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特撮ファンなら『ウルトラマン』の隊員たちの棒読みセリフを思い出す人も多いはず。「これはヤバいです!」を無表情に言い切るスタイルが、今見るとレトロな魅力。当時の特殊技術と合わせると、むしろ平板な演技が現実感を消して非日常感を強調する効果があったみたい。最近のリメイク作品と比べると、あの素人芝居っぽさが逆に新鮮に感じるから不思議だ。
『あまちゃん』の方言指導が話題になった時、登場人物たちのちょっと不自然な東北弁が最初は気になったけど、見ていくうちにそれが愛嬌に変わっていくのが面白かった。
特に主演の能年玲奈さんのセリフ回しは、最初は「これ本当に地元の人が話してるの?」って思ったんだけど、むしろその棒読み感がキャラクターの純粋さとマッチして、逆にハマる要素に。地方の青春を描く物語だからこそ、完璧な方言より少しぎこちない感じがリアリティを生んでた気がする。
最終的には、あの独特のテンポが作品の空気そのものになっていて、他のドラマにはない味わい深さを感じさせてくれた。
『SPEC』での戸田恵梨香の早口セリフは最初「これ演技?」と引いたが、5話も見ると脳が慣れてくる。刑事役なのに棒読み気味なのが、むしろ超能力者を探す不条理な世界観とシンクロしだす。
特に「味噌汁の味がしない」という有名な台詞、あれを普通に泣きそうに言うより平坦に言うからこそ不気味さが増す。こういう意図的な棒読みは、演出家の狙いがわかるところから病みつきになるタイプの面白さだ。
深夜ドラマ『ネコな子役はかりゆし58が好き』で子役が全編通して棒読みなのが、なぜかシュールな笑いを生んでいたケース。子供が真面目に台本を読んでるだけのはずが、それが逆に「子供らしくない子供」という不思議なキャラクター像を構築。
特に食べ物の感想を淡々と述べるシーンが「ぎゅうにゅう、おいしいです」と教科書の音読みたいで癖になる。この手の作品は、演技の下手さを逆手に取った実験的な面白さがあるよね。