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第3話

Penulis: 霜晨月
last update Tanggal publikasi: 2025-11-21 17:26:20

蕭晗は雷に打たれたような衝撃に身を強ばらせ、驚愕と恐怖に駆られて無我夢中で抵抗した。

だが、周歓の動きに一切の躊躇はない。蕭晗の意識が虚ろになった隙を突き、さらに大胆な手が伸ばされる。

びりり、と衣を引き裂く生々しい音が響いた。

下半身を走り抜けた冷気に、蕭晗ははっと我に返る。

一国の君主たるこの身が、これほどの不埒者に遭うことなど、ましてやこれほどの辱めを受けることなど、未だかつてなかった。

両手で狂ったように相手を叩き、突き飛ばそうとするが、なにしろ深窓の育ちである。野で鍛えられた周歓の、生命力漲る逞しさには到底及ばない。その弱々しい抵抗は、周歓の目にはかえって興をそそる媚態としか映らなかった。

「離せ……んぐっ!」

蕭晗が声を張り上げようとした瞬間、その口は乱暴に塞がれた。

周歓は蕭晗が叫ぶことを見越していたかのように、引き裂いた袴の切れ端を丸めてその口に深く押し込む。さらに残りの布で両手首をきつく縛り上げ、頭上へと組み敷いた。

「ん……っ!」

焦りと屈辱に、蕭晗の目から涙が迸る。しかし、もはや叫ぶことも身動き一つままならなかった。

揺れる燭光に照らし、周歓は蕭晗の顔をじっくりと検分する。屈辱と怒りに震えるその面差しは、抗いがたい色香を放っていた。

ごくりと喉仏が動き、周歓は掠れた声で囁いた。「陛下、ご無礼つかまつります」

その言葉は蕭晗をさらなる恐怖の淵へと突き落とし、必死に身を引こうともがく。だが、手中に収めかけた獲物を、周歓が易々と逃すはずもない。抵抗する蕭晗の腰を無造作に掴むと、力ずくで己のもとへと引き寄せた。

びくりと蕭晗の体が跳ねる。脳髄を揺るがす轟音。あたかも稲妻が天から落ち、その脳天を真っ二つに引き裂いたかのごとき衝撃であった。

肉を裂く激痛に、蕭晗は白目を剥き、声にならない悲鳴を上げた。堰を切ったように、涙が滂沱と溢れ落ちる。

やがて、彼は魂の抜け殻となり、ただ虚ろな眼差しで天井を見つめるばかりであった。

そのとき周歓の胸中を、名状しがたい征服感が満たしていたことなど、蕭晗に知る由もなかった。

それもそのはず、今や己が腕の中にいるのは、かつて遥か雲の上から世を睥睨していた、手の届かぬはずの一国の帝王。かたや自分は、この世で最も卑しいとされる賤民に過ぎないのだから。

それが、どうだ。一瞬にして天と地は覆り、気高き一国の君主が、卑賤の身である己に組み敷かれ、思うがままに貪られている。

何かに憑かれたように、周歓は身を屈めた。蕭晗の口から布を乱暴に引き抜くと、わずかに開いたままの唇へと、吸い付くように口づけた。

周歓の舌は熱く濡れそぼり、さながら生き物のように執拗に絡みついてくる。たちまちのうちに蕭晗の意識は朦朧とし、息も絶え絶えになった。

唇が離れ、間近で四つの瞳が絡み合った。

激しく脈打つ鼓動のままに蕭晗は周歓を見上げ、周歓もまた、荒い息をつきながらその顔をじっと見つめ返していた。

蕭晗の目尻には小さな泣きぼくろがある。燭光に濡れたその流し目は、抗いがたいほどに艶めかしく、見る者を惑わせる。ふと心を奪われた周歓は、そのほくろに唇を寄せようと再び身を屈めた。

蕭晗が反射的に顔を背けたため、その口づけは乱れた鬢に落ちた。

(妙だ……この胸の奥がむず痒くなるような感覚は。いったい、どうしたというのだ……?)

蕭晗が茫然自失としていると、不意に体がふわりと浮き上がった。周歓に抱き起こされたのだ。

己の身体でありながら、その感覚はあまりにままならず、どうしてよいかわからない。嵐の海でようやく掴んだ一本の藁に縋るように、彼は必死で周歓の首に抱きついた。

至近距離で視線が絡み合う。なおも虚ろな瞳で周歓を見つめ、蕭晗は掠れた声で尋ねた。「おまえ……名は……何と申す」

周歓は喘ぐような息の下から答えた。「……周歓、と申します」

蕭晗が反射的に顔を背けたため、その口づけは乱れた鬢に落ちた。

(妙だ……この胸の奥がむず痒くなるような感覚は。いったい、どうしたというのだ……?)

蕭晗が茫然自失としていると、不意に体がふわりと浮き上がった。周歓に抱き起こされたのだ。

己の身体でありながら、その感覚はあまりにままならず、どうしてよいかわからない。嵐の海でようやく掴んだ一本の藁に縋るように、彼は必死で周歓の首に抱きついた。

至近距離で視線が絡み合う。なおも虚ろな瞳で周歓を見つめ、蕭晗は掠れた声で尋ねた。「おまえ……名は……何と申す」

周歓は喘ぐような息の下から答えた。「……周歓、と申します」

「しゅう……かん……」

蕭晗が、その名をそっと呼んだ。頬にかかった一房の美しい髪が、そのまま唇に咥えられている。しかし、その表情には、もはや最初のような苦痛の影は微塵もない。

その様子を目にした周歓は、抑えきれぬ激情にさらに突き動かされ、蕭晗の腰を折らんばかりの力で抱き寄せた。逞しい長い腕がその華奢な体を締めつけ、まるで獲物を貪る猛獣のように、嵐のごとき激しい攻めを次々と浴びせかけていった――。

周歓は、まるで泥に沈むように深い眠りに落ちていた。

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