「そりゃありがたいけどさ。先生、我慢できんの? つか、俺がここに帰ってくんの決定なんだ」
意地悪くにたっと笑い、いやらしい目を向けて言う芯。後でお仕置きだ。
僕は、僕たちが抱えているリスクを説明し、最後に『これからも芯と生きていきたい』と言えた。芯は『何それ、プロポーズじゃん』と揶揄う。 僕は本気だった。それなのに、芯はまともに取り合おうとしない。掻き集めて振り絞った勇気は、虚しく空回りして散った。「はいはい、そういう感じな。ここに居る間はちゃんと恋人やるから安心しなよ、セ〜ンセ♡ 飯と風呂とセックスの対価だもんな」
そうじゃない。そんな風に思ったことはない。そう伝えても無駄なのだろうと、僕は口を噤んでしまった。
全てを軽く流してしまう芯だもの。何度本気だと言っても、テキトーにあしらわれる。あぁ、これではダメだ。
僕は芯をベッドに呼び、僕に跨るよう指示をした。僕がどれだけ本気なのか、そろそろちゃんと教えなければ。 毎回はぐらかされてしまう事に、いくら温厚な僕でも苛立ちを覚える。いい加減、想いが伝わってほしい。そうするには、犯す以外のやり方を僕は知らない。月曜日。約束通り、学校ではシなかった。寝起きの芯を中途半端に犯したからか、芯は何度か誘惑するような態度をとってきたが。
それは帰ってからお仕置きするとして、目下の課題は芯に本気だと思ってもらう事。昨日、目隠しをしてブジーをグリグリしながら『これはね、芯が僕に堕ちて縋ってくれるように躾てるんだよ。僕が本気だって、分かってくれた?』と聞いた。
すると、泣きながら『本気ってなんだよ!? 何が本気かとか分かんねぇよ····。ひっく··先生だって、俺の身体で遊べたらいいんじゃないの?』と言われた。 これには酷く落胆して、同時にカッと腹が立った。芯は、まさか自分が本気で誰かから愛されると思っていないらしい。求められるのは身体だけだと思っているようなのだ。
初めて芯と過ごした週末、どうにか僕の本気が伝わるように行為に及んだ。と言うか、及びっぱなしだった。 それで得たものと言えば、芯の心に巣食う否定感と、僕以外にもお世話になった人が居るという事。かなり年上の女性で、芯曰く羽振りのいいお姉さんだったらしい。けれど、今は連絡先も知らないと言う。 嫉妬心に火をつけられ、朝方まで犯したのは少し大人げなかったと反省している。僕以外といかがわしい行為をしない、僕以外には頼らないと言わせたので、ひとまずは様子を見よう。それでも芯は、まだ僕らの関係を“ごっこ”だと思っているようだ。おそらく、愛というものを感じずに生きてきたのだろう。本当に厄介な子だ。
「なぁ、絶倫先生」「芯、学校でその呼び方はマズイね」
いくら生徒指導室で2人きりだとしても、油断をしてはいけない。ささいなミスが命取りになるのだから。
「うるせぇな。誰も居ないだろ」
「壁に耳あり障子に目ありだよ。気をつけて」
「俺はバレても別にいいけど」
「僕は困る」
芯と居られなくなるじゃないか。僕がどれほどソレを恐れているのか、僕の想いに向き合わない芯には想像し得ないのだろう。
「あっそ。それよかさ、声出ねぇのマジで困んだけど」
週末、散々泣き喚かせた所為で、芯の可愛い声が随分とハスキーになってしまった。これはこれでセクシーだけど、芯の機嫌が悪くなってしまうのはいただけない。
「それは····ごめん。気をつけるよ。声、出させ過ぎたね」
「ヤリ過ぎなんだよ! もうちょい加減とかできねぇの? ったく、童貞かよ」
芯には絶対に知られたくない事のひとつなのだが、僕のハジメテは芯だ。加減なんて分かるはずがない。
