落ち着いた口調で話す場を作ることから始める。僕は会話の最初に責めない態度を示し、相手の話を最後まで聞くことを心がけている。
夜遊びに対する禁止だけだと反発を生みやすく、結果的に隠れる行動につながるからだ。
次に具体的な対策を一緒に考える。乗る交通機関の最終時間を確認したり、帰りの金銭やスマートフォンの充電対策を考えたりする。安全な待ち合わせ場所や、トラブルが起きたときに頼れる大人のリストを作るのも有効だ。
また、信頼関係を保つために段階的な自由の付与をする。最初は短い外出時間から始め、守れたら少しずつ延ばす。そうやって責任感を育てるアプローチは、映画『君の名は。』の中で描かれるような相互理解にも通じると思っている。