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56.社長とお姉ちゃんの初対面④

Author: Aica
last update publish date: 2025-09-18 00:28:34

「お姉ちゃん、それはもういいじゃん。そんなのいきなり困っちゃうから」

あたしはとりあえず今のピンチを逃れることに必死で。

「大丈夫。依那。ちゃんと答えるから」

すると、社長がそっとあたしに声をかける。

「え……?」

「素直で純粋で、仕事にも勉強熱心ですし、何より明るくて一緒にいて自分が楽しいんで。オレが一緒に住もうって誘いました」

社長……。

また自分が想像もしていなかった言葉が飛び出す。

そんなあたしの中身に対して言ってくれるなんて思わなくて。

もし何かを言うとしたら、家事をしてくれるだとか、そういう感じのことだと思ってたから。

社長は、そんな風にあたしのことを思ってくれてるってこと……?

別に好きとか言われた訳じゃないし、この追い詰められた状況で、どうにか好きっぽく納得出来る理由を探しだしただけかもしれないけど。

だけど、例えその時の言葉だけだったとしても、そんな風に少しでも社長に思ってもらえてるのが、すごく嬉しい。

ちゃんとあたし自身を見てもらえてるみたいで、胸がギュッとなる。

「そう……なんですね。あなたは、ちゃんと依那を見てくれてるんですね」

「はい」

そしてまさかのお姉
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    「冷蔵庫のやつも……オレのために、してくれたってこと?」「あっ、はい。社長がもうすぐ帰ってくると思ったらなんかしたくて落ち着かなくて。そろそろ日本食恋しくなる頃かなぁなんて。社長いつ帰ってくるかわかんなかったですけど、仕事やこういう急に出かけたりした時、すぐ食べれるようにしておきたかったんです」「ごめん。帰る日連絡しなくて」「あっ、いえ。あたしが勝手に自己満足でしたかっただけなんで! っていうか、いつ帰ってきても料理があるってホッとしませんか? せめてあたしがここにいる間は、居心地いいと思ってもらえる場所に出来たらなって思って……」単純だけど、少しでも社長の情を繋ぎ止められるならなん

    last updateLast Updated : 2026-03-25
  • おいしい契約恋愛   109.伝えたい気持ち・知りたい気持ち⑫

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    last updateLast Updated : 2026-03-23
  • おいしい契約恋愛   43.動き始めた二人の関係③

    そしてその日の夜。 あたしはまだ家にいる。 時間的には23時。うーんと、この前これくらいの時間には社長もう帰ってきてたよね? でもあれは打合せでご飯食べずに帰ってきたってだけで、今回とはまた違うけど。 そもそも社長が会食した時のスケジュールがわからない。 食事だけじゃなくお酒も入るって言ってたからその食事するお店でお酒を飲むのか二軒目に移動してお酒だけを飲むのかそういうこともわからない。っていうか絶対じゃないって言ってたしな。 もしかしたら今回は大丈夫で普通に仕事の話だけして帰ってくるパターンかもしれないし。 そしたらあたしの出番はないってことなんだよな。 でももしそうい

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