「加減、か····。なら、声出せないようにしたらいいよね」
「······こっわ」
芯は若干引いていたが、それでも僕の家に来るということは、そういう事なのだろう。僕は、今日も芯に愛を囁く。夕飯を食べ芯を綺麗にして、今夜も泣かせてしまう。もっと大切にしたいのに、こんな愛し方しか知らない。
芯が僕を愛してくれれば、芯は泣かなくなるのだろうか。愛し合えば、泣かさず苦しめずに交われるのだろうか。 きっとそうなるのだと信じて、僕は今日も芯を痛いほどの愛で包み込む。 ──僕は愛していたのに、彼からは愛してもらえていなかったようで、最後まで泣いていた──芯が泣くと、あの頃の自分がフラッシュバックする。あの頃とは、立場が逆なのだが。
泣いて汚れて眠る芯。綺麗にして、赤く腫れた瞼に口付ける。これは贖罪のキス。 反射で目をキュッと瞑り、掠れた声で『ん····』と漏らす。その直後、小さくか細い声で、薄らと空気を漏らすように聞こえた。それは、僕の名だ。聞き間違いだろうか。久しいその響きに、心臓がわし掴みにされた。その瞬間、呼吸が上手くできなくなって、蹲るように芯の上へ倒れ込んだ。
「芯····。僕の事、どう思ってる?」 どんぐり眼の愛らしい表情で、僕の言葉の意味を咀嚼する芯。戸惑いながらも、何かを考えている仕草を見せる。「僕と居るの、嫌?」 悪い気はしていない。そんな顔をしている。けれど、自分ではそれを理解していないようだ。 僕と居るのは、あくまで利害の一致だと思っているのだろう。僕の想いも本気にしていなかった。ついさっきまでは。 だけど、僕の言葉の節々に違和感を抱き始めている。あしらえなくなって、自分の感情に戸惑って、僕の言葉の真意を探り始めた。そんなところだろうか。 僕は、呼吸を整え芯を組み伏せる。そして、芯の肩に齧《かぶ》り付く。 芯を食べたい。その一心だった。「い゙っ··あ゙ぁ゙っ····い゙っでぇ······んぎゅぅぅ····先生、肉··千切ぇぅ····」 僕は、さらに歯を食い込ませる。ブチブチッと肉にメリ込み、鉄っぽさが口から鼻に抜ける。とても興奮する味だ。 芯が震えている。もう駄目だ、やめなくちゃ。それでも僕は、トドメにグッと力を込める。「んあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙っ!!!」 僕は、芯の煩い口を塞ぎ、そっと牙を抜いた。レロッと噛み痕を舐める。「んんんっ!! ん゙ん゙ーっ!!!」 滲む血を強めに舐めとると、芯は大粒の涙を流しながら悶える。鼻水と涎で、僕の手がぐしょぐしょだ。 あまりに苦しそうなので、『静かにしてね』と耳元で注意してから手を離した。「ぅ··ひっく····汚ぇ、から··手ぇ舐めんなよ。マジでキモい&midd
「ゔっ··重····」 また気ぃ失ってたんだ。先生、マジで執拗いからな。 で、なんか重いんだけど。「····え? 先生!? ちょ、どしたんだよ。何、なんかの発作!?」 胸元を掴んで俺の上で蹲ってる。よっぽど苦しいのか、ボロボロ泣いてんだけど。救急車呼んだらいいのかな。「なぁ、息できる? 救急車呼ぶ?」「ヒュッ····ハ、ァ··ハァ····フゥ····だい··じょ、ぶ」「どこがだよ。病院連れてってやろっか?」「ダメッ!」 すげぇ必死そうな表情《かお》で、力一杯俺の肩袖を握る。「なっ··なんでだよ! 苦しいんだろ!? 心臓とかだったらヤバいじゃん」「違う、から····。ちょっと··トラウマで、苦しくなっただけ····」 息もできなくなるようなトラウマってなんだよ。