最近見た『Everything Everywhere All at Once』がこのテーマを完璧に表現していました。多元宇宙の混沌は不条理そのものですが、税務調査員の執拗な追求は理不尽。同じ作品の中で両者が共存し、対照的に描かれるんです。特に良かったのは、不条理には笑いで、理不尽には共感で対応する主人公の態度。観客も自然とその違いを学べる仕掛けになっています。短時間で両者の本質を伝える映画の手法は、本当に見事だと思います。
音楽の歴史を紐解くと、'You Are My Sunshine'は1930年代に生まれた古き良きフォークソングだ。オリジナルはJimmie DavisとCharles Mitchellの共作で、当時のカントリーミュージックの素朴な情感が詰まっている。
最近聴いたJohnny Cashのカバーでは、深みのあるバリトンとシンプルなギターアレンジが特徴で、まるで人生の重みを歌っているようだった。オリジナルの明るさとは対照的で、同じ曲がここまで表情を変えるのかと驚かされる。音楽の解釈の幅広さを実感させる名曲だ。