日本のホラー映画で『女が怖い』というタイトルの作品は聞いたことがないけど、韓国映画の『女と女の怖い話』って作品はちょっと近いかもしれない。2015年に公開されたオムニバスホラーで、女性同士の複雑な関係を怖い話に仕立ててるんだよね。
特に印象的だったのは、美容院を舞台にしたエピソード。美容師と客の間に潜む因縁がじわじわと明らかになる展開が、ぞっとするほど巧みだった。女性特有の繊細な恐怖を描くって点で、タイトルに『女』が入ってる意味がよく分かる作品だと思う。
海外だと『Women in Horror』なんてジャンルもあるぐらいで、女性を恐怖の象徴として扱う作品は昔から多い。『リング』の貞子だって、長い黒髪の女性像が与える不気味さを利用してるし。ただ『女は怖い』というより、『女だからこそ表現できる怖さ』があるって感じがするんだよね。