PTSDとかってやつな。めっちゃビビんだけど。「はぁ····。しょうがねぇな」 先生の頬を包み持って、女の子をオトす時にしかしない、甘いキスをしてやる。すげぇ不本意だけど。 俺のコト、散々好きだとか言ってんだからちょっと落ち着く····いや、逆効果かな。心臓爆発したら笑ってやろ。つっても、マジで死なれたら困るからな。仕方ねぇよな。 いつも、ガツガツ食うみたいなキスしかしてこない先生に、ついでだから甘いキスを教えてやる。
「もう、学校ではシない。ここに帰ってきてからシようね」「そりゃありがたいけどさ。先生、我慢できんの? つか、俺がここに帰ってくんの決定なんだ」 意地悪くにたっと笑い、いやらしい目を向けて言う芯。後でお仕置きだ。 僕は、僕たちが抱えているリスクを説明し、最後に『これからも芯と生きていきたい』と言えた。芯は『何それ、プロポーズじゃん』と揶揄う。 僕は本気だった。それなのに、芯はまともに取り合おうとしない。掻き集めて振り絞った勇気は、虚しく空回りして散った。「はいはい、そういう感じな。ここに居る間はちゃんと恋人やるから安心しなよ、セ〜ンセ♡ 飯と風呂とセックスの対価だもんな」 そうじゃない。そんな風に思ったことはない。そう伝えても無駄なのだろうと、僕は口を噤んでしまった。 全てを軽く流してしまう芯だもの。何度本気だと言っても、テキトーにあしらわれる。あぁ、これではダメだ。 僕は芯をベッドに呼び、僕に跨るよう指示をした。僕がどれだけ本気なのか、そろそろちゃんと教えなければ。 毎回はぐらかされてしまう事に、いくら温厚な僕でも苛立ちを覚える。いい加減、想いが伝わってほしい。そうするには、犯す以外のやり方を僕は知らない。 月曜日。約束通り、学校ではシなかった。寝起きの芯を中途半端に犯したからか、芯は何度か誘惑するような態度をとってきたが。 それは帰ってからお仕置きするとして、目下の課題は芯に本気だと思ってもらう事。 昨日、目隠しをしてブジーをグリグリしながら『これはね、芯が僕に堕ちて縋ってくれるように躾てるんだよ。僕が本気だって、分かってくれた?』と聞いた。 すると、泣きながら『本気ってなんだよ!? 何が本気かとか分かんねぇよ····。ひっく··先生だって、俺の身体で遊べたらいいんじゃないの?』と言われた。 これには酷く落胆して、同時にカッと腹が立った。 芯は、まさか自分が本気で誰かから愛されると思っていないらしい。求められるのは身体だけだと思
芯の拘束を解き、もう一度2人で風呂に入る。 さっき入った時は向かい合って座っていた。けれど、芯は今、僕の膝に収まり背中を預けてくれている。 何も言わないけれど、これが芯の甘え方だ。 芯の肩に顎を乗せ、反対側から頭を撫でる。ちゃぷっと、静かに水音が反響した。「ねぇ、芯。僕の名前知ってるよね?」「······知らない」 耳を赤く染めて答える芯。口を尖らせる癖、嘘つき。 頑なに呼ぼうとしない理由は分からない。けれど、きっと僕を愛してくれたら呼んでくれるはずだ。 僕がベッドを片してる間に、芯はコーヒーを入れてくれた。芯好みの、角砂糖を5つも入れた激甘コーヒー。僕は、噎《む》せるのを堪《こら》えつつ飲む。「明日からも、ここに帰っておいでね。鍵、渡しておくから」「鍵なんか簡単に渡すなよな····。つぅか“先生”がこんな事していいの? すげぇ特別扱いじゃん」「そんな今更····。そうだよ、芯は僕の特別。ここに居る時は芯を生徒とは思わないから、覚悟はしておいてね」 僕を揶揄う様な笑みを見せていた芯が、ムスッと表情を変える。この手の話をすると、いつも機嫌が悪くなる。面倒なのだろうか。「····だったら、俺らの関係って何?」「関係··か。ねぇ芯、好きだよ」「知ってる。で?」「で··って····。その··恋人になりたい」「この部屋だけの恋人ごっこって事? それとも、卒業しても続くやつ?」 意地を張っているつもりなのか、くだらない事を聞く芯。そんな、泣きそうな顔をさせたいわけじゃ
