翼君は僕だけのセラピスト!
葉弥将志はアラサーの売れっ子純愛小説家だが、職業病というべきか、首から腰までとにかく凝っている事で悩んでいた。
かといってマッサージサロンに行くのも躊躇われる。かつてマッサージサロンに行ったものの、凝りすぎていたためスタッフが苦労し、その姿に心苦しくなったのだ。
しかし凝りは辛い。そこで、息抜きのマンガアプリから女性用風俗のセラピストを見かけて、マッサージの施術から始まるサービスかと興味を持ってしまった。
そして男性なら力も強いし体力もあるのだからと、女性用風俗を検索して「翼」というセラピストを指名してしまう。
出逢った翼はサイトの一覧で見るより爽やかな印象で、何よりかっこよくて柔和な雰囲気だった。
将志は翼からマッサージを受けて、身も心も解れるのを感じる。
しかし、何度かリピートしてメッセージのやり取りもしている中で、翼が将志に驚くような「お願い」を持ちかけてきた。
「俺を買って下さい」──将志は翼と契約し、翼を助ける為に同居まで始める。
さすがは元人気セラピストなフェロモン盛り盛りの翼と、物慣れないで何かと胸が高鳴り慌てふためく将志の、二人が織り成す大人の凸凹純愛BL!