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第5話

Author: カテリーナ
昌也は、どうしても信じられなかった。

私は5年間、彼を愛していた。

帰りが一時間遅くなるだけで、どこにいたのかと尋ねていた。彼がわざとメッセージを無視すると、夜中まで眠らずに返信を待っていたこともある。

そんな私が、跡形もなく姿を消すはずがない。

彼はすぐに部下に命じ、私の行き先を調べさせた。

私がその日の午後、空港からここを離れたとわかるまでに、1時間近くかかった。

さらに1時間もしないうちに、乗ったのは福代行きの便だったと判明した。マンションから運び出された4つの箱も、同じ場所へ送られていた。

少し頭を冷やすために、数日離れたわけではなかった。

私は、この街を出ていったのだ。

昌也はそのまま車を走らせ、私が勤めていたデザイン事務所へ向かった。

夜10時近くになっていて、事務所には数人しか残っていなかった。

共同経営者の一人が昌也を知っていて、彼の姿を見ると驚いた顔をした。

「珠理は?」

男は怪訝そうに彼の顔を見てから答えた。

「もう辞めましたよ」

「福代に行ったのは知ってる」

昌也は彼を見据えた。

「その理由を知りたいだけなんだ」

共同経営者は眉
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