凝固異常も見逃せない。抗リン脂質抗体症候群や遺伝性の血栓素因(例えばプロテインC/S欠損、アンチトロンビン欠乏、Factor V Leidenなど)は若年での血栓形成を助長するため、原因不明の脳梗塞では血液凝固の精査が行われることが多い。薬物やホルモン剤の影響も無視できない。特にコカインやアンフェタミンなどの血管収縮作用を持つ薬物は若者の脳イッ血を誘発することがあり、経口避妊薬は喫煙や凝固異常がある場合にリスクを高める。
凝固異常も見逃せない。抗リン脂質抗体症候群や遺伝性の血栓素因(例えばプロテインC/S欠損、アンチトロンビン欠乏、Factor V Leidenなど)は若年での血栓形成を助長するため、原因不明の脳梗塞では血液凝固の精査が行われることが多い。薬物やホルモン剤の影響も無視できない。特にコカインやアンフェタミンなどの血管収縮作用を持つ薬物は若者の脳イッ血を誘発することがあり、経口避妊薬は喫煙や凝固異常がある場合にリスクを高める。
救急外来で何度も説明してきたことが、そのまま答えになります。
僕はまず『いつから症状があったか』を最優先で確認します。脳梗塞では「最後に元気だった時間(last known well)」が治療方針を左右するので、それが明確であるか否かで使える選択肢が変わります。一般的には発症から4.5時間以内であれば静脈内血栓溶解療法(tPA)が適応になることが多く、早ければ早いほど効果的です。
次に、画像検査と血液検査を迅速に行い、急性期血栓回収(機械的血栓除去療法)の可否を判断します。従来は6時間以内が中心でしたが、画像で救済可能なペナンブラ(まだ救える脳領域)が確認できれば6〜24時間まで適用が広がる場合があります。現場ではドア・トゥ・イメージングを20分以内、ドア・トゥ・ニードルを60分以内にすることを目標に動いています。家族にはとにかく『発症時間を正確に伝えてください』とお願いするのが、最も実践的で効果のある説明です。