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171話

Auteur: 籘裏美馬
last update Date de publication: 2026-01-06 19:19:51

「れっ、苓さん……!?」

どきり、と心臓が一際大きく跳ねる。

苓さんにファスナーを上げてもらおうか、と一瞬頭に過ぎったけれど、その考えをすぐに消し去る。

今のドレスは、背中がかなり大きく開いているドレス。

しかも、今はファスナーも閉めれていないから、前面も……腕を離したらドレスが下に落ちちゃう。

胸元も顕になってしまうし、下半身だって──。

そこまで考えた私は、苓さんに向かって答えた。

「だ、大丈夫です苓さんっ。その……店員さんを呼んでもらってもいいですか?」

「店員ですか?何か困ってるなら、俺が手伝いますよ……?」

「その、……ファスナー、なので……」

「……俺が、上げます」

私がそう答えるなり、苓さんが即座に答え、試着室の扉を開けて中に入ってきてしまった。

「れ、苓さん!?」

ぎょっとして私が叫ぶと、苓さんは自分の口元に人差し指をあてる。

「茉莉花さん、大声を出したらお店の人がびっくりしてしまいます」

ほら、背中見せて下さい。そう言いながら、苓さんは私の肩に手を乗せ、くるりと私の体を回転させた。

「それに、さっき店員の中に男性もいました……。絶対
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  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   428話

    「怪我をしているのに、苓さんにやらせてしまってごめんなさい」 「気にしないでください。それに、怪我だってそこまで酷くはないですから。背中さえ気を付けていれば大丈夫です」 苓さんが優しく微笑み、そう言ってくれる。 きっと私がさっきの話で落ち込んでいるのは苓さんにお見通しなのだろう。 苓さんから気遣うような感情が感じられる。 怪我をして、大変な目に遭ったのは苓さんなのに、苓さんに気遣わしてしまったら駄目だ。 週明け、誰が情報を流しているのか。 本当にそんな人はいるのか。 それを私がしっかりと調べないと。 私は、そう心に決めた。 夜。 食事も終わり、後はお風呂に入って眠るだけ。 今は苓さんとソファに並んでテレビを見ていたけど、そろそろお風呂に入った方がいいだろう。 私はちらり、と時計を見た後、苓さんに顔を向けた。 「苓さん、お風呂に入っちゃいましょう」 「──そうですね、もうこんな時間か」 分かりました、とソファから立ち上がる苓さんに続いて、私も立ち上がる。 すると、苓さんが私が立ち上がった事に不思議そうな顔をした。 「どうしたんですか、茉莉花?」 「苓さん、怪我をしているからお風呂入るのが大変ですよね?私も一緒に入ります」 「──え?」 まさか私がそんな事を言うとは思わなかったのだろう。 苓さんは呆気に取られたようにぽかん、と口を開けたまま固まってしまっている。 私は気にせず、お風呂道具を用意し始めた。 「ま、待って、待ってください茉莉花……!」 「──え?」 私がテキパキと準備をしていると、それまで固まっていた苓さんが、慌てて私を引き止める。 びっくりして振り向くと、苓さんの顔は真っ赤に染まっていた。 「じ、自分1人で大丈夫です……!1人で洗えますから、茉莉花は気にしないでください……!」 「そんな事出来ません……!背中を切っているんですよ?1人で入ったら、どこが傷口か分からないし、濡れちゃうかもしれないじゃないですか。私も一緒に入って、手伝います!」 「だ、だけど……っ」 「ほら、行きましょう苓さん……!」 私は戸惑う苓さんの手を掴み、部屋にあるお風呂へ向かった。 普段は、部屋にあるお風呂じゃなくて、家の中にあるお風呂を使う。 そっちの方が広々としていて、のびのびとお風呂に入れるから。 だけど

