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63話

Auteur: 籘裏美馬
last update Date de publication: 2025-11-10 19:15:44

それから。

私と小鳥遊さんは少しの間、その場で会話を続けた。

夕食の時間が近付いた所で、話を切り上げ、私たちは本邸に戻って、夕食を摂った。

小鳥遊さんはお父様やお祖父様とお仕事の話をしつつ、彼らの質問責めにも楽しそうに、少しも嫌な顔を見せずに回答してくれた。

小鳥遊さんは、お父様とお祖父様に晩酌に誘われ、私は一足先に食堂を後にし、入浴を済ませてしまった。

お風呂が終わり、廊下を歩きながら考える。

「小鳥遊さん…お風呂の場所とかちゃんと覚えているかしら…」

別邸を見終わった後、本邸に戻ってきた私と小鳥遊さん。

夕食の時間までの短い間に、本邸の中を軽く案内はしたけど、お酒が入っている小鳥遊さんが果たして無事にお風呂に向かえるか。

それが心配になってしまい、私はまだ晩酌が続いているであろう食堂に向かうため、行先を自分の部屋から食堂に変えた。

食堂に近づくと、食堂は既に灯りが落とされて暗くなっている。

「あれ、もう暗い…。と言う事は、もうお開きになったのね」

じゃあ、小鳥遊さんも部屋に戻れたのかも。

そう思い、私が引き返そうとした時。食堂
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