サッチンのセリフでグッとくるのは、意外と繊細な人間観察が光る言葉が多いこと。たとえば「男ってのはさ、強がりばっか並べて結局自分で自分を追い詰めてるんだから」という台詞は、男性社会の
虚栄心を軽やかに切り裂いている。あのボクシングエピソードで、打ちのめされた銀時にかけた「痛いなら痛いって言えばいいのに」も秀逸。
彼女の魅力は、暴力沙汰になりそうなシーンですら、なぜか説得力のある人生訓を放つところ。土方への「たばこなんかで誤魔化そうとするから、本当に消えたいものが消えなくなるのよ」なんか、まさにそれ。サッチンの言葉は、『銀魂』の
バカバカしいギャグの合間に、ふと本質を突いてくるからたまらない。