ガーヴィーのスピーチ録音を聴くと、深いバス声で『If you have no confidence in self, you are twice defeated in the race of life(自分に自信がなければ、人生の競争で二重に敗北する)』とかぶせるように語っていて、意志の力についての考え方が一貫しているのが分かる。名言の真価は、それを発した人物がどれだけ自ら実践したかで決まるんじゃないかな。
翻訳の面白さって、言葉の裏にある文化やニュアンスをどう伝えるかだと思うんですよね。『意志のあるところに道は開ける』を英語にすると、『Where there's a will, there's a way』が最も近い表現かな。この諺、実は『ゲーム・オブ・スローンズ』のティリオンが似たような台詞を言ってたのを思い出しました。英語圏では17世紀から使われているらしく、シェイクスピアの時代にも既に存在したとか。
日本語の『道は開ける』という表現が未来への希望を感じさせるのに対し、英語版は『方法がある』と実用的なニュアンス。この違いが興味深いです。『鋼の錬金術師』のエドワードが『動かなきゃ何も始まらない』と言ってたシーンを連想させる、行動を促す力強いメッセージですよね。諺の背景にある思想の違いを考えると、翻訳って単なる言葉の置き換えじゃないんだなと実感します。
この言葉は中国の古典『淮南子』にある「志あるところに道あり」が元になっていると言われていますが、西洋ではHorace Greeleyの『New York Tribune』編集主筆時代の記事で使われたのが最初という説も。
英語の原文は"Where there's a will, there's a way"で、17世紀イギリスの諺集に記録されています。面白いことに、『アリス・イン・ワンダーランド』の作者ルイス・キャロルもこの表現を気に入っていたらしく、手紙の中でよく使っていたんですよ。