作るため張り切っていた。 魔道具の鑑定魔法の効果がある眼鏡に食べれるか?美味しいか?がわかる機能をつけた。 荷物を置き、ギルドに向かう。 歩いて数分後ギルドについた。 Fランクのスペースを見ると薬草の依頼がまた出ていた。 他にも家の修復や家畜の世話などがあった。 しょうがなく、薬草の依頼を5枚掲示板からとりカウンターに向かう。 ギルドの受付のロギーに依頼書とバッグから薬草を出して渡した。 「リアちゃんありがとう。この前の薬草依頼人たちから絶賛されたのよ」 ロギーは薬草を確かめながら言った。 「今回も状態がいいわ。ギルドに貯める?」 「ええ。お願い!」 キリアはギルドを出ると狩りに行くため南の門に向かった。 門でプレートを見せ森に行く。 探索魔法を使い魔物を探す。 出来れば唐揚げが食べたい。 暫く歩いて奥に行くと探索魔法に何かがかかった。 数は2つ。 探索魔法を使ったまま反応があった場所を目指す。 魔物だと思ってたがいたのは10歳ぐらいの男の子が2人だった。 ボロボロの剣を持ち使い込まれ薄くなった皮の鎧を纏っていた。 「ギル様帰りましょう。危ないですよ!」 キリアはギルバートと同じ愛称の子を見る。 もう1人より背も身体も大きい。 「ロイルは臆病だな!俺はもう1人前だ」 ギル様と呼ばれた男の子が制止するのを嘲笑った。 探索魔法に2人めがけ急速に接近する反応があった。 ギルはボロボロの剣で襲いかかってきたレッドウルフの攻撃を受けた。 ギルは勢いよく飛ばされ木に激突した。
last update最終更新日 : 2026-10-06
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念願の異世界飯

ロイルがリアを見つけると「リア」と声をかけた。 兵士達の帰還もあって南の門は人で溢れている。 そこら中に寝かされ、治療を受けているが、回復魔導師が魔力補充の為に魔石を持ち治療している。 完治には程遠く重傷者はポーションを使い少しでも怪我を治そうとしてた。 キリアはその様子を見てアルフォンスを思い出す。 (こんな状態で契約を拒んだんだ) キリアはアルフォンスを更に嫌いになった。 リアの元にロイルが来て何かを差し出した。 「これグリズリーの牙」 グリズリーの牙は硬く、剣や弓の素材に使われる。 「要らない。それ集めて剣にするんでしょ?」 「僕にはこれぐらいしかいいものがないから」 とキリアに押し付けてくる。 「レッドウルフをもらったから大丈夫」 キリアがグリズリーの牙をロイルに押し返す。 「でもお礼になるものがないから・・・。」 「なら買い物に付き合って。傷が治ってからでいいから。ここにきたばかりでわからなの」 「わかった」 ロイルは頷きやっとグリズリーの牙をポケットに入れた。 リアが立ち去ろうと歩き出すと、ロイルもついてきた。 「リアは何歳?いつここにきたの?」 「6歳で今日ここに移ってきた」 「親は?」 「遠い所にいる」 沈黙が流れ 「俺も1人だ。大丈夫俺が面倒見るから」 ロイルが目を潤ませ勘違いした。 キリアは訂正する気はなく、黙っていた。 「俺は8歳で町の外れに住んでる。困った事があったら言って」 「10歳ぐらいって思ってた。身体が大きい」 「辺境地の子供はこんなもんだよ。一緒にいたギル様も同じ歳だ」 キリアは驚きつつも師匠のバーレにダンジョンに放り込まれ3ヶ月放置された事を思い出す。 サバイバルだろうが普通の生活だろうが困ることは何もない。 「ありがとう」 話しをしてるうちに冒険者ギルドについた。 ロギーに魔物の解体を頼んで、解体する倉庫に案内された。 そこの責任者のテツがやってきた。 「嬢ちゃんが依頼者か?」 ついて来ていたロイルに視線を向けた。 「ここに出していい?」 「マジックバッグか?いいの持ってるな」 キリアが今日討伐したレッドウルフ、オーク2体ブルホーンを出す。 テツの顔が引き攣った。 「嬢ちゃんが狩ったのか?」 キリアは頷く。 テツは驚きながらも解体の説明を
last update最終更新日 : 2026-10-06
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武器を作りたい

