投稿する前のルーチンとして、まず自分の意図をはっきりさせることを心掛けている。切傷を物語に入れる理由が単なるショック要素になっていないか、キャラクターの成長やプロットの必然性に寄与しているかを自問する。私の場合、不要な流血描写を避けつつも、ケアの場面や救助の描写を入れることで登場人物の人間性を描き出すようにしている。たとえば『進撃の巨人』の設定を借りた二次創作では、戦闘後の手当てや仲間同士の会話に焦点を当てることで、暴力を正当化するのではなく、その代償を見せるよう努めた。
注意書きの書き方も工夫していて、単に「流血注意」とだけ書くのではなく、どの章にどの程度の描写があるかを章見出しに含めることがある。これによって読者は飛ばすか読むかを選べるし、モデレーションもしやすくなる。表現面では過度に生々しい語彙を避け、
暗喩や省略を用いて想像に任せる余地を残す。イメージが鮮烈すぎるとトリガーになる可能性があるため、詳細さをコントロールするのが重要だと感じている。
最後に、読者からの反応を受け止める姿勢も必要だ。批判や配慮の要望が来たら防御せずに対応する。私はそういうフィードバックで学び、以後の作品で表現を調整してきた。