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   427話

    「ただいま戻りました……」 「お邪魔します」 私と苓さんが帰宅すると、お母様がパタパタと足音を立てて出迎えてくれた。 「お帰りなさい、2人とも。馨熾さんは今日明日と出張だから帰らないわ。今日は大変だったわね、2人とも。ご飯は食べた?」 「いえ、まだです……。だけどごめんなさいお母様、食欲が無くて……今日は早めに休みますね」 「──あっ、茉莉花」 私はお母様に軽く頭を下げると、そのまま廊下を進み自分の部屋に向かった。 お母様と苓さんがまだ少し話しているのが後ろから聞こえた。 だけど、私はもしかしたら自分の会社に情報を流している人がいるかもしれない、と言う事を考えていたせいで後ろの2人を気遣う事が出来ず、そのまま部屋に戻った。 自分の部屋に入り、力なくソファに座る。 着替えもしてしまいたかったけど、その気力がなくって。 もし、本当に会社の人が涼子に情報を流していたら。 私が気付けず、呑気に過ごしていたせいで苓さんが2回も危険な目に遭ったのだとしたら。 「私は、自分自身が許せないわ……っ!」 私がのほほんとしていたせいで。 しなくていい怪我をしたかもしれないのだ。 「私のせいで……っ」 ぐっ、と背を丸め自分の顔を両手で覆う。 情けなくてしょうがない。 そうしていると、私の部屋の扉がコンコン、とノックされた。 「──茉莉花、入りますよ?」 「苓さん……?」 部屋にやって来たのは苓さんで。 私はソファから立ち上がり、扉を開けに行く。 すると、苓さんは食事が乗ったトレーを持って立っていて。 食事から温かな湯気が立ち上っている。 きっと、お母様が私と苓さんがいつ帰ってきてもいいように準備してくれていたのだろう。 「茉莉花のお母さんが用意してくれていました。今日はずっと俺についていてくれて、お腹が減ったでしょう?お母さんのご飯を食べましょう」 「苓さん……。ありがとうございます、食べます」 私が食べる、と返事をすると苓さんはほっとしたように微笑んだ。 苓さんからトレーを受け取り、一緒に部屋に入る。 「茉莉花、冷蔵庫を開けても?」 「ええ、大丈夫です。ありがとうございます」 私の部屋には小型冷蔵庫がある。 苓さんは私の部屋で過ごす事が多くなったから、冷蔵庫には私が好きな飲み物と、苓さんが好きな飲み物が常に常備され

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   426話

    苓さんの言う通り、谷島さんからのメールには涼子が女性スタッフに接触していた事。 そして、女性スタッフを唆し、苓さんを狙う事を指示されたと書かれていた。 「……プレオープン前のあのお店の情報を、涼子が知っている……?」 「ええ、そうなんです。……以前茉莉花から聞いた時も、違和感を覚えていて。……俺が以前、怪我をして搬送された時。その時も、茉莉花に速水 涼子から連絡が入ったんですよね?」 「そ、そうです……!それも、苓さんが搬送されてまだそんなに時間が経っていないのに……」 あの時の事はしっかりと覚えている。 苓さんの頭から、血が流れる光景。 私を庇ったせいで、苓さんが大怪我を負った、と自分自身を責めたから。 そして、そんな私に追い打ちをかけるように涼子からメッセージが届いたのだ。 あの時、きっと涼子は私の近くに居た。 私が絶望に打ちひしがれているのを見て、とどめを刺すようにメッセージを送ったのだろう。 それは、容易に想像が出来た。 「……俺や、茉莉花──いや、茉莉花の行動が筒抜けになり過ぎていませんか……?」 苓さんの言葉に、私ははっとする。 確かに、言われてみればそうだ。 どうして涼子は私の行動を把握しているの? 今回の、和風庭園カフェのプレオープンだって、どうしてその日付まで知っているの……? 「和風庭園カフェの事は……記念パーティーが開催されているし、ネットニュースにもなっているから、知っていてもおかしくは無い。……だけど、どうして茉莉花と俺が視察する日を知っているのか……そこがおかしいんです」 苓さんの言葉に、私も頷く。 「苓さんの言う通りです」 考えたくないけど──。 もしかしたら──。 私が考えていた事を、苓さんがはっきりと言葉にした。 「小鳥遊建設か、藤堂グループか……。どちらかに内通者──情報を、速水 涼子に流している人間がいる。俺は、そう思います」 「──っ」 疑いたくなかった。 だけど、私のスケジュールを把握していると言う事は。 そう言う事、だ。 私はぎゅっと目を閉じ、悔しさに唇を噛み締めた。 「……来週、出社したら……社内を1度確認、します……」 「ええ、そうしてください。俺も、小鳥遊建設で1度社内システムを確認します」 まさか、社内に内通者がいるなんて。 そうじゃないと願いたい

