対照的に『Life is Strange: True Colors』のステファニーは、カメラ越しに感じるような自然な存在感が光ります。彼女のラジオ番組でのトークや、主人公との交流から、性的指向がキャラクターの一部として違和なく溶け込んでいるのがわかります。開発陣がキャラクター制作にどれだけ誠実に向き合ったかが伝わってくるような描写です。
最近プレイした中で印象的だったのは『The Last of Us Part II』のレヴィというキャラクターです。彼はサバイバルが求められる厳しい世界で、自分の性自認やアイデンティティと向き合いながら仲間を守る姿が描かれています。ゲーム全体の重厚なストーリーと相まって、単なるトレンドではなく、深みのある人間像として表現されている点が素晴らしい。
最近読んだ中で特に印象に残っているのは、'No Game No Life'のシュヴィと白の関係を深掘りしたファンフィクションです。元々はライバルとして火花を散らす関係だったのが、徐々に互いの才能を認め合い、やがて複雑な感情へと発展していく過程が丁寧に描かれていました。特に白の内面の変化が繊細で、ゲームを通じて相手を理解していく様子に引き込まれました。
この作品の素晴らしい点は、敵対関係の緊張感を保ちつつ、微妙な距離感の変化を自然に表現しているところです。最初は言葉少なだった白が、少しずつ心を開いていく描写は胸に迫るものがありました。作者の筆致が二人の心理描写に長けており、感情の揺れが手に取るように伝わってきます。