二宮和也の国際恋愛を描くなら『Lost in Translation』が秀逸。言語の壁以上に、ジェスチャーや沈黙の解釈の違いが関係を険悪にする様子が、買い物や食事シーンなどの日常を通じて描かれる。相手がイタリア人設定で、陽気なラテン文化と日本的控えめさの衝突が、キスシーンや嫉妬シーンで際立ってる。この作品のすごさは、文化の違いを「解決すべき問題」ではなく「お互いを理解する素材」として前向きに扱ってるところ。最終的に二宮が相手の家族に会いに行くエピソードでは、食文化の違いを笑い飛ばすまでになる成長が見れる。