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古いあばら家には独特の魅力がありますが、リノベーションではまず構造の安全性を確認することが不可欠です。築年数が経っている場合、柱や梁の腐朽、シロアリ被害がないか専門家にチェックしてもらいましょう。
耐震補強も忘れずに。特に戦前の建物だと現在の基準に合わない部分が多いので、補強工事は必須です。壁を抜く場合も耐力壁の位置を確認してから。古い家は間取り変更の自由度が低いので、構造を理解した上でプランを練るのがコツですね。
床下や屋根裏の断熱材もチェックポイント。昔の家は断熱性能が低いので、この機会にアップグレードすると住み心地が格段に良くなります。
あばら家リノベの意外な盲点は近隣トラブル。古い家は防音性が低いので、工事中の騒音対策は入念に。特に密集地なら近所への配慮が欠かせません。
外観を大きく変える場合、地域の景観条例に抵触しないかも確認を。自治体によっては歴史的風致を守るため、外壁の色や屋根の形状に制限がある場合があります。
工事車両の駐車スペース確保も事前に考えておきましょう。路地裏の家だと大型車両が入れず、資材の搬入に苦労することも。近所と良好な関係を築きながら進めるのが、円滑なリノベーションの秘訣です。
あばら家のリノベで気をつけたいのは、既存の設備の老朽化対策。配管や配線は築30年も経てば寿命です。表面だけきれいにしても、壁の中の水道管がボロボロだったり、アースが不十分な古い電気配線だったりすると後々大変。
水道管の材質によっては鉛が含まれていることも。給排水管全体の交換は初期費用がかさみますが、漏水リスクを考えれば必要な投資です。同様に電気配線もアース線の有無を確認し、分電盤の容量を見直しましょう。スマートハウス化を考えているなら、この機会にCAT6ケーブルを布線しておくのもおすすめです。
歴史あるあばら家を再生するなら、その時代の建築様式を活かす工夫を。戦前の家なら高い天井や分厚い梁、昭和初期ならアールデコ調の装飾など、取り壊すには惜しい特徴があります。
現代風にリノベするにしても、こうしたオリジナルの要素をどこか1箇所は残すと、個性のある空間になります。例えば古い建具をそのまま使わなくても、枠だけ残してインテリアのアクセントに。床の傷も味わいとして残す方法があります。
ただし、昔の建材にはアスベストや有害塗料が使われている可能性があるので、撤去作業の前には必ず有害物質検査を。安全と味わいのバランスが大切です。