最近だと『イース VIII -Lacrimosa of DANA-』の物語の急展開も忘れがたい。無人島でのサバイバルから始まったストーリーが、時間旅行や文明の存続といった壮大なテーマに発展していく過程は、まさに呆気にとられるという表現がぴったり。アドリブで作った筏が、いつの間にか人類史を変える航海へと繋がっていくあの展開は、二度と味わえない類の感動だった。
「呆気ない」と感じる展開のゲームといえば、『Undertale』の真のルートが思い浮かぶ。あのゲームは最初こそ穏やかなRPGに見えるけれど、選択肢一つで物語が急展開する。特にパシフィストルートの最終局面では、予想もしていなかった方向に話が進んで、プレイヤーを驚かせる。キャラクターたちの裏の顔や、メタフィクション的な要素が絡み合うあたり、ただの王道ファンタジーだと思ってると足元をすくわれる感じがたまらない。
もう一つ挙げるとしたら『Doki Doki Literature Club!』。見た目は可愛らしい恋愛ADVだけど、途中から不気味な違和感が漂い始めて、最後には完全に別次元の話に突入する。ゲームシステムそのものを壊すような演出は、初見では本当に言葉を失う。この手の作品は、事前情報なしでプレイしたときの衝撃が最高だから、ネタバレされずに遊べた人が羨ましい。