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   425話

    「苓さん、お待たせしました。家に帰りましょう」 「──え?」 私が戻るなり伝えた言葉に、苓さんはきょとんと目を丸くした。 苓さんもこの後、警察署に行くものとばかり思っていたのだろう。 だから私は今さっき電話で話した事を苓さんに説明する事にした。 「何だか、今日は来なくても大丈夫ですって。詳しい事は後日聞きますって言ってました。苓さんは藤堂で寝泊まりしますって伝えたら、警察の方が後日家に来るそうです」 「──茉莉花の家で過ごしていいんですか?本当に?」 私の言葉に、苓さんの表情がぱっと明るく変わる。 「ええ、もちろん。……もし苓さんが良ければ、これからもずっと暮らしませんか?」 苓さんから聞いた、小鳥遊のご両親の話──。 きっと、幼少期からずっと辛い思いをしていたのだろう。 長男も、次男も成功して──スペア扱いだった苓さんへ、苓さんの両親は愛情をたっぷり注いでくれたのだろうか。 いえ、きっとそれは無い。 苓さんの話や、態度から両親に愛されていたような雰囲気は感じなかった。 むしろ、その逆で。 ずっと寂しい思いをしていたのかもしれない。 それなら──。 藤堂の家は。 私のお父様やお母様は、少し過干渉だとは思うけど。 両親は娘の私の欲目を抜かしても、しっかり個人を見てくれる人だし、愛情深い人達だと思う。 それに、苓さんの事が大好きな私もいるから。 苓さんとは、何れ近い内に一緒になるのだ。 それなら、少し同居が早くなってもいいんじゃないだろうか。 一緒にいれば、怪我をした苓さんの生活のお手伝いだって出来る。 私の考えを苓さんに伝えると、苓さんは嬉しそうに頷いてくれた。 「ありがとうございます。藤堂の家に、お世話になります」 「分かりました。では、お父様に伝えておきますね」 私はお父様に一報を入れ、苓さんと一緒に病院を後にした。 車に乗り込み、走り出してから少し。 スマホを確認していた苓さんが私に声をかけてくれた。 「──茉莉花、谷島から連絡が……!」 「えっ、谷島さんから?……捜査に進展があったんですか?」 私の言葉に、苓さんは持っていたスマホを私に見えるように見せてくれた。 「今回の事件、どうやら速水 涼子が関わっていたみたいです」 「──えっ!?」 「あの女性スタッフ、速水 涼子からの依頼を受けて

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   424話

    女性スタッフは写真から顔を逸らし、小さな声で答えた。 「──っ、知り、ません……」 青い顔でしらを切ろうとする女性スタッフ。 谷島はため息を吐き出した。 「君は、この女性がどんな恐ろしい事をしたか、知っているか?」 「──え」 「坂口 美波さん。あなたの供述は一貫性が無く、信用に値しない。……それに、防犯カメラにもしっかり映っている。あなたは小鳥遊 苓に襲われたんじゃく、自ら彼に迫り、そして押し倒した。その結果、小鳥遊さんは怪我を負った。……捜査に協力的ではない今の態度だと……結果は悪い事になりますよ」 「──っ」 そう。 今回の事件は、全て防犯カメラに映っていたのだ。 茉莉花が警察への通報を指示した時、女性スタッフ──坂口はそこまでやるつもりは無かった。 寧ろ、自分が犯罪行為を働いたのだ。 警察に通報され、しっかり調べられたら自分が嘘をついて苓を陥れようとした事が簡単にバレてしまう。 だからこそ、その動揺や恐怖から、警察が来て事情を聞かれている時も坂口は動揺し、供述が一転二転した。 襲われて、動揺しているのではない。 何か嘘をついているから、それが発覚するのを恐れている。 その動揺だ。 そう判断した警察は、見方を変えた。 もしかしたら、これは単なるトラブルじゃないかもしれない。 警察は坂口だけではなく、坂口に対して何か不思議に思う事や、普段の彼女の様子を店のスタッフに聞いた。 そうしていると、他のスタッフから坂口が仕事仲間ではない女性と店の裏で会い、話しているのを見た事があると複数人から話されたのだ。 それを聞いた警察が、周辺の道路の防犯カメラを探し、映像を確認した所、他のスタッフの言葉通り、確かに坂口と別の女性が映っているのが確認出来た。 そして、そのもう1人の女性──。 その女性が、速水 涼子だと分かり、警察は警視庁刑事課の担当刑事、谷島にすぐに報告をしたのだ。 未だだんまりを続ける坂口に、谷島は懐から手錠を取り出した。 「──指名手配犯、速水 涼子の協力者と判断し、坂口 美波さん。あなたを緊急逮捕します」 「──えっ!?」 谷島が口頭で弁護士の事、拘束についてなどを説明していると、坂口がぎょっとして顔を上げた。 「まっ、待ってください!私、知らなかったんです……!あの女性が指名手配犯なんて……っ!ぜ

