コレクター目線で言うと、まず注目すべきは“初版・帯付き”と“特装版の中身”の二つが揃っているかどうかだ。『
re:ゼロから始める異世界生活』はライトノベルとして人気が高く、初期の巻やイベント限定の特装版に希少価値が付きやすい。特に第1巻の初版(帯が付いている状態)は、ノベル作品としての歴史的価値もあるので中古市場で根強い需要がある。帯の有無やページ角の折れ、カバーの焼け具合といった細かい保存状態が価格に直結するのも覚えておいてほしいポイントだ。
限定要素が何かをしっかり確認することも大切。ドラマCD、ミニ設定資料集、描き下ろしショートストーリー、小冊子、ポストカードセット、特典イラストカードなどが同梱されている特装版は、通常版よりかなり高値が付きやすい。さらに、作者・
長月達平先生やイラストレーターの直筆サイン本、アニメ化イベントや原作イベントで配られた配布版、書店・店舗限定の特典付き初回限定版といった“唯一性”のあるものはコレクター間で特に高評価を受けやすい。僕が注目しているのは、限定小冊子や描き下ろし短編が付いた版で、そこにしか載っていない設定や小ネタがファン心をくすぐるからだ。
どの巻が「特に価値が高いか」というと、やはり初期巻(1〜3巻)とファンの間で人気の高いエピソードを収めた巻、あるいは長く入手困難になった特装版が狙い目になる。例えばシリーズ初期の特装版や、コミックマーケットやイベント限定で少数配布された外伝小冊子付きのものは相場が上がりやすい。加えて、帯付き・未開封の完全生産限定版ボックスや、設定資料集が付いた特装ボックスもコレクター市場で人気がある。
売買の際は、商品の状態チェックを厳密に。帯、カバー、内袋(あれば)、同梱特典の有無と完品度、そしてドラマCDなどの動作確認ができる場合はその旨を明記しておくと信頼度が上がる。相場を掴むには、過去のオークション履歴やフリマ、専門店の買取価格を定期的にチェックするのがコツだ。個人的には帯付きの第1巻初版と、イベント限定の特装版小冊子がまだ手元にないので、見つけるたびに心が躍る。コレクションは“どれをどう集めたいか”で価値観が変わるので、自分の好みを軸に探すと長く楽しめるよ。