ロイルは初めて見るご飯に驚いている。 「食べよう」 とキリアがいい席につく。 恐る恐るテーブルの唐揚げやご飯に目が釘付けになり、新鮮な野菜を見て何も言えなくなった。 キリアは取り皿に唐揚げを3コとり、ナイフとフォークで食べ、ご飯を頬張る。 それを見てロイルも小さくきり分け唐揚げを食べた。 モグモグと数回噛み大きく目を見開いた。 「うまっ」 ロイルはガツガツと食べ始め、ご飯もモリモリ食べた。 夢中で食べてしまいキリアは最初に取り分けた3コしか食べれなかった。 「ご、ごめん!こんなに美味しいの始めてで・・・。」 テーブルの食べ物がお櫃に入れてたご飯までなくなった。 「いいよ。食欲あるなら大丈夫だね!」 キリアがテーブルを片付けようとするとロイルも手伝おうと席を立つ。 「怪我してるんだからいいよ」 キリアに制止され、片付けるまで立っていた。 流しに汚れ物を置き、紅茶を入れ戻ってきた。 紅茶をロイルの席に置き、クッキーをテーブルの真ん中に置いた。 キリアは紅茶を持ったまま席に座る。 「他の領はこんな旨い食事なのか?」 「違うよ。これはこの国じゃない国の料理で、作ってみたかった料理だよ。でも他の領はもう少しいいのを食べてると思う」 「そっか」 落ち込んだロイルはクッキーを食べて 「旨い!!」 といい、「これもよその国のか?」と聞いた。 クッキーは美味しくないが、王都に売ってあるので、 「これはこの国にあるもので私が焼いたもの」 キリアがクッキーを1枚手にとり口にする。 「まだあるから持っていっていいよ」 と紙袋に入れたクッキーをロイルに渡した。 「いいのか?!」 辺境地では食料は貴重なもので、ロイルは驚く。 「隣の領で小麦粉を買ってきたから。なくなればまた買いに行けばいいから。マジックバッグにまだいっぱいあるよ」 「恩が増えてるな」 「これくらいで恩にはならないよ!」 とキリアが否定するが 「なるよ。この領ではこんなご飯をごちそうしてくれる人はいない。自分の事で精一杯なんだ」 「また来ればいいよ。いない時もあるけどいる時はここで食べれば?お金は気にしないでいいよ。素材を売って稼げるから」 ロイルはキリアと違ってずっと1人で生きてきた。 ご飯くらいならいつでも食べていい。 紅茶を飲み終え、ロイルが
last update最終更新日 : 2026-10-06
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足りない材料

「貰えない!」 ロイルが拒否する。 「あげるなんて言ってないよ!銀貨150枚で売ってあげる。 グリズリーの牙を売れば買えるでしょ?」 「銀貨150枚で買えるものじゃない!」 「でも私は双剣を作って貰うし、ブルホーンの角の剣はほぼ使わないと思うから使う人に売った方がいいと思って」 「なら武器に売ろう!50倍以上の値がつくから」 ロイルが拒否し、武器に売るのを進める。 「100倍以上だ」 おじいさんが断言した。 「武器屋に売ろう?」 「武器屋に売っても買われるとは限らないわ。」 「作った剣が使われないってもったいないでしょ?」 「けど、高価過ぎる」 「私は双剣を使う。貴方が買わないとブルホーンの角で作る剣は一生使われないかも知れない。武器屋でこの剣を買える人がどれだけいるの?」 「武器が良ければ魔物を倒すのが楽になるわ。防具が良ければ怪我が減るのよ!要らないならいいよ。マジックボックスのなかにしまっとく」 キリアはそういうとおじいさんと叔父さんに挨拶をして鍛冶屋をあとにした。 グリズリーの牙よりブルホーンの角の方が丈夫で良い武器を作れる。 要らないならいい。あのボロボロの剣で戦えば・・・。 数人の人が南の門の方に人が向かって走っていた。 キリアは市場の近くにいる。 市場はざわめきがあり、不穏な感じが漂っていた。 ー兵士達が戻ってきた ーポーションを集めてるって ー討伐は失敗したのか? ザワザワと人々が話す声を広い、キリアは南の門に向かった。 南の門の近くのスペースに怪我人が寝かせられている。 集まった野次馬の声が聴こえる。 ー撤退してきたってよ ーまだ森に残ってる兵士達がいるそうだ ー辺境伯様も帰ってきてない キリアは門に向かった。 怪我人達がポーションや回復魔法を使って治療されてる。 ポーションが足りないのだろう。 粗悪品のポーションを使っている。 冒険者ギルドのロギーと数人ポーションを運んでる。 解毒のポーションもあったが怪我人を見る限り全然足りない。 毒をかれられた者は水を浴びせ毒を洗い流して着替えさせる。 怪我人の数も毒を浴びた者の数も多い。 人手が足りない。 町の人も手伝っているが、追いつかない。 キリアは
last update最終更新日 : 2026-10-06
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懐かれた?