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   423話

    ◇ 「縫合の必要はなさそうですね。傷口の洗浄も終わりました。化膿する恐れもなさそうなので、帰宅いただいて大丈夫ですよ」 あれから。 病院に搬送された苓さんを、お医者さんが診てくれた。 幸いな事に、手術するような大きな切り傷じゃなくて。 傷口を診て、処置をしてくれたお医者さんがそう言ってくれて私と苓さんはほっと安堵の息を吐き出した。 「良かった、帰宅出来るんですね……!」 「ええ、ですが今夜熱が出る可能性があります。解熱剤と抗生物質を処方しておきますので、熱が出たら必ず飲んでくださいね」 「分かりました」 「あの、先生……!お風呂とかは、入らない方がいいですか?」 私は、先生に質問をする。 すると先生は私に体の向きを変えて、答えてくれた。 「お風呂も入って大丈夫ですよ。ですが、傷口を濡らさないよう、奥様が入浴のお手伝いをしてあげてください」 「──分かりました」 「日常生活を送る分には支障はありません。ただ、工事現場で動く、とか走る、などの体を激しく動かすような行動は暫く避けてくださいね」 「はい、分かりました」 「では、処方箋を出しておきます」 「ありがとうございました」 先生の話を聞き終えた私達は、病室を出るために椅子から立ち上がる。 すると、苓さんが僅かに体を強ばらせ、顔を顰めた。 縫合するほどの傷ではないとは言え、切っているのだ。痛くないはずが無い。 「苓さん、手を……。私に掴まってください」 「俺が体重をかけたら、茉莉花が潰れてしまいます」 「それくらい大丈夫です!しっかり支えますから」 そんな事を話しながら私と苓さんは診察室を出た。 苓さんを待合室の椅子まで支え、座ってもらうと私は思い出す。 そうだった、警察に連絡をしないと……! 「苓さん、私ちょっとだけ離れて電話をしてきますね。警察の方に連絡をしないと……!」 「だけど、1人じゃあ──」 「大丈夫です、──ああ、ほら!護衛の方も少し離れた場所で控えてくれていますから!」 私が視線を向けた先に、苓さんが手配してくれていた護衛の姿を見つける。 救急車で搬送された時、護衛もしっかり後を追ってくれていたのだろう。 護衛の姿を確認した苓さんは安心したのだろう。 渋々ではあるけど、頷いてくれた。 「──分かりました。だけど、俺の目の届く所にいて

  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   143話

    スマホの向こうから、苓さんの低くて艶のある声が耳に届いた。 「こんばんは、苓さん」 軽くカーディガンを羽織り、窓際まで歩いて行く。 窓からは雲がかかり、朧月が幻想的で、ついつい私は窓に手を添えた。 もしかしたら、苓さんも今空を見ているかもしれない──。 同じように、こんな風景を見ていたら、と考える。 私がそんな事を考えていると、苓さんがふと言葉を発した。

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  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   101話

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  • あなたの「愛してる」なんてもういらない   66話

    ◇ 温かくて、柔らかくて、ふわふわする──。 微睡みの中で、俺は目の前の柔らかな物に擦り寄った。 いつまでも触っていたくなるような、そんな感触。 何かが邪魔をしていて、俺は無意識のうちに手を動かした。 手のひらに吸い付くようなしっとりとした手触りが気持ちよくて、力を込めてしまう。 瞬間。 「──んぅ」 「……っ!?」 頭上

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