カーテンの隙間から入り込んだ陽射しで、理玖は目を開けた。
自分の家の、いつものベッドだ。
目覚ましを掛けずに寝て起きる、いつもの休日。
一つ違うのは、体中が、特に腰が異常に痛い。
(晴翔君はやっぱりotherだった。研究室のベッドでは手加減してたんだ。夜は、容赦なかった)
部屋に着いたら、風呂に入って夕飯を食べて報告書の話をする、はずだった。
きっかけが何だったか、よく覚えていない。
気が付いたら、狭いベッドに二人で雪崩れ込んでいた。
めちゃくちゃに抱いてほしいと、自分から言った気はする。
晴翔の目はやっぱり獣じみて、tripするんじゃないかと思うほど気持ち善くされて、激しくされて、甘い言葉を何度も言われて。
空っぽになっても何度もイカされているうちに、理玖の意識はどうやら飛んだらしい。途中から記憶が断片的だ。
(tripしたのとは、違う、よね。普通に、僕が潰れただけだよね。あんなに激しくて長いエッチしたの、初めてだから、よくわからない)
やっぱり晴翔は若いんだなと、つくづく思う。
隣を振り返ると、晴翔がいない。
さっきウトウトと目を覚ました時には、理玖を抱いて寝ていたのに。
理玖はベッドから何とか起き上がると、重い体を引き摺ってリビングに向かった。
リビングで、晴翔