アップルパイをあっという間に食べ尽くされ、アルフォンスとギルサンダーが食事をとってないことに気がついた。 「お腹はまだ空いてますか?私達が食べたものと同じものならすぐできますけど?」 クッキーとアップルパイ3コづつ食べたにも関わらず、2人のお腹がグ〜っとなった。 リビングのテーブルにマジックボックスに入れたハンバーグやシチューとパンとサラダを取り出した。 中央にドレッシングを置き2人を呼ぶ。 2人共に綺麗な所作だが食べるペースが早い。 パンは1人5個入れた籠がすぐなくなり、追加で5個入れたがそれもなくなった。 綺麗に平らげてくれ、勢いよく食べる姿は見ていて気持ちのいいものだ。 「騎士や兵士は身体を作るためいっぱい食べるんだ」 じゃ〜足りなかったのか? キリアの周りには騎士や兵士はいたが食事する姿は見てなかった。 「辺境地では魔物の肉がメインで、新鮮な野菜や柔らかいパンもない」 「さっきのパンはとても柔らかいし、美味しい。他の料理も見たことがないしとても美味しかった」 アルフォンスとギルサンダーが頷きながら褒める。 「ありがとうございます」 自然と笑みが浮かんで微笑んだ。 「なごり惜しいがこれで失礼する。3日程ここに滞在するから前伯爵が時間が合えば契約したいのだが時間の都合はいかがだろうか?」 「明日は忙しいでしょうから、明後日お会いしましょう。場所はここでいいですか?」 ギムレットがアルフォンスと握手を交わした。 「ええ。では明後日の午前中に伺います」 アルフォンスとギルサンダーが帰って行った。 「お祖父様これをどうぞ」 転移の魔法陣を書いたスクロールを渡した。 「これはここのスクロールです。間違えないように下に行き先が書いてます」 「屋敷にも戻れるようにしてますし、開かなくても魔力を込めて屋敷かキリアの家かを思い浮かべるとどこからでも使えますよ」 キリアの説明に目を細め 「本当にキリアは凄い」 とまた頭を撫でた。 「では早速使ってみよう。明後日またくるよ。キリアご馳走様」ギムレットは魔力を込めて転移して行った。 キリアはこの家の空間を3倍の広さに広げ、応接室とゲストルームを作った。 自室に戻り始めて辺境地で眠った。 翌朝キリアはパンケーキを作
last update最終更新日 : 2026-10-18
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アルフォンスがやってきた

ギムレットをなかに案内して、食事をする。 今日の献立は、クリームシチューとハンバーグとサラダとフワフワのパンだった。 フワフワのパンを食べたギムレットは目を細め「旨い!」と絶賛し、クリームシチューをおかわりしてハンバーグを食べた食べた時には言葉が出なかった。 食事の途中でドアがノックされた。 ドアを開けるとアルフォンスとギルが立っていた。 右の太ももには血の滲んだ包帯が巻かれて、ギルに支えられていた。 「何か御用でしょうか?」 キリアは冷たく告げた。 「前伯爵にお会いしたい。ここに入っていったのは知っている」 アルフォンスが丁寧に頭を下げた。 「入って下さい」 ギムレットが玄関まで来てキリアの肩を抱く。 「ただ、食事中ですので、少々お待ちください」 ギムレットはキリアとリビングに戻った。 アルフォンスとギルは後からついて来てリビングのソファーに座った。 キリアは一応紅茶を入れ、クッキーを出した。 ギムレットとキリアは食事を続け、食べ終わるとギムレットは2人の前のソファーに座った。 キリアはギムレットに紅茶を入れ後片付けをして、からソファーに座った。 キリアが来るのを待って、アルフォンスは頭をもう一度下げた。 「兵士達に回復魔法をかけてくれたこと、解毒ポーションを分けてくれたこと、解毒ポーションが足りず、材料をとりに行って解毒ポーションを作ってくれたこと、バジリスクを討伐してくれたこと、辺境伯として感謝します」 「隣にいるのは孫のギルサンダーで8歳です。昨日ギルサンダーを助けてくれたことにも感謝します!」 キリアとギムレットにもう一度頭を下げ言葉を続ける。 「この間は失礼な態度をとり申し訳ありませんでした。私にできることなら何でもやらせて頂きます」 「ではこの前の提案を受け入れて欲しい」 とギムレットがアルフォンスに微笑んだ。 「お祖父様!」 キリアが止めようとするが、ギムレットはキリアの頭を撫でて 「儂に助けを求めたのはほっとけ無いからだろ?」 キリアは頬を膨らませ口を尖らせた。 「紅茶が冷えてしまいましたな。新しいのを用意しましょう」というギムレットに 「このままで構いません」 とアルフォンスが断った。 キリアがアルフォンスとギルサンダーの紅茶を魔力で温める。 「クッキーも食べて」 ギルサンダー
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