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第178話

Penulis: Te Anastasia
泰造と雅がP市へ帰って数時間が経った夕暮れ時。絵理奈は、自分と琴音の服を旅行カバンに詰め込んでいた。

荷造りをしていると、不思議そうな顔をした琴音が部屋に入ってきた。

「ママ……どこに行くの?」

琴音は絵理奈に近づいて尋ねた。

絵理奈は振り返って微笑んだ。琴音の前にしゃがみ込み、その小さな両肩に手を置く。

「琴音、私たちのお家に帰るのよ……もうパパの病気もすっかり良くなったしね。それに、お兄ちゃんは学校のお勉強があるの。

琴音がずっとここにいたら、お兄ちゃんがお勉強に集中できなくなっちゃうでしょ?」

絵理奈は娘を優しくなだめた。

「だから、ママと一緒にお家に帰ってくれるわよね?」

琴音は目をぱちくりさせ、絵理奈の提案に同意すべきか考え込んでいるようだったが、やがてこくりと頷いた。

「うん、琴音、お家に帰る。お家にあるおもちゃに会いたいもん」と答えた。

絵理奈はほっと胸を撫で下ろし、愛娘のふっくらとした両頬を包み込んだ。

「いい子ね……それじゃあ、琴音のお洋服をカバンに入れるの、ママを手伝ってくれる?」

「うん、分かったママ!」

琴音はクローゼットから自分の服
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