ブジーで射精をさせないまま、そろそろ40分。時期尚早かと思ったけれど、イボ付きのバイブでメスイキさせ続けて50分。 拘束されただけで感度が爆上がりしていた芯には、相当辛い時間だっただろう。けど、何より芯を追い詰めたのは、僕が無言を通していた事だ。 無視をする度、鼻を赤くして泣きそうになる芯。なんて可愛いのだろう。 メスイキが止まらなくなってからは、泣きじゃくって素直になった。「先生《しぇんしぇ》、なぁ! なんか言ってよ! ····ぐすっ··怖《こぁ》いんらってぇ····。ん··ふ··先生ぇ、声聴きたい····。バイブもうやらぁ。先生のちんこがいい····」「······はぁ、狡いなぁ。なら、バイブだけ抜くよ。抜いてイかなかったら、僕のおちんちん挿れてあげるね」 僕は意地悪く、芯が確実にイク抜き方をする。一度奥まで押し込んで、イッた瞬間に勢いよく引き抜く。「ん゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙っっっ!!! かはっ··死゙ぬッ····ぅあ··ぢんご苦゙じぃ····」 腰をガクガク痙攣させ、顔から出るもの全部出して、ぐしゃぐしゃになった芯は尋常じゃない可愛さを撒き散らしている。愛おしくてたまらない。イけない苦しさとメスイキとで痙攣が止まらない芯に、いよいよ僕のモノを挿れてあげる。 奥まで一息に貫くと、足をピンと張って仰け反る。ブジーが挿さったままのおちんちんが、ビヨンビヨンと振れているのも可愛い。「芯、射精したい?」「しゃせー·&middo
風呂に浮いた俺のザーメンを見て、『クラゲみたいだね』なんて言うアホな先生。普通に気持ち悪い。 立てなくなった俺をベッドに運んで、ホットミルクを飲ませてくれた。これもどうせ後で吐くんだろ。乳製品はマジでキツいんだよな。後味サイアク。「先生はさ、もし俺が抱かれんの嫌だつってても家に連れ込んだ?」「うん」「飯も食わせて、泊まらせんの? ナニもシないで?」「そうだね。芯が本気で嫌がるなら、ただ抱き締めて眠るよ。頑張る」「頑張るって····。じゃぁさ、俺じゃなくても“生徒”が困ってたらこういう事すんの?」「はぁ······。芯だからだよ。まだ分からないの?」 薄々分かってる。けど、先生は“先生”で、俺はこの人にとって生徒の1人だから。「わ··かんねぇ。あのさ、卒業までだよな? この関係って····」 どういう意味で聞いたのか、自分でも分かんねぇ。さっさと卒業してこの関係を終わらせたいのか、それとも終わらせたくないのか。 先生の行動の意味も言葉の意味も、これまで触れた事のないものばっかで気持ち悪い。けど、嫌じゃないんだよな。それが余計に気持ち悪い。 先生は答えないまま、俺の手を後ろで拘束する。ちゃんとしたSMグッズじゃん。 そんでまた、尿道にアレをねじ込み始めた。痛いって言ったところで、やめないのは分かってる。それでも、痛いものは痛いんだから喚いちまう。「んっ、ぐ····い゙っでぇ····やだぁ··待って先生! それ以上入んないって!! マ··ジで···&mid